【今週・来週のみこみ】台風が去れば、大陸出身の秋の空気が主役に!?
残暑きびしく、なかなか秋が深まらない今年の日本列島。
原因の一つは、台風がたびたび北上してきて、暑い空気をもってくるため。台風がくるたびに、夏のやり直しをしている。
またも台風が北上中で、18号は日本海に進む予想。台風に向かう南からの風が吹いて、広範囲で気温が上がるパターンだ。
ただ、台風は大きく空気をかき混ぜる役割も持つ。台風の後ろ側(西側)は、北からの風が吹いて、大陸から冷たい空気を引きずり込む。
台風が順調に東へ去れば、あとは冷たい空気がやってくるだけ。来週の10月10日頃には、だいぶ秋らしくなっているはずだ。
ただし、台風18号が形をくずさず、台風のまま北へ北へ進んでしまうと、暑い空気も北へ北へ広がって、大陸からの冷たい空気の侵入をゆるさない。
今のところ、冷たい空気は順調にやってきてくれそうだが、はたして?
結果は再来週に!
『秋の台風は、暑さを連れてくる一方、去ったあとは秋を深める。』
TEN-DOKU
前回(9/16)の出題は、「この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?」でした。
選択肢はこの4つ。
1)北海道で40℃近い暑さの所があった
2)沖縄で40℃近い暑さの所があった
3)東京で-10℃近い寒さの所があった
4)高知で-10℃近い寒さの所があった
正解は「1)北海道で40℃近い暑さの所があった」でした。
今年5月の天気図だったんです。北海道の佐呂間で、5月なのに39.5℃まで上がりました。
日本の南に高気圧、北に低気圧がある「南高北低」の気圧配置で、全体的に南からの風が吹きやすく、気温が上がる形でした。
細かく見ると、北海道は南西からの風になり、風が北海道の中ほどにある山脈を越えるときにフェーン現象が起こって、北海道の東側の地域で、極端に気温が上がったんですね。
近年は、このパターンの高温がしばしば見られます。
この天気図のときのように、数日にわたって晴れて、しかも大陸で熱せられた空気が流れ込んだときは、高温が出やすくなります。
「高気圧が南海上にあることからすると日本付近は暑いはずなのと、北海道付近で等圧線が渡っている=風が生じていそうなので、フェーン現象が生じてるかも?よって答え:1)(イシロさん)」
バッチリです!
「1と2で迷いましたが、沖縄40度を出題するだろうか?と思ったので1で。オホーツク海の低気圧に向けて風が吹きフェーン現象が起きたと推測。(ちーちーさん)」
フェーンに気づいたのがナイスです!
沖縄では40℃を超えたことはないんですね。
「これはもしかして今年の5月に佐呂間町で39.5度を叩き出した時の天気図でしょうか?本当に衝撃でした(ゆうまさん)」
「今年5月の出来事ではないでしょうか。(雄大積雲さん)」
するどいです!
今週の定石はこちら。
『初夏に高気圧が南にあり、西風が吹くときは、北海道でも極端に気温が上がることがある。』
今回、正解したみなさんはこちら。
イシロさん、ゆうまさん、すえよしさん、QK_247さん、ベルヌーイさん、TemmaRyonoさん、酔いどれかんちゃんさん、ちーちーさん、雄大積雲さん、tall_mugさん、ひらちゃん@スヌさん、1級下駄占い天気予報士さん、シアーライン。さん、ビル面さん、ずん先生さん、coooさん、メロポンさん。
正解したみなさん、おめでとうございます!
今週の問題はこちら。
今週の問題
この天気図のとき、スポーツの大会で選手にあることがあいつぎました。それは?
ヒント
・ノーヒントでいってみましょう!
<答えはこの4つのどれかです>
1)札幌で暴風により交通が乱れ欠場
2)仙台で凍結により会場の外で転倒
3)大阪で熱中症により、けいれん
4)広島で濃霧によりボールを見失う
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(10/14)に!