家でつくった乳酸飲料の味は?
さて、自作の乳酸飲料の味はどんなものだろうか。当然そのままだと濃すぎるので6倍程度に希釈して飲むらしい。
希釈したあとの乳酸飲料を嗅いでみると、生乳を使っているだけあって良い意味で牛乳っぽい匂い。もうこの時点で100%うまい。
うっ、まい!うまい!邪気が祓われて生命力がみなぎる味がする。
市販されているものでいうとカルピスが一番近いが、生乳のまろやかさとリッチ感があるおかげで次元がひとつ違う仕上がりになっている。幸福を液状にして飲んでいるようだ。
こういうものって普通は添加物バリバリの市販品に軍配が上がることが多いのだけれど、これは明確に家で作る意味があるように思う。
釈尊はスジャータから献じられた乳粥で体力を取り戻して悟りを開いた。あのスジャータってここからきてるんですね。
明治時代の僧侶である三島海雲はモンゴルの遊牧民に与えられた酸乳に感銘を受け、帰国後にカルピスを生み出した。ちなみにカルピスの「カル」はカルシウム、「ピス」はサンスクリット語のサルピスという言葉から取られています。
自作の乳酸飲料を飲んだおれも、おれも、いつかなにかを成すだろう!いっちょ建国でもしますか!そう思えるような味がした。やったるで!!
質実剛健なボトル
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