■姉が突然ルーマニアの呪文を勉強を始めた
姉からいきなりLINEが来た。


突然のことで話がまったくわからなかったが、整理するとどうやらこういうことらしい。


多すぎる情報を処理できないまま、とりあえず「これ記事にした方がいいな」ということで編集の石川さんに相談。

下準備はこれで万端!次は何の呪文をかけるかを決めていこう。
中世のコンプライアンス意識は問題がありすぎる
姉がルーマニアの呪文をマスターするのは12月末。ちょうど正月前なので、実家に帰省したタイミングでやることにした。
姉が学んだ呪文は20個ほど。すべてがルーマニアの呪文というわけではなく、比較用に登場した古代ローマやベラルーシ等のものも含まれるそうだ。
その中から、事前にどれをやるかを絞り込んでいく。


どれもこれもダメだった。中世といまでは、状況が違いすぎるのだ。

時代の違いを感じつつ「法律にひっかからない」「重い病気やケガをしなくていい」という本当に最低限の基準でえらんだ結果、まず選ばれたのがこの呪文である。

「滅びの呪文」は響きこそ物騒だが、ヘビもコウモリもいらないのでかなり手軽な方である。
それに、悪いものを滅ぼすのなら特に問題はないはずだ。これを機に、日頃から滅んでほしかったものをサクッと滅ぼそう!
滅びの呪文をかけるときは踊ると趣きが出る
時は過ぎてお正月。
実家に集まった我々が、呪文で滅ぼすことに決めたのがこれである。

本当は家の害虫がいいかなと思っていたのだが、横で聞いていた父に「どうせなら庭の雑草を滅ぼしといて」と言われ雑草に決定。
家の草むしりの手伝い感覚で、呪文をやることになった。

滅びの呪文をかける前に、まずは前準備として「清めの呪文」をとなえていく。

急に姉が叫びながら踊りだしたので笑い死ぬかと思った。完全に新春初笑いである。
清めの呪文が終わったら、次は姉が「滅びの呪文」をかけていく。
最後は完全に「ハビアー!!」と叫んでいた。滅びの呪文にしては陽気である。

見た目には何も変わらないが、これで草は滅んだはずだ。
結果を待ちつつ、他の呪文を試していく。