海外ドラマに出てくるダサいオタク女子(ノゾミっちさん)
緑のカチューシャ、ヘッドホン、ボーダー服にオーバーオールのノゾミっちさん。こちらは「海外ドラマに出てくるダサいオタク女子」の仮装だ。
わかる!!! と膝を打った読者も多いのではないだろうか。筆者は『ゴースト・ワールド』のイーニドを思い浮かべた。
ノゾミっちさんはアメリカの洋画や海外ネタが好きで、いつか自分も「海外ドラマに出てくるダサいオタク女子」になってみたかったそう。とりわけ特定の作品の〇〇の仮装というわけではなく、いろんな要素をミックスしている。
気になったのはオーバーオールのデザイン。本人は陰気なのにやたらとポジティブなワッペンが付いてるのもあるあるだよな〜と作り込みに驚いた。
バッグには「LOSER(負け犬)」という貼り紙が貼られており、どの作品か思い出せないけど学校のロッカーとかに貼られてるやつである。テンションが上がる。
こういう顔するする!
動きや表情にもこだわり尽くした「海外ドラマに出てくるダサいオタク女子」の仮装。そのクオリティの高さに会場でもいっしょに写真撮影をお願いする人が続出していた。地味だけど地味ハロウィンならスターになれる!
ババヘラ(えすたけいさん)
赤と黄色の派手な衣装に身を包んだえすたけいさんの仮装は「ババヘラ」。あの秋田県の名物アイスだ。過去にDPZでも取り上げている。(「秋田名物「ババヘラ」のこの頃」)
派手だけど地味、というギャップの良さ。
ババヘラアイスはカラー粘土で再現したという。バラのような細かい作り込みで驚きだった。
ちなみにえすたけいさん、ババヘラアイスは食べたことはないし、秋田県にも行ったことはないそう。そうなの!?
私も行ったことないですが「ババヘラアイス売ってる人ってこんな雰囲気だよな」と、互いの想像上で納得感がすごい仮装です。
「古賀さん(編集部)が過去にやられていたまいばすけっとの仮装がすごくよくてそこに憧れたんです。年齢をアドバンテージにして何か私も働く人の仮装ができないかと思い、ババヘラアイスに決めました」(えすたけいさん)
働く人はだいたい派手ではなく地味。そこに注目してしっかりやり切ったババヘラの仮装に拍手と秋田行きのチケットを送りたいですね。
※編集部注 チケットは送りません。
お菓子のレッスンの先生(ようこさん)
エプロンにゴム手袋というシンプルな装いは、ようこさんの「お菓子のレッスンの先生」の仮装。言われてみればたしかに!
ようこさんは仕事でストレスがたまったらアイシングクッキーと練りきりを作ってストレスを解消しているそう。「失敗しても食べられるから」と合理的。生徒として料理教室に行ったら自分と同じような境遇のメンバーがいてこの仮装をしようと決めたとのこと。
私はお菓子作り教室に行ったことはないですが、行ったことないけど、手元周りのディテールなど100%信じるリアリティがあります。
アイシングクッキーもすごくきれい。こちらは実際に食べられるもの。
他にも作ったアイシングクッキーを見せてもらいました。火サスのクッキーすごい。料理教室の先生がこんなの作ってたらセンスにときめいて通っちゃうかも。
「仮装のために何か新しく用意するのではなく、身の回りにあるもので仮装するのが私の地味ハロウィンのこだわり」とようこさん。これからもストレスをクッキーにぶつけて毎日を乗り越えて行ってほしい!