短い記事 2022年4月12日

くもりどめで目をハートマークにしたかった

※豆知識:一般的に「~したかった」というタイトルの記事は、たいていの場合、失敗する記事です。失敗した記事で「~した」というタイトルだと嘘になるからです。

インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました!

前の記事:大惨事に、大賛辞を。3Dプリンタの造形失敗を集めた「もじゃコン」

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描くくもり止め

100均に行ったらペンタイプのくもり止めが売っていた。

これ

ペンといっても容器がスティック状なだけで、先端はスポンジみたいになっているのかと思ったが

ほんとにペン先

ペンだ。ということは、文字や絵を描くことができる。

これでレンズに文字や絵を描けば、その部分だけくもらないメガネができるだろう。

ということは、あれになれる!

キャー!

絵文字にも採用されている、このマンガ表現。

レンズにくもりどめでハートを描いておけば、メガネがくもるたびにこれになれると思う。やってみました。

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マンガの人になる

メガネに直接ハートマークを描いて…

これにハーッと息を吹きかけて、くもらせてみる。

なった

レンズにハートマークが浮かび上がった!

……ここまでは簡単だった。問題はこのあとだ。
ハーッてやってくもらせたメガネ、顔にかけるまでのあいだに、くもりが取れてしまうのだ。

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春がきましたよ

冬場はマスク+メガネの組み合わせでメガネがくもりまくっていたのに、4月にもなると吐息程度では一瞬しか、くもってくれないのだ。来ましたね、春が。

この記事は読者の皆様に春の訪れをお知らせするために書きました。みなさん、春がきましたよ。

ただ目を見開いただけの自分の写真が大量に残った

 

お湯の上にかざして曇らせる手法も編み出した

湯気でレンズが曇るのは、ラーメン屋でおなじみの現象である。ラーメン法と名付けた。

ラーメン法に加え、メガネを変えたり曇り止めを塗り直したりして、なんとかギリギリ撮影できた一枚

ハートの向こうに真剣すぎる目が透けて見える。まったくもって、目がハートマークになっている人の表情ではない。

瞬時にメガネをかけないといけないので、表情作ってる余裕がないのだ。

表情まで含めての最高傑作

かろうじてできた。できたが……なんか思ってたのと違うな!
目がハートマークになっている人ではなく、メガネにハートが書いてある人だ。(あたりまえである)

思ってたのと違うが、強引に次の展開に行きます。

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目がハート、実践編

マンガ的表現ということで、これを使って写真4コマを作ってみることにした。
「公園に大好物のシュークリームが落ちているのを見つけ、拾って食べる」というマンガである。

3コマ目、シュークリームを見つけたシーンで目がハートになる予定だ。そのつもりで読んでほしい。

①ある日、公園を散歩していると
②あっ、シュークリームが落ちてる
③やったー!(※ここです、ここ!目がハートです!!!!)

 

④シュークリーム最高!

 

………………………。

 

野外は風が強かったせいか、室内よりもさらにくもりが取れるのが早かった。
お湯を入れた水筒を当てて、ほんとうに一瞬だけギリギリ曇ってくれるレベルである。

おかげで、水筒の中をのぞいて目がハートになっている、意味不明なコマができてしまった。


「外に落ちているシュークリームは高確率で腐っているので食べないようにしましょう」という注意書きで記事を終えるつもりだったが、この記事の本当の注意点は「思いついた企画は季節が変わるとできなくなるのですぐやりましょう」であった。

ご清聴ありがとうございました。

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