文化って実はすごく属人的
観光情報センターにやってきたのは、前日に湯原のハンザキ調査について説明してくれた方にぜひ来てほしいと言われたからだった。このときセンター2階の展示スペースでは湯原村出身の俳優・沼田曜一氏と原爆の民話「おこりじぞう」の展示をやっていて、これがこの方(浜子さんというお名前です)の主催によるものだったのである。
雑談しているうちに、浜子さんは「こういうのも調べてるんですよ」といって一冊の冊子をくれた。
江戸時代にこの一帯で起こった山中一揆。首謀者のほとんどが処刑された中で、たった一人助命された「ひなたノ半六」なる人物がいた。なぜ彼だけが助かったのかということを、調べてまとめたのがこの冊子だということだった。どうしよう、すごくおもしろそう。
ハンザキ祭りの山車やねぶたといい、一揆の研究といい、個人の資質と情熱によるところがものすごく大きい。人一人の力というか影響力は案外馬鹿にできないのだ。

