特集 2023年4月8日

今も昔も自由帳が自由すぎる

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 と、現在の自由帳の自由さを見てきたところで、では一方。昔は一体どんな感じだったのか、ということで、現れた昔のコチラ、

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かなり年期が感じられるが、つまりは、僕の小5あたりの自由帳である。昭和ゆえにもろ昔のである。ではヘンテコイラストライターをやっている男の、子供時代の自由帳はいかなるものだったのか、

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どれだけ自由すぎたのか、ついでに検証してみようッ!

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そんな人間ゆえ、とにかく漫画的なものがたくさん描かれていのだが、例えばコチラ

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謎の雨漏り漫画。だが、まず読み方がわからない。コマ間の間隔を、縦間は広く・横間は狭くして目線が混乱せぬよう誘導すべきである。で、何より、面白くない。オチが弱い。反省すべき点が多かった。

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そして、自分が好きな漫画を題材にした漫画を、昔から描いていたようだが、

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ダイベン。ひどい。野球漫画の金字塔「ドカベン」のオマージュなのだが、ひどい。きっとダイナミックベントウの略であろう。で、

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もろキャラ出まくり。僕ガチのドカベン好きだった模様。いわば同人誌の走りといえ、しかもドカベンを扱うのはかなり貴重と言えよう。

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そして、相当ドカベン好きだったらしく、主人公の山田太郎をかなりフィーチャーしてしまっており、

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こんな桃太郎的な漫画も。右から読む形で、

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開始早々カタストロフのようだが、

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すぐ終わっていた。倒したなら、しょうがないであろう。

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さらに他にも、

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浦島太郎的オマージュも行われていたが、

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またすぐ終わっていた。作風はかなり刹那的であろう。

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そして一方、犬漫画の金字塔「銀牙」も好きだったのだが、またオマージュとして

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「銀歯」。さすがダジャレが子供クオリティー。で、ちゃんと漫画も描かれており、本作での宿敵である悪熊・赤カブトも現れていたが、

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すぐカタがついていた。打ち切り漫画よりひどいシメであった。

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最後に、ゴルフ漫画の金字塔「プロゴルファー猿」も好きだったがゆえの、オマージュとして

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小丸、と。なんと猿の弟・小丸をフィーチャーしてしまったようだが

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またすぐ終わっていた。もはや、現代でのコンテンツのファスト化の先駆けと言えるだろう。

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と、個人的には、その自由すぎる作風が、子供時代から今と全く変わっておらず脅威を感じたが、今後の成長に期待したい。

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そんな今も昔も、ユーザーのセンスを自由すぎる形で育める自由帳を、これからも愛用していきましょう。ではまた。


 

はい、以上いかがでしたでしょうか今週の「自由を履き違えていた」自由と自己責任で生きていきましょう。

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ガチ恐竜な自由がお気に入りな犬。

 

 

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