後編に続く!
前半で力尽きたので前後編に分けました。後編はこちらです。
見たことがある人が目の前に現れた。「あの人」としか言いようがないが知ってる人たちです。
「ふくらみが足りない場合はチューブから息を吹き込みます」「脱出の際は手に荷物を持たないでください」と完全になりきって説明していた。
はいどうぞどうぞと配っていた。以前も地味ハロウィンでライブ会場でテープを取っている人がいたのでこの文化は知っている。
パンツにスタッフシールも貼ってある。実際にやったことはないが、カメラマンとしてライブステージ下でこのシーンを見たそうだ。
そして地味ハロウィンで再現。
ピントがあってないことを再現するために、あらかじめぼかしてある化粧品が印刷してある。地味さを再現するための知恵。
スタンドにいるけど「コロワ甲子園で夜ごはんを食べるレストランを探している」という設定とのこと(コロワ甲子園は甲子園球場の隣にあるショッピングモール)。横にいる彼氏が見える。
Tシャツも気になるが「私服です」とのこと。地味ハロウィンは仮装とそうでない部分の区別が難しい。
実体験をそのまま仮装にしてきた人たち。仮装にすることでどんな経験も昇華できる。
ガストとユニクロで間違われたことがあるとのこと。
ガストでは違うとアピールしたものの、結局「ここに名前を書いてください」と店員ムーブをしたそうだ。
不動産業はやめましたと話してくれた。
「御殿場で家、買わないですよ。ショッピングモールでふらっと買うのはウォーターまで!」というコメントに迫力があった。
バイクにつけているバッグをすべて持ち、片手で経路検索をしてロードサービスに電話をしている。8月、山形の山奥でのできごと。おつかれさまっす。
「実体験です。ちょっとやんちゃな彼氏で、でもこの格好でどうやってバイクをまたぐんですか?っていう(笑)」 と楽しそうに状況を教えてくれて、地味ハロウィン史上いちばん幸せな気持ちになる仮装だった。
もちろん本人の経験そのまま。事実は小説よりも奇なりを地で行ってる仮装。
ドアノブに服が引っかかる人だ。急にぎゅいんと引っ張られてびっくりするやつ。持ち上がっている上着は針金で支えてある。
「自分の戒めとしてこれをやっておく」とのこと。自戒系仮装という新ジャンルが誕生した。
ヒッチハイク経験があり、実際にこの経験もあるとのこと。「さすがに無理だと思って(名古屋にした)」だそうだ。
こちらは親子での参加。お母さんが去年よもぎ蒸しをやって、これは地味ハロウィンでやらなければと思って娘さんを誘った。
変わった格好をすると「あ、これ、地味ハロウィンだ!」と思うのはすごくよく分かる。
「青のシャツとカバン、スカートもかぶる。街に私みたいな人が5人ぐらいいる」とのこと。会社のフロアにひとりはいる。
コップに巻いたナプキンがびちょびちょになって、コップの氷も溶けている。「いまだに慣れないです」というコメントがまったく仮装ではない重みがあった。
慣れてないだけあって交流会にはいなかった。
前半で力尽きたので前後編に分けました。後編はこちらです。
<もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |