はい、以上いかがでしたでしょうか、今週の「そんな犬が好き」。みんなも素に戻りましょう。ではまた失礼いたします。
まずは、我が愛犬もも をはじめ、世の犬たちが大好きな、ボールから。目にするやいなや想定通りのハイテンションとなり、犬っぽく遊び狂うが、唐突に素に。さっきまでのテンション、どこ行ったの！？ってなほどに。さては急に飽きてしまうのであろうか。
ただ、確かにボールって、球技的スポーツな文脈でないと、単体では戯れるだけ。もはやそれは球技でなく、僕らでもきついため、犬的にもそうなのだと思おう。
今度は、ハムスターのおもちゃだが、最初は仲間と思うのか、もしくは敵と思うのか、超ハイテンションでの対応に。ただある程度対峙すると、そんなのどうでもよくなるのか、一気に素に。さすがである。
ちなみに、ハムスターの背中から出ているヒモを、ひっぱると振動して前に進むのだが、犬的にはどうでもよさそうであった。
続いては、いろいろ敷き詰められている、ももの寝床。そこがちょっと荒れてて寝心地悪そうだと、もぐりこんで直そうとするのだが、ついハイテンションになっちゃって、結局よりメチャメチャに。そりゃ素にもなるかもだが、自業自得なのでかける声もないのであった。
一方、その中で垣間見られるワンピースの敷き物は、親がよくわからないまま買ってきてたものなので、気にしないでよい。
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今度は僕の布団であるが、こういう状態のものには、何か隠されてると思うのか、ハイテンションに突入！ して、一方的な探索を敢行するが、当然成果がなかったようで、突然素に。自分の行動の不毛さに気づくのは大切である。
そしてもも、ヒマな際に僕を見かけると、ヒマつぶしとばかりに、ガンガン蹂躙しに来ることがある、そして、ひとしきり蹂躙し、ヒマをつぶせた後、あっさり素に戻るのは、ご愛敬であろう。
犬と田んぼで散歩をしていると突然、道端の一部分に特攻していくことがある。一体何かと思ったら、どうやら、モグラ？が掘った穴に何か野生の気配を感じ、ハイテンションで突っ込んでいくのである。そして素に。
冷静に考えても、ももが特攻する必要性は、ない。モグラ的にも甚だ迷惑であろう。その精力をぜひ別のことにぶつけてほしい。
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トンカツなどの揚げ物を買った際に入れてくるビニール袋だが、これに衣のカケラが残っていると、それを求め顔を突っ込みすぎて、異様なスケルトン状態に。素に戻ってはくれるが、欲に翻弄されすぎている醜態に、ちょっとは世間体を気にしてほしくなる。
美味なフードをテイクアウトした際に、それが入っていた袋に匂いなどが残っていると、それを求めて、超ムチューになり、顔突っ込みすぎに。突っ込みすぎて、もはや伝説上の生物のような出で立ちに。
事実上のゴミに夢中になる我が犬に、あらためて不憫になる。怪しげかつ危うげなので、早々に素に戻ってくれて助かるが、やはり世間体はもっと気にしてほしいのであった。
…というわけで、犬ってそんな感じ、ということで、何卒よろしくお願いいたします。
