スーパーでも牛乳パン
調べたところ牛乳パンは各地にあるにはあるが、中心地は長野県なのだとか。隣県だからか、このあと行った新潟県でも、コンビニやスーパーにいろいろな種類の牛乳パンが売られていた。
ふわふわのパンにミルククリーム、というフォーマットは同じだった。パン部分の甘味がすこし強い
いくつか牛乳パンを買ってみたのだが、どれもパンの生地に牛乳や生クリームが練り込まれていて、ふかふかでほんのり甘く、天国を具現化したみたいな食べ物だった。
帰ってから長野出身の人に牛乳パンを知っているか聞いたところ、もちろん知っているがそんなに特別なものなの、と言っていた。子どものころによく食べた気もするけど、あんなのどこにでもあるでしょう、と。
僕もそう思っていたのだけれど(愛知出身)、食べたいと思って探しても、関東だとどこにでもある、というわけでもなさそうだった。シンプルで一般ウケしそうなので、どこででも売ってたらいいのに。
なんでも牛乳パン
そんな折、これも長野のサービスエリアで見つけたのだけれど、牛乳パンの中のクリームだけが瓶詰で売られているのを見つけた。
愛知出身者が地元に帰るたびに「つけてみそかけてみそ」を買って帰るみたいなものだろうか。これさえあれば食パンだって牛乳パンになる。
さきほどクリームが入っていなかった牛乳パンに、牛乳フォンデュを塗って挟んでみた。
「牛乳フォンデュ」はまさに長野で食べた牛乳パンの中に入っていたクリームそのものだった。甘すぎなくてほんのりヨーグルト的な酸味もあって、パンにもフルーツにも合いそうな美味しさ。もっと買っておけばよかった。
牛乳パンが食べたい
牛乳パンはあまりにも平和な見た目なので、誰もが「すげえ!」と目を引くパンではない。しかし関東に住んでいると、ふと思い出した時にすぐに食べられるものでもないのだ。
だとしたらもっとファンを増やしてどこでも売ってもらいたいし、中のクリーム「牛乳フォンデュ」を常備しておけば安心、ということもお伝えしたくて記事を書いた。
いまはジャムパンよりクリームパンより牛乳パンが食べたいです。
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