特集 2023年8月23日

まだ間に合う夏の工作。かたむきスイッチでコントローラを作る

上級編:旗上げゲームをつくろう

ここまではすでにあるゲームのコントローラを新しくしたが、今度は自分で旗上げゲームを作るところからやってみよう。

まず、配線を追加する。

2番ピンとGNDピンにつないだチルトスイッチを赤色の旗に固定する。さらに、4番ピンとGNDピンにつないだチルトスイッチを白色の旗に固定する。

コードも変更する。いまあるコードは全部消して、こちらのコードをコピー&ペーストし、「→」のボタンを押そう。

さらに、右上の虫眼鏡ボタン (Serial Monitorボタン)を押そう。

これを押すことで画面下の黒いエリアがシリアルモニターに切りかわる。そこに問題が表示される。

文字で表示される旗上げゲームだ。

旗の動きに反応し、正解だと次の問題が出される。シンプルだけどなかなか面白い。

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おまけ:チルトスイッチの使い道を考えよう

今回はチルトスイッチを使ってゲームのコントローラを作ったが、実際にチルトスイッチは日常生活のどのような場面で使われているのだろうか。自分で予想してから調べてみると面白い。

ひとつだけ例を挙げるならば、盗難防止ブザーはどうだろう。チルトスイッチでかたむきを検知するとブザーを鳴らす。実際に「傾斜センサー 盗難防止ブザー」で検索するとそういう商品が出てくる。予想が当たると気持ちがいい。

逆にもしも、予想した使い方が検索にヒットしないならば、もしかしたらそれは誰もまだ考えたことのない画期的な使い方かもしれない。


自分でコードが書けるようになるともっと楽しい

今回はコピー&ペーストでコードを書いたけれど、プログラミングを勉強すれば自分でコードを書けるようになる。そうすると旗上げゲームを改造してスコア表示制限時間の要素を追加することができる。もっといえば、自分が一から考えたオリジナルゲームを作ることだって可能だ。自分でコードが書けるようになると楽しい。

電子工作もそう。勉強すればチルトスイッチにモーターをつなげてラジコンを作ることだってできる。可能性は無限大だ。

でも夏休みはやっぱり短い。大人になるともっと短いので覚悟しておいてください……。


Maker Faire Tokyo 2023に出展します!

こちらの「つりざおコントローラであそぶゲーム」を10/14(土)、10/15(日)に東京ビッグサイトで開催されるMaker Faire Tokyo 2023のデイリーポータルZブールにて出展します。

(デイリーポータルZは両日とも出展していますが、私の展示は10/14(土)のみです)

オリジナルシールも配る予定。遊びに来てね

 

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