やってみたら想像以上に楽しかった
結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかった。
架空のコメントだとわかっているのに、テンションが上がる。作業配信で「がんばれ〜」「応援してます」とコメントが流れると、謎の使命感が湧いてくる。
テレビを見ながらのゆるい雑談も楽しい。誰にも否定されない安心安全の理想のSNSがここにはある。
使ってみてわかったのは、体温はないのになぜか心が満たされることだ。SF映画みたいに、家にロボットがいたらこんな感覚なのかもしれない。
YouTubeのコメントみたいに、ランダムなタイミングでコメントが流れる。しかも、ときどき関係ないコメントも混ざる仕様にしている。
そのせいで、私が話している内容と関係なく「ゲームの話でもどう?」「お茶とってくるね」みたいなのが流れてくると、ちょっとムカついた。こういうことを考えると、配信者って大変だ。
どうやって作ったのか
仕組みはシンプル。
OpenAI(ChatGPT)を使って、配信のタイトルや自分の発言内容に応じたコメントを自動生成する。あとはそれをランダムな間隔で表示しているだけ。
昔だったらこういうものを作るのは大変だったが、AIのおかげで驚くほど簡単にできるようになった。ありがたい。
AIでつくったサイトのAIコメントで満たされている。私は人類より一足先にAIに支配されてしまった。
サイトの主な仕様は以下のような感じだ。
- 配信タイトルによってコメントの内容が変わる
- テキストや音声で入力した内容に関連したコメントが返ってくる
- コメントしないと視聴者数が減っていく
- ランダムで関係ないコメント返信がある
- たまに高額なスパチャ(投げ銭)が飛んでくる
1万円の高額スパチャはかなりレアに設定したので、出たときには喜びで心が踊る。自然と「ありがとうございます!」と言ってしまう。
自分で作った仕組みだし、なにが起きるかも分かっている。しかし、いざ動かすと本当にライブ配信しているみたいに感じる。VRを使ったときみたいな没入感に近い。
※ 本来であればサイトを公開して読んでる人にも使ってもらいたかったのだけれど、AIを使う料金がそこそこかかるのでやめた
実際に使ってみた〜①作業配信
まずは定番の作業配信。
配信タイトルを「開発の作業配信」にして、黙々とコードを書く。するとコメント欄には「がんばって〜」「集中してますね」「何つくってるんですか?」などが流れてくる。
これが想像以上に効く。
一人で作業していると、つい休憩がわりにスマホを見てしまう。しかし、コメント欄が流れていると、「誰かに見られている」という感覚があってサボりづらい。架空の視聴者に監視されている。
見られていると集中力が上がる現象は、「ホーソン効果」と呼ばれるらしい。気のせいじゃなくて、理にかなったやり方なのだ。
実際に使ってみた〜②映画を見ながら雑談
次に試したのは、映画を見ながらのダラダラ雑談配信。
最新作は無理だけど、古い映画ならAIに知識があるので、ちゃんと関連したコメントが返ってくる。それが地味にうれしい。
これがサイトの使い方としては一番良かった。
一人で映画を見ていると、面白いシーンがあっても「おお!」と声を出すくらいしかできない。しかし、疑似配信しているとすぐに感想が共有できる。
映画のクライマックスになると、「手に汗握る」「自分が緊張してきた」というコメントが流れる。AIのくせに感情移入してくれるのだ。優秀すぎる、AIと結婚したい。
実際に使ってみた〜③料理配信
最後に試したのは、料理配信。これがまた良い体験だった。
![]()
私にとって料理はめんどくさい作業なのだけれど、配信しているだけで急に楽しくなる。
疑似配信する前は「別にお金になるわけでもないのに、なんでライブ配信をする人がいるんだろう?」と思っていたのだけれど、理由がわかった。単純に楽しい。なんでもない日常が一気にスペシャルになる。これはハマるわ。
あと、相手がAIなので、「味噌ってどのくらい入れるのが適量?」みたいな質問をすると的確な回答をしてくれる。これは普通に便利だった。

