【今週・来週のみこみ】大陸からプチ寒気がどれだけ来るかがポイントです
記録的な大雨を降らせた台風19号が去り、落ち着きを取り戻しつつある日本列島の空。
ただ、年間の台風発生数が平年で26個くらいということを考えると、まだまだ油断はできない。
北から冷たい空気がどんどんやってくれば、列島にバリアがはられるように、台風は北上できず東や西へ大きくそれていく。
けさ(14日)は北海道で氷がはるなど、北からプチ寒気は来ている。おかげでこの先しばらくは、極端な高温もなく、秋らしい気温がつづく。

きょうの時点では、しばらく台風が列島に近づく予想はない。台風が来ないうちに、どんどん秋が深まって、台風を寄せつけないようにしてほしいところ。
今のところ、次のプチ寒気は見えず、秋らしいすごしやすさがつづきそうだが…。
どれだけ秋が深まるか、結果は再来週に!

『北から来る寒気は、列島を台風から守るバリア。』
TEN-DOKU
前回(9/30)の出題は、「この天気図のとき、スポーツの大会で選手にあることがあいつぎました。それは?」でした。
選択肢はこの4つ。
1)札幌で暴風により交通が乱れ欠場
2)仙台で凍結により会場の外で転倒
3)大阪で熱中症により、けいれん
4)広島で濃霧によりボールを見失う

正解は「3)大阪で熱中症により、けいれん」でした。
南に高気圧があると、気温は上がりやすくなります。
このときの日本のすぐ南にある高気圧は、夏の太平洋高気圧で、真夏の空気におおわれている状態でした。
日本海北部にある前線がおりてくれば気温は下がるのですが、この前線が北にあるうちは気温の高い状態がしばらくつづきます。
熱がじわじわと蓄積され、気温がいっそう上がりやすい状況でした。
このとき、大阪では世界陸上が行われていました。
ひじょうに暑いなかでの大会となってしまい、熱中症により足がけいれんする選手があいついだのです。
「停滞前線の南側は熱帯の空気が入ってるため気温の上昇が見込まれる。近畿付近で強い日差しでより気温が上昇し熱中症が多くなったものと思われる。(QK_247さん)」
おみごと!
「3) 夏の南高北低の気圧配置に見えました(ちーちーさん)」
ズバリ、そのとおり!
南に高気圧、北に低気圧(前線)の、気温が上がりやすい南高北低パターンでした。
「ビビットが終わってびっくりしました。まや天も終わりと聞いて残念です。(はいまっとさん)」
そうなんです。残念ながら9月まででした。
10月からは、それより朝早い「あさチャン!」という番組で、天気予報をしています!
今週の定石はこちら。

『南に高気圧、北に停滞前線があるときは、しばらく高温がつづきやすい。』

今回、正解したみなさんはこちら。
coooさん、はいまっとさん、ゆうまさん、ベルヌーイさん、QK_247さん、ちーちーさん、まとちゃんさん、Fleurさん、雄大積雲さん、イシロさん、シアーライン。さん、1級下駄占い天気予報士さん、ビル面さん、メロポンさん。
正解したみなさん、おめでとうございます!
今週の問題
この天気図のとき、起こったことは?

(ヒント)
・ノーヒントでいってみましょう!
<答えはこの4つのどれかです>
1)北海道で雪
2)北陸で気温が40℃超え
3)関東でみぞれ
4)沖縄で気温が3時間で20℃上昇
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(10/28)に!