1時間ぐらいあれば十分満喫できる場所
巌流島は小さい島なので、1時間ぐらいあれば全部回れるほどの大きさである。なので、ちょっと見たい人にもおすすめである。
続々と人が降りていく。風景のきれいさに息をのむ。
巌流島は船島とも呼ばれている。それは元々の島の形が船の形だったからだ。巌流島の由来は、宮本武蔵に敗れた佐々木小次郎を想う地元の人たちにより、佐々木小次郎の剣術流派である「巌流」から巌流島と呼ばれるようになったそうだ。
また、今では無人島となっているが、昭和30年ぐらいには30軒から50軒の家があった。昭和48年に最後まで住んでいた老人が島を去ったことで無人島になったらしい。
そこから月日は流れて、平成15年に整備工事が行われ、島の一部が埋め立てられ、今の大きさになったそうだ。
巌流島歴史館みたいなのがあるのかと思ったがそういうのはないようで、島のあちこちにいろいろとあるみたいだ。
早速歩いてみよう。この看板の近くに神社がある。舟島神社だ。
周辺を歩いてみよう。海がきれいだなーと思いながら歩くと巌流島っぽいものがあった。
しばらく歩くと案内板があった。
こんなフォトスポットがあるが、誰も見てない。自分だけの美しい風景がひろがっている。巌流島の今のところの感想、風景がきれい。
2人の剣豪のことを詠んだ短歌がある。
「この島に二人降り立ち闘ひしむかしの男恋ほしかるかな」
これはみんなで解釈していこう。それぞれの答えがあるから。
先ほど案内板にあった武蔵・小次郎像を見に行こう。フォトスポットから少し歩いた丘の上にあった。
戦いを止めているいい感じの写真撮りたいなーとタイマーの撮影していたところ、観光に来ていたご年配の方に「間に合いました?」と聞かれた。
楽しそうな写真を撮ってると思って、思わず手伝いましょうかと声をかけそうになったそうだ。
こういうふざけていることをしてるときに声をかけられるのは恥ずかしいが、「間に合いました!」と微笑んで答えた。虫網を持っていたので「お孫さんと虫捕りですか!」と聞いたら「そうなんですよ。でも、おばあちゃんいたよ!と言うだけで捕まえなくて…」と困りながらも楽しそうに話していた。巌流島に来たかいがあったな。
下関市に昔からある船を再現したものがあった。武蔵もこれに乗ったのかもしれない。
でも、遅れたのって社会人としてよくないと思う。5分前には来なよ。
そう思ったが、この島の周りは結構潮の流れが速い。これは来る方がすごい。逆に佐々木小次郎がちゃんと来たのがすごい。
(流れがすごいな)と思いながら海を見ていたら「佐々木小次郎の刀があった!」と長い木の棒を持ってはしゃぐ子どもがいた。そういう気持ちを大切にしたい。
と思って見ていると、「汚いから捨てなさい」と親に言われていた。佐々木小次郎が親に負けた瞬間を見た。一番強いのは親だ。
巌流島は他にもバーベキューができる場所があったり(申請書を出して予約する必要がある)釣りができる場所があったりする。
潮風を浴びながらアウトドア気分を味わたい人にもおすすめの場所です。
アントニオ猪木とマサ斎藤が戦ったので、その当時の雰囲気を味わいたい人も、キン肉マンとネプチューンマンの巌流島コンビに想い馳せたい人にもおすすめの場所です。
巌流島は小さい島なので、1時間ぐらいあれば全部回れるほどの大きさである。なので、ちょっと見たい人にもおすすめである。
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