生放送で流れるコメントが面白い
ニコニコなどの動画サービスで配信できる生放送では、視聴者がコメントすると画面に流れるシステムになっている。特に大量のコメントが流れる様子は「弾幕」とも呼ばれている。
コメントが盛り上がると配信者が見えなくなることもある。いいのかそれで?!盛り上がれば盛り上がるほど配信画面が見えにくくなるという矛盾にも思えるこの光景が、インターネットのおもしろ文化なのである。
そして私はこれをやってみたくなった。生放送上ではなく、リアルで!
コメントを持って横切れば弾幕になれる
リアルの世界に再現するのは簡単だ。コメントを手書きしたボードを持ってカメラを横切ればいいのだ。カニ歩きで。
コメント用の板はリアルタイムでコメントを書いたり消したりするためにホワイトボードで作った。
コメントゾーンで書き込み、カメラを横切り、またコメントゾーンに戻り、次のコメントを書き込み、カメラを横切り…を何人かで繰り返せば、絶えずコメントが来る「人気の生配信」が再現できるはず!
協力してもらうのは林さん、西村さん、三土さん、唐沢さん。生配信を見たこともコメントしたこともない、弾幕初心者だ。
事前に生配信の動画をいくつか見て、動きの確認もして、準備万端!
なはずだった。
雑談のスピードが速いとコメントが追いつかない
配信者役とコメント役に分かれてスタート!
おお!ちゃんとコメントだ!楽しい!
弾幕と言うには数が足りないものの、横に流れていく様子が再現できて嬉しい。
何度でも横切れるので、それぞれ違う人になりきってコメントすることもできるのだ。
話題がどんどん変わるのでコメントが追いつかない!オンラインの配信とコメントでも多少のタイムラグがあるので再現できていると言えなくもないが、やっぱり入力するのと手書きするのとではスピードが違う。コメントを書いている途中に話題が変わると焦る。
それでも配信にコメントをするのは楽しい。よかった、夢が叶って…………
勘が良い方はとっくにお気づきであろうが、このとき私たちは重大なミスを犯していた。
初心者すぎて致命的なミスに気づかない
会議室での配信だけでなくスクランブル交差点にもコメントをしようと、ホワイトボードを携えて勇んで移動した。
そう、文字の流れる向きがずっと逆だったのだ!まじかよ!
なんとなくのイメージで右から流してしまったが、横書きの文字を右から流すと文末から見えることになるので読みにくいのだ。


これに気づいてから全員の口数が減り、失意の中解散した。肌寒い夜だった。


