特集 2023年3月12日

書き出し小説大賞 256回秀作発表

書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。

書き出し小説大賞では、この新しい文学を広く世に普及させるべく、諸君からの作品を随時募集し、その秀作を紹介してゆく。(ロゴデザイン・外山真理子)

雑誌、ネットを中心にいろいろやってます。
著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。


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今年は久々に花粉症発症してます。くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目かゆい、全身ムズムズ、これだけマイナスな症状があるんだから、一個くらい収入アップとか、肌若返りみたいなご褒美があっていいと思う。それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご招待しましょう!

いったん広告です

書き出し自由部門

秘密を隠し持ったまま3人で会う。
人馬一体勘

シンプルながらこの設定があればどんな長編もつくれる。

蕾にも咲かせたい夢がある。
夢雀
心だけ抉りとってあなたの部屋に置いていきたい。
正夢の3人目
こんなになんでもあるのになんでなんにもないんだ。
正夢の3人目

正夢節全開の2作品

あの頃の自分と手を組むことにした。
井沢
辺り一面から煙がたちのぼっていて、それが一つの文章になっていた。
もんぜん
砕け散る硝子と悲鳴の中、店長は「盛り上がって参りました」と虚空に囁いた。
あおすけ
サービスの唐揚げが、パフェのてっぺんで冷たい。
いちもくれん

唐揚げをパフェにのせるべきではない。

友達ぶりやがって、どうせお前も生きてる顔文字なんだろ?
prefab
記憶のなかのトンネルはオレンジ色の光を放ち、ところてんを吐き出していた。
寂寥
OBが来るたびに人が死ぬ。
いそうろう

現役時代は万年補欠だった先輩が持つ魔能力。

薬師如来と向かうアムステルダム。
タルク石

めちゃチル。

向こうから私がまた走ってくる。この道でもう6回目。
あの
月でバイクを走らせる!それからハンバーガーのてっぺんの旗を立てる!
タカタカコッタ
私たちのマンション建設を阻止した遺跡がこちらになります。
g-udon
思い出を思い出したことが思い出になる。
みよおぶ

そもそもの思い出が実際あったこととは限らない。

(次のページは規定部門・モチーフ「朝」です)

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