特集 2022年9月16日

技術力の低い人が、電子工作できるようになる大会「ヘボコン・アドバンス」出場者募集

ロボットなんて作れない人たちが、自作の「自称・ロボット」を持ち寄り無理やりロボットバトルをするイベント、「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」。

そんなヘボコンの新イベントが始まります。その名も「ヘボコン・アドバンス」!

>ヘボコンの最新情報はこちらのFacebookグループでどうぞ!
>Discordも仮運用中!

インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。(動画インタビュー)

前の記事:技術のない人たちによる隙だらけのロボットバトル~ヘボコン2022レポート

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アドバンスのまえに……ヘボコンとは?

新企画「アドバンス」のまえに、まずはヘボコン自体についてご説明しよう。

ヘボコンとは、技術のない人が行き当たりばったりで作ったガラクタに、むりやり相撲をさせるイベントだ。「ロボットコンテスト」といわれてあなたが想像するもの……を全部のぞいて残った残りかすみたいなもの。それがヘボコンである。 

 

今年の7/31に3年ぶりに大会を開催。試合中にファームウェアアップデートが始まり動かなくなったり、相手を騙し卑怯な手を使ったうえで負けるなど、8年目にしてなお新たなヘボが続々登場した。

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米国出身チームによる、米国議会議事堂を盾に、体当たりしていくアナーキーなマシン
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空港でマシン本体を没収されてしまい、バルーンだけになってしまった「ドローン」(マシン名)
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攻撃方法:アレルゲン千手観音
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本大会もっともビジュアルショックな試合。アニマル対決。
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ロボットバトルとは思えないかまえが登場

これだけ見せられてもどこがどうロボットバトルなのかさっぱりわからないかもしれない。詳しくはイベントレポートを見てほしい。

技術のない人たちによる隙だらけのロボットバトル~ヘボコン2022レポート

ここまででお察しかと思うが、技術力がない人のためのロボットバトル大会といっても「いまは技術力がないけど、お互い切磋琢磨して少しずつ成長していこう!」という前向きなイベントではない。

技術力がないのでロボティクス以外のハッタリとか精神論とかデコレーションとかでがんばる!技術からは目をそらす!

そういうイベントがヘボコンである。

ヘボコン・アドバンスとは

さて、今回の新企画。

ヘボコンが技術力がない人が丸腰で戦う大会であるのに対して、アドバンスは技術力がない人がちょっと勉強して戦う大会。

具体的には、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)という小型コンピュータを使って、電子工作やプログラミングについて、動画でセミナーを受けてからロボットを作るのだ。

これはセミナー用のサンプルロボを試作中の様子。アツアツの焼き肉を飛ばして攻撃する。実際はリモコン操作になる予定。

また、本イベントは、ヘボコン2022の特別協賛でもあった、Linuxの認定資格を運営しているLinux Professional Institute様のスポンサードイベントである。
電子工作だけでなく、Raspberry Piを通してLinuxに触れることができるのも本イベントの魅力だ。

 参加スケジュール

大会は来年の2/26(日)。それまでにこのようなスケジュールで進行予定だ。

9月 出場者募集中
10月前半 当選発表、セミナー用の教材セットが到着
10月中旬~ オンラインでセミナー受講(動画配信)
1月~ 自分のロボット製作期間
2/26(日) 大会@東京カルチャーカルチャー(渋谷)

教材セットはRaspberry Pi本体にくわえ、電子部品のセットやケーブルなどの資材が届く。
セミナーは15~30分ほどの動画を10本ほど配信予定。各自で動画を見る形式なので、場所や時間を合わせる心配はないので安心してほしい。また、不明点の質問や相談ができるオンラインのコミュニティも用意する予定だ。

セミナーの段階では、見本のロボットがどうやってできているか解説するので、参加者にはそれをマネしながら自由に組み立てもらう。
その後、手持ちの部品でできること+自分のアイデアを生かして、オリジナルのロボットを作ってほしい。

注意点

・教材費5,000円+出場費2,500円(いずれも税込)がかかります。
・以下はご自身でご用意ください:HDMI接続できるモニタ、USBキーボード&マウス、工作用工具、出場ロボットの材料
・セミナー受講の関係で繰り上げ出場ができないため、出場キャンセルはできません!(「ロボットができませんでした」はダメです!)

材料費を含めるとちょっと参加費がかさむが、Raspberry Pi本体だけでも元が取れるので実はかなりお得なイベントである。腕に覚えのない方、ぜひ応募してほしい。応募多数の場合は抽選です。

>>出場申し込みフォームはこちら!!<<

申し込みに当たって不明点がある場合は、FacebookグループDiscord等で事前に確認してほしい。

聖地・東京カルチャーカルチャー

会場は今回も東京カルチャーカルチャー。イベント概要はこちら!

ヘボコン・アドバンス イベント概要

2023/2/26(日)
11時ごろスタート(調整中。出場者は9時ごろ集合)
東京カルチャーカルチャー(渋谷)

  • ロボットは完成させてお持ちください
  • 応募多数の場合は抽選です
  • 競技ルールはこちら→公式ルール
  • 特別ルール:ハイテクノロジー・ペナルティは免除されます

>>> 観覧チケットは12~1月頃発売! <<<

 

講師紹介 

動画セミナーの講師もご紹介しておこう。このお二人です!

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淺野義弘さん
1992年生まれ、ものづくり好きなライター。大学1年生の時に3Dプリンターと出会い、デジタル工作の世界に足を踏み入れる。お弁当にふりかけで絵を描く『Lunchbot』や、機械の力でことわざを具現化する『文字もじりワークショップ』などを発明しつつ、中高生向けの映像教材やRaspberryPiを用いたIoT機器の制作などに取り組んだ。大学の研究員として産学官民連携のデータ活用や資源循環プロジェクトに関わったのち独立し、現在はものづくりの知見を生かしたライター業務を中心に、ワークショップやイベントの運営などにも取り組んでいる。

 

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よしだともふみさん
電子工作アーティスト。群馬県高崎市生まれ。メカトロニクスや光学、印刷技術などへの興味を起点に作品制作を行っている。近作にEテレ0655/2355『歩くの歌』(2019年)のロボット製作、AR三兄弟『スポンジと運動』(2020年)のメカ表現製作や、バッファロー・ドーター『Jazz』(2021年)MV製作、クリエイションキッズラボにおけるワークショップ講師(リクルートクリエイションギャラリーG8 2022年)。株式会社オブシープ代表取締役。

電子工作のプロであるお二人にくわえて、ヘボコンの戦略やロボットの傾向など「ヘボコン概論」的な動画を石川が担当させていただく。

スポンサーの皆さま

ヘボコン・アドバンスは下記の皆さまのご協賛により開催しております。

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スポンサー募集中

ヘボコン・アドバンスへのスポンサーをご検討いただける企業様がいらっしゃいましたら、ぜひ事務局窓口 info@moe3.co.jp までご連絡ください。

 

腕に覚えのない人、集え!

Raspberry PiとかLinuxとか言うと、「ヘボコンなのにちゃんとしたロボットが出てきてしまうのでは…」と心配する人もいるかもしれない。
だが、ロボット作りはそんなに甘くないので心配しないでほしい。きっとそこには今までなかった「プログラムがちゃんと動かない」「センサーが誤反応する」といったヘボのバリエーションが増えるのみである。

ただ、出場者にとっては大きな可能性の広がるイベントでもある。ぜひ広大な技術の世界に乗り出すきっかけに使ってもらえればと思う。

「技術力の低い人」から「技術力の使いこなせていない人」に平行移動するイベント、ヘボコン・アドバンスにご期待ください。

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