家のおみやげをつくる

亀と5円のケース

マグネットができたので、次は亀と5円のケースを作ろう。

金銀亀パーツは市販で売っているようだったが、手作りの方が味わいがあるだろうと思いつくることにした。

ここまで作って、ふと「ご利益がないのに、ご利益がある雰囲気だけ醸していいだろうか」という気持ちになった。

これはおみやげなので、誰かにあげる前提で作っているが、エセご利益はもらったら困るんじゃないか。捨ててもバチは当たらないが、バチが当たる雰囲気の余韻が生まれたら申し訳ない。いや、でも手作り感が溢れてるし、ものすごくご利益がある感じにはならないと思うけど……。

……横に5円玉置いてみて決めるか。

5円玉の力で粘土亀のありがたみが増してきている！！

これで下に赤い布を敷いたら、絶対にご利益がありそう。

完全にご利益がある状態になってしまった。でも、実際は全くない。自分がこれをおみやげにもらったら結構困るなと思ったので、家のおみやげグッズにはしないことにした。

でも、もらって困るおみやげってこの世に結構あるよな、とも思う。そういう意味では、家おみやげ制作２個目にして、おみやげの本質に近づいている可能性もある。

ご利益はないが亀はかわいくできたので、個人的にシルバニアファミリーの家の中に飾ることにしよう。

人にあげよう

五円玉亀ケースは幻に終わったが、マグネットの方はうまくできたので、早く誰かに渡してみたい。

当サイトのライター唐沢むぎこさんとご飯に行く約束をしていたので、家のおみやげを渡すことにした。

自分がもらったことがないので、家のおみやげを渡される人の気持ちが全く分からず不安でスカートをぎゅっとしている私。

おみやげをつくる人も、喜んでもらえるか不安な気持ちを抱えつつ、謎のおみやげを生み出したりしているのだろうなと思った。生まれて初めておみやげ製造者側の気持ちになった瞬間であった。

家のおみやげを渡す場合は、製造者の気持ちも背負う必要があるということがわかった。

家のポストカード

家のおみやげが１個だと寂しいので、ポストカードも作っておいた。

むぎこさんから、誰かに私の家のポストカードが届くかもしれない。

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