おれも文献を引用したい
帰り際、田中君が「執筆にあたって参考文献とかも必要かなと思って持ってきたんだけど、今回は全然使わなかったんだよねえ」と、トランクの中を見せてくれた。
デイリーポータルZの記事を執筆して6年、文献を引用したことなど一度もない(おれ個人の話であり、文献を引用している記事自体は全然あります)。
いいな、おれも文献を引用したい。次の記事は「文献を引用したい」でいこう。
そう、執筆続行なのである。田中君はもちろん、岩田君も同人誌のためにまだ書くべきものがあるというのだ。
そしておれにも書くべき記事がある。そう、この「原稿合宿をする」の記事である。
とはいえ流石に集中力には限りがある。この後半戦ではある程度のところで時間を区切って終わりとし、最後に今日書いた文章を互いに読み合う時間を取ることにした。
そのまま集中し続けて時刻は22時半。いいでしょう、今日はこんなもんで……!
いやあ、やったやった。もっと産みの苦しみでのたうち回ったり嫌になって脱走したりするかと思ったけど、思いの外皆で集中することができた。むしろ頑張ってる友達が近くにいたおかげで、一人の時よりも集中できたかも。
さてさて、互いを労いつつそれぞれが書いた文章を読んでいこう。三者三様、ジャンルの全く異なる文章を読むのはとても楽しみだ。
書いた文章をその場で読んでもらえるのは、ちょっとドキドキするけど思ったよりうれしいな。今おれがおれなりに面白いと思って書いた文章だから、この文章は今のおれ自身なんだ。
岩田君の原稿はおれも大好きな映画の二次創作だった。感情表現が彩り鮮やかで、陽だまりのような温かみのある文章。岩田君、こんな文章書けたんだ。
一方田中君は学術的な文章である。むつかしいのだが、時折分かりやすい例えが差し込まれており、「なんか、詳細はともかく言いたいことは大体分かった気がする!」と思える文章だった。これはこれでテクニックだよなー。
いやあ、これは思ったよりいい会だ。原稿が進み、美味しいご飯を食べ、そして友人の普段とは違う側面を文章から垣間見ることができた。
かなりおすすめだ。半年に一回とかで、あまり追い詰められすぎていない時期にまたやりたい。これを読んでいる文章人(ぶんしょうんちゅ)の中で興味がある人はおしなべておれにお声がけください。
帰り際、田中君が「執筆にあたって参考文献とかも必要かなと思って持ってきたんだけど、今回は全然使わなかったんだよねえ」と、トランクの中を見せてくれた。
デイリーポータルZの記事を執筆して6年、文献を引用したことなど一度もない(おれ個人の話であり、文献を引用している記事自体は全然あります)。
いいな、おれも文献を引用したい。次の記事は「文献を引用したい」でいこう。
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