ハンカチと服の裾、手を拭くのはどっちが清潔か？〜科学系YouTuber市岡元気先生に聞いてみた〜

２回目の実験

元気先生「僕の動画を見ている視聴者って、カーディガンを着る人少ないんじゃないか？という意見があったので、2回目はパーカーで試してみました。」

元気先生「ハンカチは洗ってから実験しているんですが、パーカーは洗ってないものを使っているので、初期状態で結構菌がいますね。ここの条件が合ってないのはちょっと問題ではあるんですけど」

とりもち「洗濯したハンカチ、すごい菌減りましたね！！」

元気先生「洗濯大事ってことがこれで分かりますね。でも7時間経ったら、やはり菌が増えてますね」

意外と同じ菌の量を保っているハンカチと服の裾。ただ初期状態の条件が一緒ではないので、全て洗濯した状態で、もう一度実験することに。3回目の実験で、ついに真実が分かるのか……？

3回目の実験

全て洗濯をした状態で実験した結果がこちら。 

元気先生「全て洗っているので、これが一番条件が同じですね。若干パーカーが最初から多いですけど、9時間後を見ても、そこまで大きな差はないですね。つまり、ポケットに入れても、バッグに入れても、服の裾でも、そんな変わらないです」

とりもち「えーーーーー！！！！じゃあ、服の裾でも、ハンカチでも、どっちでもいいってこと！？」

元気先生「そうですね」

人類にもうハンカチいらないじゃん！！

まさかのハンカチ不要説に、ハンカチ派の人がどよめく結果に。

こんな秘密暴いて良かったのだろうか。今後ハンカチはファッションの一部となり、育ちの良さをアピールするためのパフォーマンスアイテムということになるのだろうか。菌的には服の裾と一緒なのに……！！

元気先生「ただ、ちゃんと毎日洗濯するのが大切ということですね。洗わないと菌が増えていくので。毎日洗うなら服の裾で拭いても大丈夫ですね。そういう意味では、ハンカチは小さいので、洗濯が楽という面はあると思います。」

菌の遺伝子を調べてみても、毒があるような悪い菌はいなかったそう。基本的には皮膚に常にいる菌で、悪い菌から手を守っていて、それがハンカチなどに移って増えているということらしい。

今後「服の裾で手を拭くなんてありえない！」と親から叱られたとしても、「菌的には同じだから」と胸を張って言おう！！そしてちゃんと洗濯しよう！！

実験室見学

取材のあと、実験室の中を見学させてもらった。

気になるものがたくさん置いてあるけど、「この電子顕微鏡は簡易的なものなので１０００万円ぐらいです」と言われたりして、実験機材の価格帯にびびる私。

今回の実験の動画は、今日の１７時に元気先生のYouTube「GENKI LABO」で公開予定。実験の詳細が気になる人は、ぜひチェックしてね！

（追記）公開されました！

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