【今週・来週のみこみ】2つの高気圧のパワーバランスで梅雨明けが決まります
このところ、本当に晴れる日が少ない。梅雨前線は列島を行ったり来たりで、梅雨らしい梅雨になっているところが多い。
梅雨前線は、そろそろ北へ移っていく頃だが、それを邪魔しているのがオホーツク海高気圧。
北から涼しい空気を送り込み、梅雨前線の北上をこばむ。関東から北の太平洋側では、気温が上がりにくい。
そんな状態が来週前半までつづくので、九州~本州は、まだまだ梅雨空の日が多くなりそうだ。
では、いつ頃になったら、夏の高気圧が強まって、梅雨前線を北へ押し上げてくれるのか?
来週前半は太平洋高気圧がほっそりとしていて弱々しいが、来週後半には、いよいよ強まる気配がある。
早ければ、九州~関東は7月20日前後に梅雨明けへ!
「早ければ」ですよ、早ければ。
予報に保険をかけつつ、結果は再来週に!
『梅雨明けは、オホーツク海高気圧と太平洋高気圧の押し相撲。太平洋高気圧の押しが弱いと、梅雨が長引く。』
TEN-DOKU
前回(6/24)の出題は、「この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?」でした。
選択肢はこの4つ。
1)近畿で40℃近い暑さになった。
2)沖縄で40℃近い暑さになった。
3)関東で一日に30℃ほど気温が下がった。
4)奄美で一日に30℃ほど気温が下がった。
正解は「1)近畿で40℃近い暑さになった。」でした。
注目は、本州の南にある高気圧と、九州の西に進みつつある台風です。
南にある高気圧は、太平洋高気圧と呼ばれる夏の高気圧。つまり、暑い季節ということになります。
しかも、台風がびみょうに西側に追いやられているのは、夏の高気圧に押されてのことですから、夏の高気圧はそれだけ強い=暑くなると考えることができます。
さらに、台風がここまで北上しているということは、南から一段と暑い空気をもってきていますので、かなり暑くなるパターンです。
ただし、沖縄は海に囲まれているため、風が吹き抜け、あまり熱がこもりません。熱がこもりやすい本州の内陸で特に気温が上がり、この日は近畿で38℃台になったところがありました。
ちなみに、この日は京都府の京田辺市のアメダスで、39.9℃を観測。ところが調査したところ、温度計に草のツルが巻き付いていて、風の通りが悪く気温が上がってしまっていたのです。もちろん、この観測記録は、取り消しとなりました。
「九州の西にある弱い台風が持ち込んだ暖かい空気と南太平洋の高気圧から送り込まれる暖かい空気が近畿に流れ込み、気温がかなり上がった、ということかなぁ。(QK_247さん)」
そのとおり!
「台風が中国大陸の方にそれていることから太平洋高気圧の勢力が強く、全国的に暑くなったと判断しました!!(ゆうまさん)」
バッチリです!
「ついに16日予報が可能になりましたね。そんなに先まで当たるのかどうかはべつとして、予報してもらえるのはありがたいです。(はいまっとさん)」
当たりそうなときは、がんばって予報画面を出していきます!
出さないときは、自信がないと思ってください、、、
今週の定石はこちら。
『南に高気圧+西に台風=高温パターン』
今回、正解したみなさんはこちら。
酔いどれかんちゃんさん、ゆうまさん、QK_247さん、さやちびさん、竹垣に竹さん、はいまっとさん、どんどこ丼さん、雄大積雲さん、たぁzさん、ベルヌーイさん、シアーライン。さん、メロポンさん、おむらいすさん、indigoさん、bihhtmyさん。
正解したみなさん、おめでとうございます!
今週の問題はこちら。
今週の問題
この天気図のとき、福井市はどんな天気だったでしょう?
ヒント
・この日、大きなニュースになったことが福井市でありました。
<答えはこの4つのどれかです>
1)晴れて、強風、0℃近い気温。
2)晴れて、おだやか、30℃近い気温。
3)雪で、強風、0℃近い気温。
4)暴風雨、30℃近い気温。
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。正解は再来週(7/22)に!
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