特集 2023年3月21日

小躍りワークショップで小躍りが分かった

春ですね

「小躍り」という表現、文章では見るが具体的にどんな動きか分からない。

意味から察するに楽しげな動きなのだろう。だったら絶対にやっておきたい。ダンサーのトチアキタイヨウさんと一緒に、小躍りについて考えました。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

前の記事:ドエトスフスキー、ドエストフスキー 〜みんなのオードソックス発表


小躍りを見たい。そして躍りたい

『市原隼人が筑前煮の登場に小躍り』というニュースの見出しがあった。よく分からないがとにかく喜びは伝わってくる。

このように文章ではよく見る「小躍り」だが、具体的にどんな動きかと聞かれるとはっきり答えられない。市原隼人は筑前煮を前に何をしたのだろう。

喜びが溢れて体が動いてしまったわけだが、感情ではなく体の動きにピントを合わせようとするとぼやけてしまう。

小躍りを見たい。そして躍りたい。 

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春にぴったりのワークショップ

ダンサーのトチアキタイヨウさんに来ていただいて、各々が考えた小躍りを片っ端から試した。

躍りましたとも。小躍り。

「あぁ、嬉しそう」「良い気分になる」「これは踊りすぎ」などと言い合いながらご機嫌な動きを試す、春先にぴったりなワークショップだった。

発見した動きを紹介します。 

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3つの分類

「小躍り」を辞書で検索すると「喜んで体を小刻みに動かすこと」「飛び上がらんばかりに喜ぶこと」とある。

しかしそれだけじゃない微妙なニュアンスがあると思う。

事前にトチアキさん(左)、ウェブマスターの林さん(右)と事前に打ち合わせをして「小躍り」の認識を共有した。

小躍りのための事前打ち合わせである。白鳥のような優雅な時間の使い方。

この打ち合わせをもとに、トチアキさんに小躍りのベースとなる動きを3つ考えてきてもらった。

【隠す】
【跳ねる】
【揺れる】

この3つである。どれも小躍りの「小」の部分に注目している。 

どれも根源的な体の動きだ。逆に、この動きで気分の方を上げる効果がありそう。

深呼吸と同じだ。体の動きで気分を作る。小躍りをすれば楽しい気分になる。 

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分類1【隠す】

まず隠す小躍り。

004.jpg
こちら

ガッツポーズを体の後ろに隠す。嬉しいんだけど、大きく動けないという状況が生んだ小躍り。

応用してみよう。肩だけでガッツポーズ
足だけでガッツポーズ

合格発表をイメージした。掲示板の前で色んな人がいる中、抑えきれなかった喜び。

体の正面に隠したガッツポーズ

ぶりっ子のポーズだ。想像より大きなパフェが出てきて、最小限のガッツポーズ。これ小躍りだったのか。 

林さんは物で隠すガッツポーズ
配電盤の陰でガッツポーズしている
喜びと驚きで顔の色んなところおさえるやつ、これも隠す小躍りかもしれない(後日思いついて撮った)

トチアキ:小さく喜ぶだけでも小躍りっぽいですね 

トルー:そうですね あとぶりっ子のポーズが優秀なのが発見でした。そこまで力まないでできるし

林:やりがちなことって、やっぱり理由があるもんですね

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