小躍りを見たい。そして躍りたい
『市原隼人が筑前煮の登場に小躍り』というニュースの見出しがあった。よく分からないがとにかく喜びは伝わってくる。
このように文章ではよく見る「小躍り」だが、具体的にどんな動きかと聞かれるとはっきり答えられない。市原隼人は筑前煮を前に何をしたのだろう。
喜びが溢れて体が動いてしまったわけだが、感情ではなく体の動きにピントを合わせようとするとぼやけてしまう。
小躍りを見たい。そして躍りたい。
春にぴったりのワークショップ
ダンサーのトチアキタイヨウさんに来ていただいて、各々が考えた小躍りを片っ端から試した。
躍りましたとも。小躍り。
「あぁ、嬉しそう」「良い気分になる」「これは踊りすぎ」などと言い合いながらご機嫌な動きを試す、春先にぴったりなワークショップだった。
発見した動きを紹介します。
3つの分類
「小躍り」を辞書で検索すると「喜んで体を小刻みに動かすこと」「飛び上がらんばかりに喜ぶこと」とある。
しかしそれだけじゃない微妙なニュアンスがあると思う。
事前にトチアキさん(左)、ウェブマスターの林さん(右)と事前に打ち合わせをして「小躍り」の認識を共有した。
この打ち合わせをもとに、トチアキさんに小躍りのベースとなる動きを3つ考えてきてもらった。
この3つである。どれも小躍りの「小」の部分に注目している。
どれも根源的な体の動きだ。逆に、この動きで気分の方を上げる効果がありそう。
深呼吸と同じだ。体の動きで気分を作る。小躍りをすれば楽しい気分になる。
分類1【隠す】
まず隠す小躍り。
ガッツポーズを体の後ろに隠す。嬉しいんだけど、大きく動けないという状況が生んだ小躍り。
合格発表をイメージした。掲示板の前で色んな人がいる中、抑えきれなかった喜び。
ぶりっ子のポーズだ。想像より大きなパフェが出てきて、最小限のガッツポーズ。これ小躍りだったのか。
トチアキ:小さく喜ぶだけでも小躍りっぽいですね
トルー:そうですね あとぶりっ子のポーズが優秀なのが発見でした。そこまで力まないでできるし
林:やりがちなことって、やっぱり理由があるもんですね