ちょっと目を話しているすきにChatGPTの進化がえらいことになっています!正直以前までAIには多少の警戒感があったけれど、もうそういうフェーズではない気がします。
すでに私たちにできることは、AIの知能を少しでも下げるため、ひたすらバカな質問を投げかけることしかないのかもしれせん……
それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう!
書き出し自由部門
ぼくは、もうすぐ虹になる。
花惑
星でも風でもよかったところなぜ虹なのか?潔い文体が妙に深読みさせてしまう。
夕日の皮を剥いたので指がオレンジ色になってしまった。
六井象
話は弾まないし、微糖の缶コーヒーまずい。
たこフェリー
「微糖」から弾まない話の内容まで伝わってくる。
ググっても出てこないあの子を去らせない方法。
井沢
敷きたてのアスファルトは臭くて、七色の油が滲んでいた。
merumo
墓穴しか掘ってこなかった。膝に付いていた、土が堕ちる。
merumo
墓穴の深さは身長以下に。
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去りゆく夏から視線を逸らし、乾いた向日葵は瞳孔から光を失った。
さくさく
生命力の塊のような向日葵は全力で死ぬ。
夕飯の匂いで僕は昼寝から目を覚ます。別れたはずの女が台所でなにか煮ている。
さくさく
首輪から伸びたリードを引っ張られて、興奮した父が空中で足をバタバタさせた。
もんぜん
蜂の巣ハンターを昼過ぎに、盗聴器特集を夕方に見ただけの休みだった。
みよおぶ
横に座ってるチャイコフスキーが、昔の免許証見せて自慢してくる。すごい関西弁。
なかもりばなな
浪速のモーツアルトほどの才能はなさそう。
私だけが覚えている口約束。また齧る同じサイズのビスケット。
困った米
ケントの作るフライドポテトは、五穀断ち中の僧に大人気だ。
prefab
なんならフライドポテト目当てで五穀断ちしてる。
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続いては規定部門。今回のテーマは『ガムテープ』でした。世にも珍しい『ガムテ文学』の全貌が明らかに!
書き出し規定部門・モチーフ『ガムテープ』
お願い、剥がさないできいて。
団の裏
ガムテープを剥がす状況(引っ越しなど)でこの台詞。最小の言葉にあらゆる設定を組み込む秀作!
ガムテープの香りは高二の文化祭を思い出させる。
スガリ
思い出すなあ……ガムテとダンボールのおばけ屋敷。
丸めたガムテープを靴下につけたまま、あいつは出て行った。
げたのにつけ
愛する人の唇を塞いだ。
suzukishika
絶え間無く襲ってくる後悔を今日も段ボールにしまってガムテープで閉じる。
ゆゆい
使いきれなかったガムテープと共に、実家は売りに出された。
南極行太郎
使い切ったらゴミになる。