【今週・来週のみこみ】3月下旬のラッキーアイテムは冬物の上着
今年の桜は早い。
前回の記事では、コンピューターは一番早いところ（福岡・高知）で19日（火）に開花の予想だったが、けっこう暖かい日が多くなるから17日（日）までに咲くのでは？と個人的見解を書いてみた。
結果は……18日時点でまだ咲かず。やっぱりコンピューターの予想はすごい。…と負けおしみを言うしかない。気温が思ったほど伸びなかった。
でも、今週こそは暖かい。九州～関東では、水曜（20日）～金曜（22日）に20℃くらいまで上がって、いよいよ桜の開花ラッシュになる。
ただし、暖かくなりすぎたあとは、寒くなるのが春。
今週末（23日・24日）は、またヒンヤリ。「あぁ、仕舞わなくてよかった」と、冬物の上着のありがたみを感じることになりそうだ。
そのあと、25日～の週は、また気温がじわじわと上がるが、28日～31日頃は急に寒気がやってきて、1～2日間限定の冬が戻ってくる可能性は否定できず。
個人的な見解としては、3月の最後で冬が戻る確率はそこそこあると見ている。
前回の「個人的見解」のリベンジなるか？ 結果は再来週！
『気温が上がりすぎたあとは、寒さにねらわれる。それが春。』
TEN-DOKU
前回（3/4）の出題は、「この天気図の日は、どんなことが起こったでしょう？」でした。
選択肢はこの4つ。
1）冬なのに、福岡で気温が30℃を超えた
2）春なのに、名古屋で3cmの雪が積もった
3）夏なのに、盛岡で3cmの雪が積もった
4）秋なのに、鳥取で300ミリの大雨が一日で降った
正解は「2）春なのに、名古屋で3cmの雪が積もった」でした。
この日は3月にもかかわらず、名古屋市で3cm、岐阜市で15cmの積雪を観測。
北から強い寒気がやってきて、日本列島は西高東低の冬型気圧配置となっていました。
春は、大陸のシベリア高気圧がすごく強くなるのはまれで、北海道の近くで低気圧が猛烈に発達するときに、等圧線が何本もならぶ強い冬型の気圧配置となります。
本州付近で、等圧線が北西→南東の向きのときが、風が北西から吹きやすく、雪雲が福井県の若狭湾から岐阜県の関ヶ原周辺を抜けて、名古屋周辺に流れてきやすくなります。
春でも雪に油断できないんですね。
「たとえ季節が春であっても，3月初め頃であれば強い寒気が入ってくることもあり，図のように西高東低の強い冬型の気圧配置の時は名古屋で雪が降る可能性も考えられると判断しました！（ゆうまさん）」
そうなんです！
「大陸に高気圧、北海道に低気圧の西高東低に加えて、ベーリング海にも高気圧が見えます。そのため低気圧は東進を妨げられ、ますます冬型が強まり、北西からの寒気移流による雪雲が関ヶ原を越えてきての名古屋の雪と考えました。（TKTKさん）」
おみごと！
「ちょうど今頃(投稿日3/10)の天気図かと思う。
たとえば爆弾低気圧通過後に冬型の気圧配置になって関ヶ原から雪を降らす雲が名古屋あたりまで流れてきた。寒の戻り。
爆弾低気圧やら暴風やらも多くなるのも3月の特徴。春の嵐の典型例かな（ひろりん♪さん）」
解説がいいですね～！
今週の定石はこちら。
『春でも、強い冬型の気圧配置のときは名古屋周辺で雪の可能性あり』
今回、正解したみなさんはこちら。
はいまっとさん、TKTKさん、おさかなマイスターさん、Shinlacos0216さん、ベルヌーイさん、お～しゃんさん、ゆうまさん、雄大積雲さん、シアーライン。さん、Dヘリオスさん、竹垣に竹さん、覇極流地方人さん、ひろりん♪さん、第一楽章さん、かっきーさん、ニシノミヤンさん、chouchoさん、はながらもへじさん、たぁzさん、エルチさん、サトミさん、はるちなさん、ひなぼうずさん、うさぴょんさん、メロポンさん、天気の子さん。
正解したみなさん、おめでとうございます！
今週の問題
この天気図の日は、どんなことが起こったでしょう？
（ヒント）
・無しでいってみましょう！
＜答えはこの4つのどれかです＞
1）濃霧により、東名高速道路が通行止め
2）強風により、東海道新幹線に大幅な乱れ
3）高潮により、関西空港が閉鎖
4）大雪により、九州新幹線に大幅な乱れ
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週（4/1）に！
