特集 2023年1月28日

全世界注目のグーグルDCがワンダフル


ニュースでご存知かもだが、あの世界的企業グーグルのDC(データセンター)が日本に初上陸!することになったのだが、それがよりによって、実家の隣町の「印西市」ってことで。

近隣住民としては、なんでこんな所に!?って感じだが、一体どんなものができたのか気になると思うので、実際に見てきたのであった! 犬と。

多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー)

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ちなみに千葉県の印西市って所は、千葉っぽい牧歌的な地でありながらも、いわゆるニュータウン化に伴い、

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コストコ!

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ジョイフル!

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ビッグホップ! など北関東っぽい郊外型巨大施設のメッカとなっている。そんな地の、その奥(北)のほうにて、そういや数年前からなんか工事してるなぁと思っていたら、

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なんともその辺に、グーグルのデータセンターが日本初上陸!ってことで、そりゃ近隣住民としては、犬の散歩のついでにでも、行ってしまうものだが、すると街なかに、気になる情報が。

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!? と思いつつ、印西すぎる景色の中を、

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歩みを進めていくと、

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!! あらためて看板が! それが、

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グッドマンビジネスパーク!! …なんて? グッドマン、日本だったら「良男」。名前的にはいい人そう。

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・        「私はドッグ」

つまりは不動産ビジネスをグローバルに展開する会社のようで、グーグルを含めこの地をビジネスパークとして、街まるごと開発してしまっているのであった! すげぇ。それゆえパークの入り口とばかりに

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モニュメント、ドン。空を枠取るグリッドに込められた荘厳なメッセージが、ひしひしと伝わってくる。いや別に伝わってこない。

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ただ、グーグルDC目当てで来たけど、その周辺自体がもうスゴイことになっているので、

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早速「イースト」地区から見て行こう!

 

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で、いきなり、団地っぽいのが現れたけど、きっと団地ではない。

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・          「何ココ、住めるの?」

犬はどこでも住めるので気にしないでいいが、白とグレーのグラデという、パワポの表のデフォルトのようなシンプルな色味。

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・     「シンプルで飽きが来ないわ」

さすが世界である。しかしこんな非日常なビジョンの中に、グーグル一体どんな感じで現れるのか、期待と不安を胸に、進んでいこう。

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すると、なんかクールな外壁の建物があると思ったら、あのBМW。車興味ゼロだけど興味が湧いた。さすが世界的企業の何かしらが誘致されている当所。世界がここにあるのだ。

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まさに建設中の建物も。どうせまた世界的な何かであろう。その壁面にはまた地図もあり、

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各区画がノース/サウス/ウエスト/イーストと方角英語で称されているのも、改めて外国である。つい「ワンピース」でのグランドライン的地図感覚で捉えてしまう点は、我ながら男らしい。

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で、基本的に当地の建物は、黄緑とグレーがベースカラーになっており、トータルデザインも素敵である。またCGのような存在感で現れるので、なんだかマインクラフトの世界に居る気もしてくる。

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それゆえ、こんな画一的な中からグーグルの建物を探し出すことができるのかしら…と不安になるが、そういやそもそも、なんでこんな僻地に、グーグルが目を着けたのかと言うと、

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まず土地が固いからでしょう。つまり地震にも強い地盤ってことで、実はこの辺には既に、他社のデータセンターがたくさん建てられているのであった。また、そんな状況だと、データインフラ的にも都合がいいのでしょう。

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あと千葉なので、一応首都圏だし、そのうえ成田空港にも近いので、世界的にはアクセスがいいのでしょう。あとやっぱり田舎なので、土地が広くて安いのでしょう。

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と、「噂の東京マガジン」ばりのジャーナリズムで切り込んでみたが、おかげで印西は、いま海外で「INZAI」と注目されているようなのであった。それはダセぇ。

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そして、まだ開発は続き、ある一角においては「STAGE6」と。開発段階のことかと思われ、あと6と7のようで、ついに最終段階な模様。これは高ぶってくるぜ!   

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また交差点にては、さっきのモニュメントが、交差点の四方から突き出しており、

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これ逆サイまで地中で繋がってると思うと怖いが、そんなことはなかろう。そして、なんかコーラの車が大量に停まってる? と思ったら

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ホントにコカコーラの建物な模様。世界がひしめき合っているぜ!

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そんななか、あのスタバも! まぁ横文字の街にはマストであるが、もう外国である。

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そして、あのファミマまでも!あったが、店名は、

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超カタカナ。やはり外国であった。でも店内には、

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もろ印西の名産品があり、千葉丸出しないぶし銀さが、ここが日本であることを思い出させてくれた。

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そしてファミチキも、いつも通り美味だった。と、すっかり当所を満喫していたら、いつしか区画的には最後な

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「ノース」に来てしまった。あらやだ、一体グーグルどこなのかしら…と、

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ググりたくなった、その時。ん? 突然視界の片隅をよぎった、画一的な当所では目立つ

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謎の色味。…!! 知っている…俺たちはあの色味を知っている…!

ほら見て、もも!

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・            「あ、あれは!?」

建物の外壁に、燦然と輝くあの色味! そう、あれこそまさに

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グーグルカラー! まさにこの建物が、全世界注目のグーグルDCだったのであった! 誰もが知るグローバルスタンダードなユニバーサルデザイン、わかりやすい! まじワンダフル!(犬だけに!)

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このデザインで別の企業だったらちょっと困るが、ワンダフルな興奮のあまり、ついメガネも

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googleメガネになってしまうのであった。そうなると自分も、

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関係者であるように思えてくるが、通行は禁止である。しかし、こんなワンダフルな地で、すさまじいデータがめくるめくことになるんだなんて! 僕らのGメールが! 僕らのユーチューブが!

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きっと中にはパソコンだらけ!?と発想は至極貧困で、真相は知る由もないが、きっと最先端なことになっているのであろう! さすがだぜグーグル!!

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・      「ワンダフルだわ」

 

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…と、全世界的注目の地に降り立てた興奮に、浮かれてまた街なかをふらふらしていたら、

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…ん? また、視界の片隅にあのカラーが?と思ったら、いつしかグーグルを別角度から見られる位置に来ていて、

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・                 「あ、あれは!?」

建物のサイドにおいては

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縦にグーグルカラーが! あらまぁ! これまたワンダフル!!(犬だけに!)

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・             「ワンダフルだわ」

と、またすっかり浮かれポンチになってしまったわけだが、ふと。すぐその周囲に目をやると、

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草ぼうぼう。デフォルトではこんな地ってことでね。最先端から一気に千葉っぽくなるのが、またワンダフルなのであった。

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…と、以上のように見事なまでのグーグルさであったが、そんな一方。印西市には昔から「MORE」っていう商業施設があるのだが、これまではロゴの色味が、

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すごく無色だったはずなのに、

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今となっては、あっさり

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グーグルカラーに! 迎合!! なまでのグーグルの浸透力、恐るべしなのであった! と、そんな憎めないながらも全世界注目の地「INZAI」にぜひ皆さんもお越し頂けたら幸いです。ではまた。


 

はい、以上いかがでしたでしょうか、今週の「噂の千葉マガジン」。これからもググっていきましょう。

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関係者にはなれなかった犬。

 

 

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