県民手帳あるある ③親族の系図が載りがち
親族の系図です。これ、中学校の公民のときにちらっと見たような見なかったような……そんな感じのやつです。
ほとんどの県の県民手帳に載っていますが、いったいどんな局面で必要になるのか。おそらく、相続やら登記やらなんやらかんやらで、役所に出向いて書類を書いたり作ったりしなければいけないときに使う必要があるのではないでしょうか。どうなんでしょう?
なお、石川県の系図をみて、尊属、卑属ってこういうことか。と理解しました。
県民手帳あるある ④過去数年分の天気がわかりがち
手帳ですので、来年1年分のカレンダーや、月ごと、日ごとの書き込みページがあるわけですが、その部分にも細かい工夫がしてあります。
例えば、日ごとのページをみてみると、何らかのマークがいくつか並んでいる県民手帳があることに気づきます。
これ、その日の過去の天気が載っているのです。この日は晴れやすいとか、雨が降りやすいといった大まかな天気の傾向がわかるというわけです。
島根は過去10年分が載っていて圧巻です。ただ、天気の傾向とかは本来30年ぐらい無いと役に立たない気もしますが。農作業するばあいの目安にはなるのかもしれません。
石川のやつは、その日の最低と最高の平均気温まで書いてあります。これは便利。なお、2025年2月29日の部分を見てみると、天気はうるう年だけになっています。
県民手帳あるある ⑤施設の割引サービスつきがち
手帳を買うと、その県の各施設の割引サービスが受けられるという特典がついているものも結構あります。
福島の県民手帳は、道の駅で使える割引クーポンがありますが、ほとんどが「ソフトクリーム50〜100円引き」です。道の駅だから、しょうがないというのはありますが。
あと「※写真とクーポンの内容は関係ありません」という不穏なただし書きが若干気になります。
県民手帳あるある ⑥県の歌が載りがち
県民手帳なので、県のプロフィールはもちろんほとんど載っています。県章、県の鳥、県の花、県の木などの他、楽譜付きで県の歌が載っています。
これ、妙に気合が入っている県も多く、特に岐阜はすごいです。
岐阜県民歌の背景の写真。こんな、いろはすのCMみたいなところが岐阜にあるんだという驚きがあるんですが、よく見るとこの写真、山県市役所の職員の方が撮影されたもののようです。
山形は最上川バックです。そして作詞は昭和天皇です。つまり、天皇の御製にメロディを付けたのが山形県民の歌だそうです。だから、歌詞も1番しかなく、めちゃくちゃ短くていい歌です。県民の歌、これぐらい短くてもいいと思います。
あと、どうでもいいんですが、最上川の写真は毎年代わっているようです。毎年買い続けた人だけが気づける隠し要素っぽくて素晴らしいです。
静岡も気合が入ってます。
歌と言っても、和歌と言うか、長歌というのでしょうか。そっちの方の歌です。国語で習った山部赤人の歌と、俵万智の短歌。そして富士。さらに後ろの見返しも赤い夕日に映える富士に、高橋虫麻呂の長歌です。気合の入り方が違っています。
静岡の富士山推しに圧倒されますが、そうなると気になるのは山梨の方ですが、山梨の方は富士山のきれいなでかい写真とかは特にありませんでした。
県民手帳あるある ⑦地元企業の広告が載っていがち
県民手帳なので、地元企業の広告が載っている場合もあるんですが、これがまたいい。
地方に行ったとき、ホテルで地元企業のCMをぼーっとみて旅情を噛みしめるのが好きなんですが、それに近い感覚があります。
地銀や商工会議所の広告もいいんですが、いきなり「あずきバー」の広告が載ってるのもなんだかうれしくなってしまいます。
井村屋、松阪市発祥の企業だということをつい忘れがちです。