コロナ後の新しい生活様式では「間隔を空けて、横並びに座る」ことが奨励されています。それってつまり、世の中が笑点っぽくなるということでしょうか。
それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう！
書き出し自由部門
出てくるときの土の盛り上がりまで想像できてキモい。
お互い緊張しているだろうな。
夜の電話ボックスに浮かぶ鹿。現代美術のよう。
この後、カラフルな竜巻が！
目覚めたら勃っていた（シモネタ）
会社帰りの大人にも、年に一、二度はそういう日がありそう。
つづいていは規定部門。今回のモチーフは『いい人』でした。いい人の定義をさらにややこしくする秀作が集まりました！
書き出し規定部門・モチーフ『いい人』
いい人も度が過ぎると奇行に。
アミノ酸もアミノさんだと思っていた。
囮に性的興奮を感じる変態では？
なんか切ねえ～～～
ゴミ屋敷ならぬ、ゴミ宮殿。
不良がらしからぬことをする=いい人の法則。
先に言うのが本音で、あとはフォローだと思う。
通して読んでみて、いい人というのはやはり主観なんだなと、感じました。
他人にとっては只の人でも、その人にとってはいい人ということもあるし、いくらいい人を演じても、他人からは変人にしか映らないこともある。冒頭のシーザーサラダなんかは一種の強迫観念のようで読み方によっては恐い。（面白い作品ですが）いい人を見つけるには多少意地悪な視点が必要で、そんな視点を持つことが健全であるようにも思いました。
それでは次回のお題を発表します。
『エモい』
次回のお題は『エモい』。ここ数年で定着した言葉でエモーショナルが語源。意味は感情に訴える、心が動く、もっと平たく言うと「グッとくる」ということらしいです。
元は音楽から出てきた言葉のようですが、いまはあらゆる対象に使われます。抽象的であり、汎用性がある、つまりどんな使いかたをしても、なんとなく成立する面白い言葉だと思います。
締め切りは6月12日（三週開きます）発表は6月14日を予定しています。下記の投稿フォームから部門を選んで送って下さい。エモい作品待ってます！
最終審査通過者
桜草/陸の海苔/マークパン助/まpay/たこフェリー/prefab/吉田髑髏/
