地方でバイキングをもっとしていきたい
高知のおいしいものを食べまくり、満足した。他の地方でもやりたい。北海道とかにも行きたいし、海外でやるのもいなと夢がひろがる。もしくは上野のアメ横とかでもやりたいと思ってます。
1か所で終わったらさみしいと思い、少し時間を開けて(最初に飛ばしすぎてお腹いっぱいだったから)高知市の中心にある「ひろめ市場」に行った。
ひろめ市場は一般的な市場のような役割ではなく、フードコートや屋台村のような場所である。
多くの飲食店があり、お店ごとに高知の特産品や名物が並んでいる。そして、買ったものを食べながら、お酒を飲むことができるのだ。
ちなみにひろめ市場の「ひろめ」とは幕末の時代、土佐藩にて4代の藩主に仕えた家老であった深尾弘人蕃顕(ひろめしげあき)から来ており、一帯は市民から親しみを込めて「弘人(ひろめ)屋敷」と呼ばれていた。
そして現代になり、商店街の活性化につなげようと企業や組織が計画し、1998年に生まれたのが「ひろめ市場」である。
ゴールデンウィークの初日の夕方に行ったのだが、めちゃくちゃ混んでいる。ものすごく混んでいて、買うのにも行列ができていたり、席がなくてウロウロしている人も見かける。
ひろめ市場内で食べようとしている人はまず席を取らないと、市場で立ち尽くすことになる。自分がそうだから。
カツオのたたきは買うとして、あと何を買おうか。サニーマートでだいたいの名物は買ってしまった。
そう思っていたが、まだあった。チクキューである。
これを見て、うちの母親もよく作っていたのを思い出した。ごはんのおかずにはならないよなーと子ども頃には思っていた。
今思い出すとおつまみとして最高だなと思う。チーズも入れてほしい。
さらに市場を散策しているとブリの刺身にぬたがのっているものがあった。ぬた?
店員さんに聞いてみる。ぬたとは「すりつぶした葉ニンニクに味噌、お酢、砂糖やゴマを合わせたもので、脂がのったブリに合いますよ。高知ではブリの刺身にはぬたをかけるのが一般的です」とのこと。
わかめなどの海藻に酢味噌がのっているものをぬたと呼ぶのは聞いたことあるが、これはちょっと違う。どんなものなのだろう。買ってみた。
この他にも鯛めしやカツオの刺身にカツオのたたきなど8品を買った。他にも高知のぎょうざもおいしそうだったが、行列で買えなかった。子孫に伝えて無念を晴らしたい。
順番に紹介していこう。こういうとき、一番よかったやつだけを紹介するほうが読みやすいと思うが、全部よかったので紹介させてください。
めずらしいものがたくさんある。ウツボは独独の歯ごたえでさっぱりしている。からあげもおいしい。からあげっておいしい。タルタルかけたい。
ブリの刺身も脂がのっていておいしいのだが、このぬたがすごくおいしい。
酢味噌のさっぱりした後味に、葉ニンニクの辛味と風味がうまさを倍増させている。白米でもおいしいし、日本酒とか焼酎、ビールも合うと思う。これでステーキとかも食べてみたい。
最高のバイキングを体験している。こんないいことしていいのだろうか。いいだろう。だって高知へ向かう深夜バスで「お前、前世でなにかあったのか?」と思うぐらい前の席の人が倒して来たから。
休憩のときにめちゃくちゃ顔を見てやった。ぐっすり眠るその人の顔を見て、平和な世の中にしていきたいと思った。
ローカル番組を見ながら食べたかったが、普通に東京でも見られるテレビしかやっていなかった。
からふる(高知で月曜日~金曜日の夕方に放送しているワイドショー番組)を見たかった。
高知のおいしいものを食べまくり、満足した。他の地方でもやりたい。北海道とかにも行きたいし、海外でやるのもいなと夢がひろがる。もしくは上野のアメ横とかでもやりたいと思ってます。
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