ご当地をご当地で!
やはりご当地をご当地で食べるのは最高の贅沢だと思う。お米をそのお米の育った地域の水で炊くと美味しいと聞くのだけれど、それと同じ。風が、空気が、雰囲気が、時間が、最高のフルーチェを生み出す。遠かったけれど、来て良かったと心から思った。遠かったけどね、本当に遠かったけどね。ほぼ移動だったからね。
参考文献
「農業技術大系果樹編」農文協 農山漁村文化協会 2009
最後のご当地くだものフルーチェは「北海道産富良野メロン」。関東に住む私はこれがかなりの難関となった。もちろん家で食べればいいのだけれど、ご当地で食べたい派なのだ。それはここまで読んでいただければわかると思うけれど、ご当地のみに、ご当地だけに、生きがいを感じるタイプなのだ。
今回は逃げられない。北海道というだけでも遠いのに、富良野とさらに限定されている。富良野メロンは品種ではなく、富良野で栽培されるメロンの総称。富良野市や上富良野町、中富良野町や南富良野町などがその対象となる。
富良野に行かねばならないのだ。ご当地フルーチェご当地派には行かないという選択肢はないのだ。ということで飛行機に乗った。「北海道産富良野メロン」を片手に飛行機に乗った。格別に美味しいフルーチェになるはずだ。
ベア・ドゥは、エア・ドゥのキャラクターだ。機内販売でぬいぐるみが買えるので、今回は新たにハッピ姿のベア・ドゥを向かい入れた。もう一つのベア・ドゥは元々持っていたもの。北海道にフルーチェを作りに行くのはもはや祭りなのだ。
空港に着いたら車に乗り換えて、富良野に向かった。道中では「富良野メロン」と書かれた看板をよく見かけた。富良野メロンは元々は青肉メロンが多かったそうだけれど、現在は赤肉メロンが主流。私は赤肉メロンが大好きなので、かなり期待している。
先に書いたように富良野メロンは別に富良野市に限らないけれど、とりあえず今回は富良野市を目指した。富良野と地名が付くところに入ればいいのだけれど、北海道まで来たので。富良野市には北海道の中心もあるので。
富良野駅にやってきた。東京よりずっと寒い。さすが北海道という感じだ。富良野駅に来てやることと言えばフルーチェ作り。そのために来たのだ。ちなみに富良野市のカントリーサインにはブドウが描かれていた。メロンではなかった。
パッケージにある通り赤肉メロンだった。メロンの爽やかで甘い香りが私を喜ばせた。子供の頃から赤肉メロンが好きなのだ。おそらくたまに食べるメロンが青肉で、テレビなどで赤肉を見て憧れていたのだと思う。赤肉というだけで無性に食べたくなる。
食べてみるとやはり美味しい。赤肉メロンのそれなのだ。あれなのだ。甘みと香りの良いところが詰まっている。牛乳との組み合わせも文句なし。ここまで来たという最高の調味料もあるので、とんでもなく美味しく感じた。家で食べても美味しいのは間違い無いけどね。
急に場所が変わったけれど、こちらは富良野駅近くの「北海道のへそ(中心標)」がある場所だ。東経142度20分・北緯43度20分に位置し、北海道の中心部だそうだ。「北海へそ祭り」が開催され、そこでは「正調図腹踊り」が行われる。
この辺りはラベンダーも有名ということで、中富良野市のラベンダー園も訪れた。紫色の素晴らしく美しい花が咲くラベンダー。そんなラベンダーを見ながらオレンジ色の「北海道産富良野メロン」のフルーチェを食べる。最高の贅沢だ。
ラベンダーの時期ではなかった。ただ富良野メロンの時期ではあった。ということで、富良野メロンを買って食べた。美味しかった。どこまでも甘かった。緑臭さが皆無で、爽やかな香りと甘み、これ以上がないほど美味しかった。
ご当地だからの味わい。富良野メロンを富良野で買い、富良野メロンを使ったフルーチェと一緒に富良野で食べる。富良野だらけ。富良野が夢に出てきそうなほど富良野。ご当地で食べる醍醐味だ。
やはりご当地をご当地で食べるのは最高の贅沢だと思う。お米をそのお米の育った地域の水で炊くと美味しいと聞くのだけれど、それと同じ。風が、空気が、雰囲気が、時間が、最高のフルーチェを生み出す。遠かったけれど、来て良かったと心から思った。遠かったけどね、本当に遠かったけどね。ほぼ移動だったからね。
参考文献
「農業技術大系果樹編」農文協 農山漁村文化協会 2009
※このリンクからお買い物していただくと運営費の支えになります!
ここから
会員特典コンテンツです
この先は「デイリーポータルZをはげます会」会員向けの有料コンテンツです。会員になるとごらんいただけます。
| <もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
| ▲デイリーポータルZトップへ |