特集 2022年5月18日

家庭菜園でパパイヤを育てたい

埼玉でもパパイヤを育てられるかな。

茨城県古河市の農園で、南国の果物であるパパイヤを育てているらしい。しかもハウス栽培ではなく露地栽培だとか。

茨城で育てられるなら埼玉にある我が家の家庭菜園でも実るはずだと、その農家さんに教わりながら試してみた。

趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー)

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ここは本当にパパイヤ農園なのだろうか

2020年(一昨年)の12月、友人から「茨城にあるパパイヤ農家の手伝いにいかないか?」と誘われた。茨城でパパイヤ?

パパイヤといえば南国で育つ陽気なフルーツに決まっている。対して茨城県といえば私が住む埼玉県のお隣なので南国ではない。いくら地球の温暖化が進んでるとはいえ、北関東でパパイヤを育てることができるのだろうか。そして手伝いとはどんな作業なのか。

謎だらけの誘いに首をひねりながら茨城県の最西部、埼玉と栃木に接する位置する古河市のオラソル農園へと向かうと、そこには人間サイズの立ち枯れた植物が並んでいた。

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おっと、なんらかの儀式の現場に来てしまったようだ。

なんとなんと、これがパパイヤの木なのである。

なんらかの病気や天災で全滅してしまったのかと心配になったが、園主の阿部さんによると、これは予定通りの状態なのだそうだ。

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オラソル農園の阿部さん。本当にこれ大丈夫なんですか?

阿部さんによると、本来パパイヤは20~30年の寿命を持ち、品種によっては高さ10メートル以上にもなる植物だが、南国生まれなので気温が10度以下になると成長は止まり、霜に当たると枯れてしまう。

そのためここ茨城では冬を越せないため、12月のパパイヤ農園はこのように気温以上に寒々とした景色になるのだ。

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取り残されたパパイヤが残っていた。

冬になると枯れてしまう悲しい定め。それでも茨城で育てているのは、パパイヤはとても成長が早いので、春に苗を植えれば、その年の秋にもう収穫できるようになるから。パパイヤをナスやトマトのようなサイクルで育てているのである。

ただし出荷できるのはタイ料理などで使う未成熟の青パパイヤのみ。フルーツとして食べるには完熟するまで4か月も掛かるので、黄色くて甘いパパイヤにはならない。その前に冬が来てしまうから。

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農園でのお手伝いは、枯れたパパイヤの枝を落として伐採する作業だった。パパイヤを土に返して更地に戻し、来年に備えるのである。
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枝を落としたパパイヤの木は輪投げに最適。
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ノコギリで伐採したら本日の作業は終了。

冬になると枯れてしまうとはいえ、茨城でパパイヤが収穫できるのならば、埼玉の我が家でもできるはず。

よし、来年は自家製ソムタム(青パパイヤのサラダ)作りに挑戦だ。

パパイヤ・マスター講座に参加した

そして2021年(昨年)の春。そろそろパパイヤを育て始めようかなと思っていたら、オラソル農園の阿部さんから体験型農業イベント「パパイヤ・マスター講座」のお誘いが来た。

まったくわからないパパイヤの育て方を学べる上、農園で植えている苗の販売もしてくれるという、私にとって願ったり叶ったりの催しである。

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パパイヤ・マスターに俺はなる!
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苗植え、散髪(ってなんだ?)、収穫、木こりの4ステップ。どうやら私は昨年末に最終段階の作業から参加してしまったようだ。

植えるのは種ではなく苗。昨年の秋に沖縄の苗業者が種を蒔いて育てたもので、5月でまだこのサイズだが、8月になれば人間よりもずっと大きくなるのだとか。

米糠と鶏糞をたっぷりと与えたフカフカの土にマルチシートというカバーをして、2.5メートル間隔で植えていく。

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これは台農2号という品種で、こんな小さいのに3メートルまで育つらしい。
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こちらはソロという品種。今はこっちの方が大きいけど2メートルくらいで成長が止まる。我が家で育てるならこっちだな。
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裏が黒くて表が白いパンダマルチというシートが張られた畑に苗を植える。雑草や害虫の抑制、保温効果などがあるそうだ。
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正しい植え方をしっかりと教わって植樹させていただく。葉っぱを触っているように見えるが決して触っていませんよ。土から病気をもらうことがあるので、葉と土を触れさせないのがコツ。
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5/14 我が家の畑に苗を植える

購入させてもらったソロというパパイヤの苗を、埼玉にある自宅近くの小さな畑に植える。

ちょっと不安なのはオラソル農園の土がフッカフカなのに対し、この畑は田んぼの横にあるため粘土質でガッチガチの土なのだ。ココアパウダーと製造途中の味噌くらい違う。

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事前によく耕して、鶏糞をたっぷりと撒いておいた。

パパイヤは水はけが悪いと根腐れを起こしやすいという話なので、明らかに向いていない土地だろう。育成における向き不向きは、気温だけが問題ではないのだ。

せめてもの対応としてちょっと高い丘を作って植えてみたが、マルチシートを敷くという努力はしなかった。なんだか扱いが難しそうなイメージがあって、一度も使ったことがないアイテムだから。マルチ怖い。

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小型の古墳を作るように土を盛り上げて、高台にパパイヤの苗を植えた。
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多くは望まないが、一つくらいは食べさせてくれよ。

5/24 これはやばいかもしれない

畑に苗を植えてから10日後、少しは大きくなったかなと見に行くと、明らかに葉っぱの色が薄くなっていた。人間でいうところの血色が悪いというやつだ。

やっぱり土が合わないのか、マルチをさぼったので土の温度が低いからか、とにかくピンチである。ピンチではあるが、もうどうにもできないので、とりあえず応援だけしておく。

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がんばって~。

6/13 どうにか持ち直してくれた

植えてから約一か月が経過。これはダメっぽいなと半分諦めていたパパイヤだが、葉っぱの血色はだいぶ良くなった。どうにか硬い土に負けず根を張ってくれたようだ。

ただ年内に実がなって収穫できるようには、とても思えないコンパクトさである。ここからどこまで巻き返せるだろうか。

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弱々しさはなくなった。
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葉っぱもどんどん出てきている。

7/3  葉っぱは増えたが小さいまま

7月になって葉っぱは元気に茂っているが、大きさはそれほど変わっていない。

基本的に夏の暑さは苦手なのだが、今年はパパイヤを育てているので、「この暑さがあるから俺のパパイヤは育つんだ」と思うことができる。

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ちょっと鶏糞を追肥をしておいた。

7/25 急に大きくなりだした

パパイヤは暑くなると本気を出すようで、ここにきて急成長が始まった。背も伸びれば葉もグングンと大きくなっている。雑草もすごいけど。

隣で畑をやっている方から、「あれは一体なんですか?」と尋ねられるくらいの存在感がちょっと恥ずかしい。別に違法性はないのだが、説明が難しいよね。

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夏はパパイヤを大胆にさせる。

8/24 パパイヤの散髪をする

八月後半になると高さは1メートルを超え、とうとう小さな蕾ができた。この調子ならパパイヤ食べ放題のサブスク生活がスタートするかも。

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よくぞここまで大きくなった。
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パパイヤの蕾ができている。

パパイヤは樹勢(枝葉が伸びる勢い)がとても強く、このままだと実を大きくするよりも葉を伸ばすことに栄養を使ってしまうので、適度に脇芽を減らしていく必要がある。

そのためパパイヤ・マスター講座のステップ2で「パパイヤの散髪」を学ぶ予定だったが、諸事情でイベントが中止となってしまったので、いきなり本番となるがフィーリングで散髪してみる。

この作業には風通しを良くすることで、台風で倒れないようにする狙いもあるそうだ。

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ポキンと簡単に折れる。楽しくて折り過ぎたかも。
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枝の中は空洞で白い汁が溢れてくる。
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これくらいでいいでしょうか。加減がよくわからない。

オラソル農園の阿部さんにこの写真を送って確認したところ、これくらいで大丈夫とのことだったので一安心。

あとは花が咲いてパパイヤが実るのを待つばかり。

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パパイヤは居心地が良いらしく、カエルがよく休んでいる。
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パパイヤの葉っぱを食べてみた

パパイヤの葉っぱはとても苦いが、乾かしてお茶にしたり、ウサギのエサにするらしい。

毒ではないのなら、せっかく散髪で新鮮な葉っぱが手に入ったのだから、柔らかそうな葉っぱを食べてみることにした。

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柏餅の葉っぱくらい食べられる気がしないけど、せっかくだからね。

とりあえず洗ってそのまま味を確かめてみると、これがまあしっかり苦い。青臭いとかでなく漢方薬のような苦み。口の中が歯の治療をした後みたいだ。体には良いかもしれないが、キノコなら毒だと判断するレベルである。でも食べたい。

ギュウギュウと塩で揉んでアクを絞り出し、熱湯で20分も茹でれば苦みも抜けるだろうか。

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若い葉っぱを選んだがしっかり硬い。
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いくら強く絞っても繊維が壊れないくらい硬いぞ。
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でも茹でればきっと食えるはず。

もう大丈夫だろうと食べてみると、まだまだ全然苦かった。ニガウリ(ゴーヤ)やウコンを凝縮したような力強さが抜けていない。ある意味すごいぞ、パパイヤの葉っぱ。

ここで諦めずにお湯を変えて10分さらに茹でて、ニガウリだと思ってパパイヤリーフチャンプルにしたところ、かなり苦うまい一品に仕上がった。

これでもしパパイヤが実らなかったとしても、あの日植えた苗は無駄ではなかったと思えるだろう。

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アク抜きしたパパイヤの葉を豚肉と炒めて、卵を加えてチャンプルにする。豆腐も入れればよかったな。
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すごく好きな料理となったがパパイヤを育てないと食べられない幻の味だ。

9/20 パパイヤの花が咲いた

夏がすっかり終わった頃になって、ようやくパパイヤの花が咲いた。ええと、間に合うのかな。

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まだまだ暑いけど、もう九月も後半に突入ですよ。急いでもらっていいですか。

ここでちょっとパパイヤ小話。本来パパイヤには雌雄があり、雄性花が咲く雄株、雌性花の雌株と別れるのだが、それだと栽培が大変なので、品種改良によって両性(両全性)品種が生まれたそうだ。

栽培用の両性品種には自家受粉で着果する両性と、単為結果できる雌性があり、どちらも単独で実をつける。私が育てているパパイヤもそうで、一本でも実がなるから「ソロ」という品種名。

二本育てているうちの一本は両性花、もう一本は雌性花が咲いていたことに、この記事を書きながら気が付いた。世の中は知らないことばかりである。

参考:Wikipediaエースアンドエイト

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これは雄蕊と雌蕊がある両性花っぽい。

 

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こっちは雌蕊だけだから雌花かな。
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涼しそうですね。

10/3 オラソル農園の収穫体験へ

我が家のパパイヤは収穫までまだまだ掛かりそうだが、苗を分けていただいたオラソル農園ではとっくに収穫時期を迎えたということで、パパイヤ・マスター講座のステップ3である「青パパイヤの収穫」へと向かった。

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うちのパパイヤと全然違うぞ。

プロレスラーか。さすがは農家さんが丹精込めて育てたパパイヤだけあって、余裕の2メートルオーバー。同じ苗を同じタイミングで植えたとは思えない成長っぷりである。

一本の木から20個以上のパパイヤが実っている姿は、未来の世界の猫型ロボットが出してくれる便利な道具みたいだ。これだけたくさん実るからこそ、冬になると枯れてしまう地域でも育てる意味があるのだろう。

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こんなにたくさん実るものなのか。
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花の数もうちの子とは全然違う。
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小振りなラグビーボールくらいに育っている。
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右がオラソル農園の阿部さん夫妻、左は近くでテイクアウト専門の南インド料理店「SANJAY PARCEL FOOD SHOP」をやっている鹿島さん
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青パパイヤのポリヤル(中央の黄色)とモールコロンブ(右上の汁)が入った鹿島さん特製南インド弁当がおいしかった。
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青パパイヤはいろんな料理に使えるらしいよ。詳しくはオラソル農園のレシピ集をどうぞ。
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購入した青パパイヤをソムタムにしてみた。ちょっとパパイヤが太すぎたけど、歯ごたえがあってとてもおいしい。
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パパイヤ鉄火丼。パパイヤ料理は楽しいのでたくさん実ってほしいのだが。

11/4 ようやく実が付いたけど

すっかり気温も下がって日照時間も短くなった11月。残念ながらサブスクパパイヤ生活は一向に始まらず、一応実ってくれたもののピンポン玉サイズで成長はストップしてしまった。

やっぱり素人が埼玉でパパイヤを育てるのは難しかったか。

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葉っぱが紅葉をはじめてしまった。
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一応パパイヤの形はしている。

12/2 霜が降りてギブアップ

これ以上は大きくならないであろうパパイヤを、もしかしたら突然の異常気象でまた夏が来て再び成長を始めるかもと見守っていたのだが(それはそれで困るが)、とうとう霜が降りてしまったようだ。

葉っぱはシワシワになり、昨年切り倒したパパイヤの一歩手前状態である。ここまで来たら諦めもつくので、ミニチュアのようなパパイヤを涙目で収穫した。

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お疲れさまでした。
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霜に当たってまだら模様になったパパイヤ。
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ハヤトウリよりも小さい。
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右のパパイヤは丸っこい。単為結果の雌性果実は種ができないためか丸くなるらしい。
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収穫したパパイヤを食べてみる

こうして七か月掛けて苗から育てたパパイヤを、美味しくないとは思うけど、せっかくだから丁寧に調理した。

もしかしたらプチトマトみたいに小さい分だけ味が濃くてうまいかもという期待もちょっとしている。

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理想はラグビーボールサイズだが、現実はビー玉サイズからピンポン玉サイズで終了。
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小さくても種は入っていた。これは両性果実なのかな。
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雌性花の蕾と思われるものの断面。

どんな味かと食べてみると、予想以上に硬くて苦くてびっくりした。明らかに食用に相応しくない仕上がりである。渋柿か。

もう師走だが、今年食べたもので明らかに一番苦い。青パパイヤはおいしいが、青パパイヤになれなかったチビパパイヤはおいしくないことを体で学んだ。

そんなこと学びたくなかった。

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がんばって育てたパパイヤのソムタム。前回と同じ作り方、同じ苗の実とは思えない苦さにびっくり。
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もったいないのでソムタムをかき揚げにしたらおいしかったが、揚げればだいたいうまいよね。
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南インド料理なら迷えるミニパパイヤを救ってくれるかと思いきや、しっかり煮たのに生煮えの大根よりもえぐみがすごい。

この悲しい結果を阿部さんに報告したところ、マルチシートを掛けなかったために地温が上がらず生育が悪かったこと、短期間で大きく育つ作物なので大量の肥料をあげなければいけなかったことなど、反省すべき点が多々あるようだ。

反省はあるが育てたことに後悔はない。パパイヤを植えたことでパパイヤを深く知ることができたし、買った青パパイヤを調理して食べたことでそのおいしいさも覚えた。来年こそは育て方を改善し、サブスク青パパイヤ生活を叶えたいと思う。

パパイヤの茎のメンマも作った

これは余談になるが、パパイヤの実が大きくならなかったことが悔しかったので、せめてもの抵抗として茎でメンマを作ってみた。

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硬い皮を剥く。
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茹でる。
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塩漬けにする。
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干す。
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サルスベリの木みたいだ。
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水で戻すと犬用ガムみたいになった。
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皮は剥いたはずなのに、外側が明らかに硬そうなのでさらに剥く。ここは食べられませんとパパイヤが自己申告しているような剥きやすさ。
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刻んで、茹でて、炒めて、調味料と煮込む。
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パパイヤの茎メンマの完成。

干した大根のようなザクザクとした歯ごたえが心地よく、茎もちゃんとパパイヤの味がしておいしい。メンマは若い竹で作るが、これは若い木っぽい味と食感だ。食べられる木。

見た目ほどメンマっぽい食べ物ではないが、これはこれで楽しめる。ただ掛かった手間を考えると、他の物を食べた方がいいかもね。


そんなこんなの2021年のパパイヤ栽培を踏まえて、2022年もオラソル農園から苗をもらってきて、去年以上にはりきって植えた。

今年こそは収穫したパパイヤでピクルスを作って、髭を生やしてパーマをかけてダンスをしながら「パパイヤ酢漬けです」と言ってやる。

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大きくなれよ~。
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