【今週・来週のみこみ】熱帯低気圧が、梅雨前線に気合いを注入します
6月19日までには本州の梅雨も本格化と前回の記事で書いたが、西日本はまだ梅雨入りせず。。。九州北部~近畿は、統計史上もっとも遅い梅雨入りになりそうだ。
原因は、梅雨前線の“ゆるみ”。西日本で、やる気がないように南にたるんでいて、雨雲が陸地にかかってこない。

このさきは、南から熱帯低気圧が夏の空気を運んできて、梅雨前線に気合いを入れる。
梅雨前線はこの時期ほんらいの仕事をはじめて、九州~本州では今週後半から雨の日が多くなりそうだ。
梅雨前線が北へ移るということは、沖縄はそろそろ梅雨明け。早ければ今週末、遅くても7月はじめには明けるだろう。
では、本州各地の梅雨明けは? まだハッキリとわからないが、7月上旬は梅雨前線の影響を受けそうだ。
今月から発表して良くなった“16日先”までの1日ごとの予報を見ても、東京は7月前半はまだ梅雨が明けるような感じではない。

この16日予報は、必ず予報の「幅」を併記しないと発表できないようになっているので、こっちの『半月天気予報』はズバリで勝負。
沖縄は7月はじめまでに梅雨明け! 本州各地は、7月上旬もまだまだ梅雨のまっただなか!!
結果は再来週に!

『沖縄の梅雨が明ければ、本州は梅雨本番。梅雨前線の守備範囲は北へ変わる。』
TEN-DOKU
前回(6/10)の出題は、「この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?」でした。
選択肢はこの4つ。
1)愛知でまわりが白くなるほど、ふぶきになった
2)鹿児島で地面が白くなるほど、みぞれが降った
3)埼玉でゴルフボールくらいのひょうが降った
4)沖縄でミカンくらいのひょうが降った

正解は「3)埼玉でゴルフボールくらいのひょうが降った」でした。
この日は、梅雨前線が南海上にあって、九州~本州各地は梅雨空でした。
ただ、梅雨のシーズン、梅雨前線の北側では、ときどき北から上空の寒気が南下してくることがあります。
(その場合、梅雨前線は南に垂れ下がる形になることが多い)
このときもそのパターンで、上空の寒気の影響により、雨雲や雷雲が梅雨前線から少しはなれたところに、あちこちで発生していました。
その雷雲の一部が、埼玉で大きな氷の塊、ひょうを降らせたんですね。
梅雨前線の北側は、ひょうが降ることが意外とあります。
梅雨前線が南に垂れ下がっているときは、上空の寒気による、突発的な雷雨やひょうに気をつけたいところです。
「3)。典型的な梅雨時期の天気図だと思われます。
南海上の高気圧が強まっていることから、本州各地は暑かったのではないでしょうか。
ところが上空に北側から冷たい空気が入り込んだため、大気の状態が不安定になり、積乱雲が発生し雹が降ったと推測します。(メロポンさん)」
おみごと!
「上下を高気圧に挟まれて身動きが取れない前線に南からは湿った風が、北からは低気圧の影響で寒気が関東へ流れることで活発化して積乱雲が出来そう。
なので「3)埼玉でゴルフボールくらいのひょうが降った」だと思います。(まにまにさん)」
いいですね!
「連続的中目指します!(はるきさん)」
その意気込み、大事です!
次回もがんばって!!
「おひさしぶりですー 南海上の高気圧からの暖かく湿った空気が前線を刺激して…と見ます。
答えは3)埼玉でゴルフボールくらいのひょうが降った(イシロさん)」
おひさしぶりも大歓迎です!
今週の定石はこちら。

『梅雨前線の少しはなれた北側では、雷雨やひょうになることも。前線が南に垂れ下がっているときは要注意』

今回、正解したみなさんはこちら。
ゆうまさん、おさかなマイスターさん、たぁzさん、はいまっとさん、QK_247さん、ベルヌーイさん、MaRuさん、雄大積雲さん、naraoさん、テナーマンさん、どんどこ丼さん、まにまにさん、シアーライン。さん、はるきさん、イシロさん、しばてんさん、かいちょーさん、ブン福茶釜さん、寿猫さん、仁やマスター(ひとしやマスター)さん、IFさん、メロポンさん、ナチュラルさん、さやちびさん。
正解したみなさん、おめでとうございます!
今週の問題はこちら。
今週の問題
この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?

ヒント
・日本の南海上に中心を持つ高気圧があります。
<答えはこの4つのどれかです>
1)近畿で40℃近い暑さになった。
2)沖縄で40℃近い暑さになった。
3)関東で一日に30℃ほど気温が下がった。
4)奄美で一日に30℃ほど気温が下がった。
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(7/8)に!
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