こういう時に限って
スーパーでネギを買い車に戻るまでのあいだに、娘の同級生とそのお母さんにバッタリ会った。
スーパーに訪れる前100円均一で買い物をしたせいでエコバッグが手元になく、わたしはネギを3本、素手で持っていた。
こういう時に限って知り合いに会うんだよな…
ゴーグル姿を見てもらったところで、最後はいよいよ緑色の部分だ。
実は、この緑色の部分が大本命である。
というのも、ネギを刻み始める前にネギを上部から確認したところ、ハートとまではいかないがハートらしき形が緑色の部分で確認できたからだ。
わたしが想像しているハートネギとは違う。でもこれまで切った白色の部分、分かれ目の部分と比べると、ハートネギができる確率が格段と高そうだ。
それでは、期待を胸に切っていこう!
その後も慎重に切り進めていくと、ついに…
待望のハートネギが誕生して、うれしさのあまり泣いた。ゴーグルはかけている。
やはり緑色の部分がハートネギの元となったが、もちろん緑色の部分だったらどれでもできるというわけではない。
今回切ってみて初めて発見したのだが、ポイントは“溝”にある。
ちなみに溝があってもネギが硬すぎると意図せぬところに切れ目が入ってしまい、ハートにならなかった。
溝に加え、ネギのやわらかさも重要であることがわかった。
そして、薄く切りすぎるとハートが潰れやすいため、ハートネギを目指すなら思い切って2mmくらいの厚さで切った方がいい。
ほかにもハートになるだろうと見込んで切ったネギがまったくハートにならなかったり、そもそも溝がないネギが多かったりと困難を極めたが、最終的に3本のネギから合計15個のハートネギを切り出すことに成功した。
苦労して切り出した15個のハートネギを、早速味噌汁に浮かべよう。
いつも通り作った味噌汁にハートネギを浮かべる。
見た目のかわいさはもちろん、刻みたてだからか普段使っている刻みネギに比べて風味も数倍よく、味に関してもとてもおいしい味噌汁になった。
3本のネギからは味噌汁1杯分しかハートネギが取れなかったが、家族にも好評でがんばった甲斐があった。
それでは最後に、ハートネギを作るポイントをもう一度おさらいしよう。
また、ネギを極力潰さず切れる切れ味のいい包丁があるとなおよさそう。
これで今後も普通の長ネギからハートネギを作れる。
次回は葉ネギでも挑戦してみたい。
スーパーでネギを買い車に戻るまでのあいだに、娘の同級生とそのお母さんにバッタリ会った。
スーパーに訪れる前100円均一で買い物をしたせいでエコバッグが手元になく、わたしはネギを3本、素手で持っていた。
こういう時に限って知り合いに会うんだよな…
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