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岐阜タンメンが大好きです

岐阜タンメンは、愛知県や岐阜県を中心に、中部地方各地にチェーン展開しているラーメン店です。店名であるのと同時に、看板メニューの名前でもあります。
店名および会社名は「岐阜タンメン」ですが、愛知県の企業です。ゆえに岐阜県民の中には「絶対に認めない」という否定派もいて、地元の方との会話に出すと一瞬ヒリついたりもしますが、まあ賛否両論はすなわち浸透の証ともいえるでしょう。
僕は名古屋に来て初めて岐阜タンメンを知りました。タンメンといえば、あっさりと優しい塩スープの麺料理だと思っていましたが、岐阜タンメンの味わいは、僕の今までの「タンメン観」を覆すものでした。
まず、スープからして違います。口当たりはあっさりとしていますが、肉や野菜の旨味とニンニクがガツンと効いていて、全く大人しくありません。ちょこんと乗った辛味ダレとの相性も良好で、ニンニクと唐辛子のダブルのパンチが食欲を満足させてくれます。
デフォルトのトッピングであるキャベツと豚バラ肉も、そんなスープの味によく馴染みます。何よりタンパク質と野菜なので、体にも良い気すらします。
さらに、好みのトッピングを追加したり、辛味ダレを増量することで、自分好みの岐阜タンメンを作り上げることもできます。
とはいえ、ありのままの姿の岐阜タンメンに満足しているので、なんだかんだで「野菜増量」と「肉増量」以外のトッピングを頼む機会がほぼ無いのですが。そんな僕にも、どうしても気になって仕方のなかったトッピングがありました。
それは「プロテイン」です。
いや…。ラーメン(タンメン)のトッピングですよね!?アプローチの仕方があまりにアクロバティックで、ぶったまげます。タンパク質なら豚バラ肉や玉子あたりで摂取できそうだというのに…。おまけに、ほかのトッピングと比べてもダントツで高価です。
岐阜タンメンへは、あのパンチある味わいを楽しむために訪れているので、未知のものを混ぜることへの葛藤はありましたが、それでも、岐阜タンメンに十分「食べ慣れてきた」頃合いでもあるので、思い切って冒険をしてみることにしました。
プロテインをトッピングしてみる
近年導入された食券機で、いつもの「野菜増量」と「肉増量」に加え、思い切って「プロテイン」のボタンを押してみました。

カウンター越しに食券を手渡し、待つことしばし。現れたのは、まあなんというか、想像通りのブツでした。
シェイカーに入れて、牛乳とかを注いで飲む、見慣れたホエイプロテインの粉です。

えっ…?これを、タンメンに入れるの…?

本当にか…?

スープがやや白濁した気がしましたが、プロテインが岐阜タンメンと一体化しました。
恐る恐る啜ってみますが…。恐れるまでもなく、力強い旨味にパンチある味わいの、いつもの岐阜タンメンでした。
まあ、ホエイプロテイン自体が無味なので、当然といえば当然かもしれません。プロテインを溶かした分、スープは多少粘度を増しますが、そもそも旨味とニンニクの風味が強いので、多少プロテインを溶かしたところで、その美味しさに大きな影響があるわけではないのです。
なんとなく想像していた通りではあったのですが、個人的には若干「なんじゃこりゃぁ!!」となる展開にも期待をしていたので、拍子抜け感がありました。
とはいえ、メニュー表に「プロテイン」の名前を見つけた瞬間の高揚感は、他ではなかなか得難いものであったようにも思います。だって、タンメンにプロテインですよ。どんなきっかけで出会うんですか。
まさかの終売
初めてプロテイントッピングに挑戦してから程なくして、岐阜タンメンのXにて、「原価高騰および供給の不安定さのため、2026年6月30日をもってプロテインを終売とする」という告知がありました。
危ないところでした。あの時「冒険してみようかな」と気まぐれを起こさなかったら、僕の中で岐阜タンメンのプロテイントッピングは一生「迷宮入り」していたのかもしれません。「虫が知らせた」とでもいうのでしょうか。
そして告知通りに、2026年6月末をもって、岐阜タンメンのプロテイントッピングは全店で終了しました。
理由が理由なので、円安や供給状態がなんとかなれば、復活もありえるのかもしれません。個人的には、メニュー表に「プロテイン」の文字を初めて見つけたときの困惑と高揚が忘れられないので、ぜひとも復活してほしいところです。


