特集 2019年5月27日

切手の額面を予測して戦え!切手カードバトル

男たちの切手を巡る戦いが今、始まる。

いつも使わない額の切手を見たら、デザインの柄だけではそれが何円の切手なのか想像もつかなかった。

デザインだけじゃ切手の額面ってわからないものだなー。これは、カードゲームにしたら楽しそうだ。

カードゲームにしました。

※郵便切手類をそのまま印刷することは「郵便切手類模造等取締法」に抵触する。当記事は総務省規定に基づき、切手右下に斜線を表示して扱った。

埼玉生まれ、神奈川育ち、東京在住。会社員。好きなキリンはアミメキリンです。右足ばかり靴のかかとがすり減ります。(インタビュー動画)

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はじめに、簡単に切手の歴史

ちょっとだけ漢字の多い話を始めにすると、そもそも日本で切手が誕生したのは明治4年だそうだ。

明治維新。近代化の流れにより運送の主流だった民間の飛脚をすべて禁止し、郵便の制度を確立させた。切手もその中で誕生したものだ(それにしてもたった4年でそこまで漕ぎ着けるのすごいな)。

はじめの頃は25里(約100km)で100文(現在の2,000円前後?)、というような距離換算だったようだ。通貨改革の狭間だったため通貨単位は江戸時代のままだった。

こうして郵便用の金券という役割を果たしていた切手が脚光を浴びたのは20世紀の中ごろ。1957年にグリコが商品のおまけとして国内外の切手を入れたことを発端として切手ブームが起こった。

今でもコレクター人気の高いアイテムだけど、何にせよ「絵柄がいっぱいあって楽しい」というのが大きなところだと思う。

そんな切手がカードゲームになりました。

希少性やらなんやらで高値がつく切手もあるけれど、今回はそんな相場などは一切無視して、「切手に書かれている額面」に絞ってゲームを進めよう。

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切手カードゲームをつくる

ルールは簡単で、より額面が高い切手を出した人が勝ち、という対戦ゲームである。

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繰り返すが切手をそのまま印刷したら怒られるので、斜線を引いた上でさらに「みほん」と書いた。おこられたくないのだ

詳しい流れはゲームのなかで説明していこう。とにかくやってみるぞ。

開催!第1回切手カードバトル

今回は切手ゲームのプレイヤーを二人お呼びした。

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ライターのトルーさんと、カードゲームが好きだという友人の西新井さんを呼んだ。バトルだ!
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そして進行役は背景の色と同化している筆者、北向ハナウタがお送りします

今回は「昭和後期」「平成初期」「平成後期」という時代に分けて3試合を行った。まずは「昭和後期」からはじめよう。

■1試合目〜昭和後期シリーズ〜

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それっぽいカードと下に敷くシートを作ったら喜んでもらえた

トルー:なんとなく、小さい生き物が安くて、大きい生き物からだんだん建物?になる、っていうイメージがあります。
西新井:そうかも。

昭和後期シリーズでは、主に1980-1988年の封書が60円時代の切手を揃えた。それぞれが引いた5枚のカードがこちら。

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仏あり植物あり人物あり…それぞれの額面を予想して戦え!

お互い手札から1枚ずつカードを出して対戦。すべて出し終えた時点で勝った枚数の多い方がゲームの勝者となるのだ。

1ターン目 先攻:西新井

トルー:なんとなく強そう弱そうはあるけど…
西新井:これとこれはどっちだ、みたいなのもありますよね。

トルーさんは昭和62年生まれ、西新井さんは平成生まれなので昭和後期シリーズは馴染みのない切手群だ。

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西新井:じゃぁ、先攻なのでとりあえず「ハート形土偶」を出します。
トルー:なんだろ、一番安くはないけど、真ん中くらいの額面ですかね?
まずは勝ちに行こうかな…「弥勒菩薩像-広隆寺」を出します。弥勒菩薩は、こう…偉いじゃないですか。

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トルー:あれ、でも弥勒菩薩って悟りを開く前のブッダですよね、もしやわりと安い…?

菩薩の悟りの進捗まで考慮した推理だ。なんだなんだ、作者が思っていたより高尚なバトルがはじまるぞ。

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二人:せーの、どん!
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右下に書かれた数字が額面

トルー:弥勒菩薩600!?そんな額面あるんですか!?

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思いがけない強さに慌てるトルーさんと笑う西新井さん

トルーさん、勝ったはいいが大差がついてしまった。
限られたカードの中で、できるだけギリギリで相手を上回るのがこのゲームの勝利への鍵。この誤差が後々どう響くのか…?

カードを出す順番を変えて、次はトルーさん先攻のターンだ。以降、先攻と後攻が交互に入れ替わる。

2ターン目 先攻:トルー

トルー:じゃぁ、次はこれ、「人物画像鏡」。これも額面わからなくないですか。
西新井:確かにむずかしい…まぁでも1敗しているのでとりあえず勝ちたいですね。「弥勒菩薩像-法隆寺」を出します。

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この1980-1988年シリーズは弥勒菩薩が法隆寺と広隆寺の2種あるのだ。同じ時代に同じモチーフを扱っているのはかなり珍しい。

二人:せーの、どん

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西新井:よーし!

いい具合の差で勝利を収めた西新井さん。
170円というと中途半端な額に見えるが当時の100g以内の定形外郵便の料金だ(いまは140円。安くなっている)。

2ターンを終えて状況は以下のとおり、1対1で勝負は中盤へ。

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3ターン目 先攻:西新井

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西新井:じゃぁ、ここで「前島密(まえじまひそか)」を出します。
トルー:前島密ってなんの人ですか?
西新井:ええと、「日本郵便の父」と言われる人物ですね。
トルー:すごい人じゃないですか!

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西新井さんなんでそこまで知ってるんだ。前島密にすごい詳しいひとを連れてきてしまった

トルー:残りのカードを考えると西新井さんの「アブラナ」がどれだけ強いか…ぼくの最強は多分「金剛力士像」なんですよ…いや、さっきの「弥勒菩薩」か…?

だんだん本気になってきた、いいぞいいぞ。残り手札が少なくなると読み違えが痛手になる。

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トルー:密(ひそか)は600円の弥勒菩薩くらいの強さがあるんじゃないかと思うんですよね。…ぼくの「リンボウガイ」はどれくらいかなぁ。

北向:リンボウガイは、”日本では千葉の房総半島から南の海に生息しているリュウテンサザエ科の巻貝”です。
西新井:リンボウガイ情報だ。

トルー:えー、じゃぁ、「リンボウガイ」出します。あえてこの試合を落とします。

二人:せーの、どん!

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トルー:え…?

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トルー「1円…?」

トルー:びっくりした…

西新井:これ実は知ってました。前島密に敬意を表しつつも、弊社の長なんで、ということで1円という末席に置いているんですよね。

そう、前島密は1947年から今でもずっと1円切手なのだ。

冒頭で紹介した、明治維新の郵便制度を確立させたのがこの前島密。そもそも「切手」や「郵便」という名称を定めたのもこの人だ。

さぁトルーさんが思いがけずリーチをかけ、勝負の4ターン目だ。

4ターン目 先攻:トルー

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トルー:じゃぁ「金剛力士像」で。大きいから強いと思うんですよね。
西新井:そうしたら、もう負けられないんで「吉祥天立像」出します。

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お互いエースをぶつけてきた、天王山だ

通常の切手サイズは18.5cm×22.5cm。だがこの2枚は22.5cm×33cmとかなり大きい。果たしてサイズが強さに比例するのか…?

トルー:ちなみに吉祥天立像ってどういう神なんですか。
北向:ええと、千葉の房総半島から南の海に生息しているんですけど
トルー:それリンボウガイですよね?

西新井:確かヒンドゥー教の神様ですよね、そのあと仏教に取り入れられたみたいな感じの。

正解でした。もう西新井さんが何に詳しくても驚かないようにします。

二人:せーの、どん!

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トルー:1000円か〜!

いまでも切手の最高額面は1000円。1972年にはじめて生まれた1000円切手がこの「吉祥天立像」だ。

トルー:「金剛力士像」500円かぁ、大きいからと言って高いとは限らないんですね。
北向:実はこれだけ少し古くて、1967年シリーズなんです。
当時の最高額だったんですけど、そのあとにどんどん高い切手が出てきたんですね。

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1980年発行の「弥勒菩薩像-広隆寺-」のほうが小さいけれど、額面は大きい。このあたりはちょっと意地悪な切手を選んだ

5ターン目 先攻:西新井

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さあこれで2対2。勝敗はお互い最後に残った花対決に委ねられた。

西新井:あっ、でもなんか勝てる気がしてきました!よく見るとテッポウユリって印刷が2色なんですよ。アブラナは3色くらいあるから。
トルー:確かに今までの傾向だと、カラーのものは高いですね…。

推察のとおり、この時代のものは印刷色で判断していくのも有効だ。さっきの吉祥天立像の印刷の気合いの入りようと言ったら「私は1,000円切手!!」という感じだ。

さぁ、最後の1枚、結果は!

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二人:せーの、どん

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トルー:うわー!
西新井:よーし!

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西新井さんのアブラナが勝利し、決着!
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初戦は幅広い知識を活かした西新井さんの勝利だ!

北向:1980年発行のシリーズは低額が「植物」、中額が「工芸品」、高額が「仏像」と分けられてるんです。
ただ、途中で差し代わりがあったりしてぐちゃぐちゃになります、貝とか出てきますからね。
トルー:リンボウガイが。

さぁこのまま平成へ移ろう。このあと、トルーさんが平成の世で巻き返す!

■2試合目~平成初期シリーズ~

次は1989年〜2013年のあいだに作られた切手から選んでカードを用意した。

西新井:2013年まで、というと…
北向:消費税が5%までのタイミングですね。

予想以上に西新井さんが強いので、今回も西新井さんの先攻スタートではじめることにした。お互い手札を引いたら2試合目のスタートだ。

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西新井:うわー、また密(ひそか)いるよ…
トルー:こっち一番強そうなのカマキリですよ

前島密、すっかり”ひそか呼ばわり”されジョーカーカード認定されてしまった。繰り返すが日本郵便の父だ。

1ターン目 先攻:西新井

西新井:そしたらもう、「前島密」を最初に出します。
トルー:じゃぁこっちの一番弱いやつで勝てばいいんですね。ええー…この3つどれが一番弱いんだろう…

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トルーさんの悩んだ3枚

1994年から2013年のシリーズは、テーマが「日本の自然」に統一された。花、虫、鳥のどれが強いのかを見極めることが肝だ。

トルー:えー、ヤマセミは見たことあるんですよね。はがきか、封筒で…とすると50円…?
いや!やっぱサギソウにします。さっきの昭和の時に植物が安い額で固まっていたので。

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二人:せーの、どん!

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西新井:190!?まじ!?
トルー:強い!昭和と違うじゃん、花の価値…!

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落胆トルー

トルーコンピューターに狂いが生じた。
二人の予想を超えたサギソウの強さ。初戦から1円切手に本気を出しすぎたがこの先の行方は…?

2ターン目 先攻:トルー

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西新井:全然強さがわからないんですけど、おれのベニシジミでシオカラトンボに勝つのは無理と踏んで「オシドリ」にしました。

二人:せーの、どん!

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西新井:あ、シオカラトンボけっこう低い!
トルー:これで前島密と戦いたかったな〜

そう、シオカラトンボは9円。なんならベニシジミにも負けるカードだ。

北向:このオシドリだけちょっとデザインが違うんですけど、これは2007年に生まれた切手で、郵政民営化のタイミングなんですね。

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ここで50円(ハガキ)80円(封書)のデザインが一新されます

トルー:あーそうか!おもしろい。

3ターン目 先攻:西新井

3ターン目は確実に勝ちにいったトルーさんが昭和シリーズにもあった「弥勒菩薩像-法隆寺-」で勝負。

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トルー:さっき弥勒菩薩170ありましたからね。
二人:せーの、どん

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トルー:あれ、弥勒菩薩のパワーが上がってる!
西新井:なんで!?…あ、消費税だ。
北向:(「弥勒菩薩のパワー」ってあまり日常で使わない言葉だな)

そう、1989年(平成元年)から消費税3%が導入され、郵便料金も上がったのだ。同じ絵柄で少し額面が違う切手、パラレルワールドみたいで楽しい。

トルー:税金の力で菩薩のパワーが上がる…

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一進一退のゲーム。あと2ターン、鍵を握るのはタチツボスミレか…!?

4ターン目 先攻:トルー

トルー:「カマキリ」!
北向:カマキリ行った!
西新井:うわー、「タカ」と「タチツボスミレ」どっちにしよう。カマキリ…?パワーいくつだ…?

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西新井:前にサイズ大きいのに7円のサルの切手見たことあるんですよね…
いいや、勝負、「タチツボスミレ」!意外とスミレが強くて、カマキリが安いと踏みます。

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2枚取られており負けられない西新井さん、勝負に出る

二人:せーの、どん!

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トルー:あぶねぇー!
西新井:ああー

西新井さん、切手に詳しかったことが逆に仇となった。タチツボスミレは確かに強かったが、それでもカマキリには届かず。

トルー:このカマキリは誰かの絵とかなんですかね?
北向:ですね、酒井抱一という日本画家の『四季花鳥図』からの引用です。

西新井:いやー失敗だ。

この時点でトルーさんが3手を取ったため勝ちが決まった。

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歓喜トルー

最後のターンはタカvsヤマセミのトリ対決。予想通りタカが勝つも一歩及ばず。

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タカは雪村(せっそん)の松鷹図。高額の切手はいずれも美術品から引用されている

この平成初期のシリーズは、低額が「昆虫」、中額が「鳥」、高額が「花」という設定だった。前回一番低額だった花が盛り返しているのがおもしろい。

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トルーさんが勝ちを収め、1勝1敗で最終戦にもつれ込んだ。進行役としては助かる展開だ

西新井:カマキリを見誤った…

■3試合目~平成後期シリーズ~

北向:最後は2014年からの増税(8%)による郵便料金改定に伴って出たシリーズです。

令和に入ったいまも使われている切手たち。見覚えのあるものもあるのではないかと思う。
最後の手札が以下の通り。

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西新井:このシリーズはほぼ額面わかります。
北向:ほぼわかる西新井さん先攻で進めます。

西新井:これ出したくないなー、前島密。

3試合ずっと密を引き続けた西新井さんの豪運よ。

北向:実は強くなってるかもしれませんよ。
西新井:いまも1円です。

結論から言ってしまうと、このシリーズの額面をなんとほぼすべて把握していた西新井さんが勝利を収めた。ので、ダイジェストで送りたい。

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奥のひとが今の切手の額面を全部覚えてました、そんなことあるかよ

最終試合ダイジェスト〜がんばれトルーさん〜

ラストゲームは「扇-松模様」に対し、トルーさんが「エゾユキウサギ」であえて負けに行く展開からスタート。

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トルー:「扇」見たことあるなー…
西新井:ほんとですか、これだけわからなかった。
トルー:結婚式のとき見たことある気がするんですよね。

トルー:じゃぁ、負けに行きます。扇は80円くらいと踏んで、ウサギは1桁予想で。
二人:せーの、どん

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トルー:よーしよしよしよし!!

ニアピン予想に今日一番の「よーしよし!」が出た。
扇はトルーさんの記憶のとおり「慶弔切手」という、結婚式などの慶事用や弔事用に向いたもの。松92円、竹82円、梅62円と3種類ある。

2ターン目は「キタキツネ」に対し西新井さんが「前島密」を投下。ここは順当にキタキツネの勝利。

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西新井:あとの手札の額面はわかってるんですけどね…出す順番が厳しいんですよね…

最終局面まですべて見えている西新井さん。竜王戦か?
もうこの頃になると筆者は普通にトルーさんを応援していました。

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あっだめだ、険しくなって古畑任三郎になっちゃってる!がんばれ!

1勝1敗で、3ターン目は西新井さん先攻。

「トキ」に対してトルーさんが「ソメイヨシノ」で順当に勝ちを収める。

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希少な動物のわりに10円、トキ

2014年時点では52円のソメイヨシノだが現在では62円切手となっている。はがき1枚の値段にあわせた改定だ。
なお、今年の10月からはがきは63円になる。前島密が活躍するのだろうか。

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3ターン目までの戦況

トルーさんにリーチがかかった4ターン目だが、ここで西新井さんの「奥入瀬渓流」が炸裂。

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ヤマブキを難なく退け、またもや2対2の同点だ。

こんな高額切手なかなか使う機会がないが西新井さん曰く「仕事で使うから覚えた」らしい。レアなひとを連れてきてしまった。
いや、意外とみんな切手の額面って覚えているものなのだろうか?

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ファイトだ!トルーさん!

トルー:あー

というわけで最後のカードが「富士図」と「縄文杉」だったが…

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トルー:「富士図」はたぶん1000円ですよね…
北向:「縄文杉」は…?
トルー:じゃぁ、1800円!

なんと、トルーさんの目はまだ死んでいない!!

二人:せーの、どん

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トルー:あぁー思ったより安かった…

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というわけで…

この勝負を西新井さんが抑えてゲームセット。おめでとう、きみがゲームマスターだ!

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第1回切手王誕生の瞬間

このシリーズは低額が「動物」、中額が「花」、高額が「国立公園」とのこと。「国立公園」というくくりなのは知らなかった。

切手でバトルした

というわけで切手の歴史などにも軽く触れながらカードゲームをしてきた。

今さらだけど改めて切手をじっくり見てみると様々なイラストのデザインがとても良い。特に筆者はいま使われている切手の絵柄が好きだ。

今回は通年扱われる「普通切手」にしぼって切手を選んだが、記念切手などにまで広げるとますます奥が深くなるんだろうな。これは、コレクターの気持ちが、ちょっとわかる…という話を3人で帰り際にした。


第2回の開催はいつだ!

次に切手の動きが出るとしたら消費税の変わる今年10月のタイミングだろうと思う。さすがにデザインは変わらず額面の変更だけだとは思うが果たして…?そのときはまた、切手カードバトルでお会いしましょう。

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「ここでこれ出せば良かったなー」と感想戦も楽しい
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