サルはどうか
サルはどうか。サルは動物学的には我々ヒトと一番近いところにいるはずだ。ならばやっぱり雨が降ったら出かけたくないのではないか。






サルも雨平気でした
結論から言うと、サルも降りしきる雨の中で普通に遊んでた。サル舎にはそれぞれ雨宿り用と思われる家が設置されているのだが、一匹たりとも入っていなかった。僕が見たときがたまたまそうだったのかもしれないが、少なくとも元気に遊び回っていたのは確かだ。雨の動物園、ゾウとサルは普段通りだ。
それにしても雨が降っても動物園は普通に楽しい。
いつもならば檻の前に二重にも三重にも群がっている子供達が雨が降るとまったくいないのだ。いや子供というか、人自体まったくいない。




入場料はいつも通りなのに、さながら貸し切り状態だ。ちなみにここまで1時間ほど散策しているが飼育係の人以外、お客の姿をまだ一人も見ていない。平日ということもあるかもしれないが、晴れていたら間違いなくもっと人がいたはずだ。

園内入り口の案内板に11時からライオンのうんちのにおいを嗅げる、というイベントを見つけたのでライオンの檻の前で待ってみることにした。待っているのはもちろん僕一人だ。僕一人のためにうんちのにおいを嗅がせてくれるのだろうか。動物園を試すつもりはないのだが、雨の中うんち嗅ぐために待つ人の夢を大切にしてもらえるとうれしい。

ライオンと共に雨に濡れながら10分くらい待つ。ちなみにライオンも晴れの日と同じようなテンションで遊び回っているように見えた。体を泥だらけにしてじゃれあっている。動物はみんな雨が好きなのか。