③国立市「餃子王」…もっちりした皮が魅力の老舗の味
今度は駅から離れた閑静な住宅街の中にある、昔ながらの町中華である。
20時閉店のお店で、着いたときにはもう19時を過ぎていた。もうお客さんは自分をいれて2組だけだ。それにしては忙しそうな店主。
住宅街の中にあるだけあって、出前の注文が多いのだろう。テレビのバラエティが流れている以外は静かな夜の店内で、手際よく次々と料理を仕上げていく。
メニューは幅広く、イカフライ定食まである。ちょっと食べたいぞ、イカフライ。
餡もオーソドックスなもので、嘘いつわりのないちょうどよいジューシーさ。
何より皮が美味い。もっちりとした肉厚の皮。
皮を食べる餃子って感じだ。
最近のラーメン屋は細身のどんぶりでスープを節約していることが多いので、今となっては貴重な存在だ。
デカ盛りとかではない、オーソドックスな中にあるからこそのうれしさ。
身体があったまっていく。あっさりしたスープはいくらでも飲めそうだが、いくら飲んでもなくならない。
餃子を食べて、定食屋ラーメンを食べる。こういうお店が家の近くにあると、QOL(クオリティオブライフ)が底上げされそうだなと思った。
ちなみに、バンバンについては特に意味はないそうだ。
④府中市「餃子の王様 龍吟」…したたる肉汁のインパクト、そしてデカい
入れ替わりの激しいであろうショッピングモールで、堂々と王を名乗る龍吟。
ここもわかりやすく王な特徴がある。
入ってみると大衆的な中華料理屋といった雰囲気で、いい意味でのアットホームさがある。
わかりやすく王の風格がある。
味は肉主体のやさしいお味。そして肉汁がすごい。鶏油かな?
これは、好きな人は強烈に好きだと思う。二郎的なインパクト。
やはり、あとから王を名乗るにはこれくらいのインパクトが必要なのだろう。
他の料理もボリューミーなものばかりで、ショッピングモールの中では貴重な存在だと思う。お台場とかにもあるそうです。

