特集 2020年4月14日

玉ねぎを本当のあめ色になるまで炒める

あめ色の玉ねぎって作るのに時間がかかることを齢31にて知りました。

あめ色の玉ねぎをというものがある。それを入れたらコクとうまさがアップするらしい。作り方を調べて思ったのだがどのぐらいの色になるまで炒めればいいのか。そうだ、あめを参考にした方がいいのか。

1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー)

前の記事:香川県の隠れた名物「かしわバター丼」を食べたい


玉ねぎをどのぐらい炒めればいいのでしょうか?

ふと家で料理をしてみようと思い、あめ色の玉ねぎを作ってみようと思ったときことである。どのぐらい炒めればいいのか正解がわからない。

インターネットで調べて「あめ色になるまで」としか書いておらず、料理初心者にはわかりづらいのだ。

そこで売っている「あめ」の色になるまで玉ねぎを炒めることにした。それならわかりやすい。

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今回使用するあめは純露。やさしい甘さがほっとする味のあめである。お子さんにもぜひ、すすめてあげてください。
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きれいなので好きな人に指輪の代わりに渡してもいいですね。

このあめの色、実際は何色なのだろうか。画像から色を抽出して調べてみることにした。Adobeのillustratorをこの機会に買ったが、gimpという画像編集アプリを無料で見つけた。いい時代です。

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「スポイト」を機能を使い、画像の色を抽出する。めちゃくちゃITの記事を書こうとしています。
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結果、あめのカラーコード(ホームページを作るときに必要な色の文字列)を抽出した。調べたら萱草色(かんぞういろ)という色だった。
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ちなみに濃い色のあめも入っていたので調べてみた。
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こちらは弁柄色(べんがらいろ)というらしい。かっこいいのでこれを目指していきたい。

この色を参考にしてあめ色の玉ねぎを作ろうと思う。そうすればいいあめ色の玉ねぎが作れる気がするから。

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玉ねぎのおいしい季節ですね

さて、作って行こう。今回使用するのは新玉ねぎ。普通の玉ねぎよりも甘くて水分が多いそうだ。

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母が作った玉ねぎのみそ汁が好きでした。
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皮を剥いたら真珠みたいできれい。大事にしたい気持ちがあるがこれから炒めます。

玉ねぎを切らなければならない。レシピのサイトを見たらみじん切りと書いてあった。やったことがないがやろう。自分を成長させるってこういうことを言うのだから。(最初に作ったときは勘で切った。)

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リモート撮影を使えばなんとか切っているところを撮影できるだろうと思って撮影したら、
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おしい感じだが、このあとカメラ落ちて大変なことになったのでやめた。

未経験のことをやるとき、だいたい取り返しのつかないアクシデントが起こる。しかし、今回なにも起こらず、ただ細かく切れた玉ねぎができた。何か起これよ、そう思った。

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結果、山盛りの玉ねぎができた。
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この日のためにニトリで大きなフライパンを買った。炒めるぞ!

あめ色の玉ねぎを作る方法は色々とある。玉ねぎを冷凍したり、電子レンジで加熱してから炒めるとあめ色になるのが早くなるなど、色々とあるが、今回はただ炒めるだけで作っていこうと思う。シンプル。色々とやると失敗する人生を歩んできたから。

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この狭いキッチンで戦うぞ。
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牡蠣だし醤油も見守ってくれています。

今回はバターを使って炒める。理由は家にあったからだ。レシピを見ると弱火で炒めたほうがいいと書いてあった。どのぐらいであめ色になるのだろうか。1時間ぐらいあればいけるか。

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そう思って20分。
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まだまだ白い。

調べると今のカラーコードは「#e8d6ca」。生成り(きなり)色という色だった。全然違う。

ここからあめ色になるのだろうか。玉ねぎの気分によっては「今日はあめ色にならない気分だな」とかあるのか。ならなかったらみんなで夜空を見上げる素敵な記事になります。

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あと、20分ぐらいのできごとしては、落として見つからなかったたまねぎを踏みました。
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1時間半炒めてもあめ色にならなくて横になりたい

炒め始めて40分。まだまだあめ色にならない。今日はあめ色にならないのか。そろそろなってもいいだろう。

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40分経過。サッカーだったら大逆転のドラマがある時間帯。
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驚きの白さ。
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実はもう焼けていて、おいしいとかないかな。
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全然焼けてなかった。生の玉ねぎを味わっている。

まだまだかかりそうである。まぁでもかかったとしても1時間ぐらいだろう。乙女心と炒めた玉ねぎの色は急に変わると思いながら炒めた。

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あめ色になると信じて1時間半が経過した。サッカーの1試合が終了した。
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セルジオ越後も怒るぐらいあめ色にならない。

1時間半立ちっぱなしである。洋食のシェフは大変だなーと思うと同時に疲れたので少し横になりたいと思った。家にいるからこそ思うことである。

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ここ数年で一番ベッドが魅力的に見えた。

もしかしたら買ったフライパンが大きすぎて熱が広がらないのではないか。そう思い量を少なくして、小さいフライパンに変えてみた。

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結局は愛用のフライパンですよ。

これで変わらないようだったら「カレーっておいしい」という記事になる可能性だってある。不安になりながらも炒めることしか今の自分にはできない。洋食のシェフの精神力の強さを感じた。

2時間半炒めたらようやくあめ色になって安心しました
 

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そして、炒め始めて2時間半。ようやく玉ねぎに変化が見られてきた。
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少し茶色になってきた。
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ただ、求めてる色ではない。

ようやく光が見えてきた。ここから焦がさないように混ぜながら炒めていく。ここからが正念場だ。

正念場でさしかかって気づいたことがある。あめ色の玉ねぎを作るのに必要なのは料理の腕や優れた味覚ではない。立ちつづけるための体力である。あめ色の玉ねぎを作るのにまずは足腰を鍛えよう。

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3時間たちっぱなしだ。家なのに。
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ずっと壁に寄っかかって炒めている。料理長がいたら怒られるタイプのシェフだ。
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外が暗くなってきた。
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あめの色に近づけるための秘策

本当はお昼を食べようとしてい作り始めたあめ色の玉ねぎ。もう夜ご飯の時間である。もうこのまま食べてしまいたい。

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3時間かかってようやくできた気がする。
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ぼやけているがあめの方が赤いな。

あめ色の玉ねぎとしては、完成しているがまだ色が少し違う。赤くするにはどうすればいいのか。

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ここで赤ワインです。

料理の隠し味として使われている赤ワイン。これなら味がおかしくなることもなく、赤くすることができるのではないか。これを思いついたときには「天才シェフになれるかもしれない」と思ったね。

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買うワインは味ではなく、決めては「濃い赤」でした。

入れてみる。すると思っていた以上に赤くなった。赤い彗星とはこのことである。

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地獄ぐらい赤いな。

赤ワインを入れて加熱するとぶどうの甘酸っぱいにおいが賃貸のアパートに漂う。今、自分の部屋に行ったが、ベッドで寝ていてもそのにおいがしている。甘酸っぱい夢が見れそうだ。

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あめの色と同じだが、カラーコードで見ると微妙に違う。でも、完成です。

赤ワインを結構な量入れてしまったが、どんな味がするだろう。ちゃんと食べられるものになっているのか。

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少し食べてみる。
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笑っちゃう味だ。

玉ねぎの甘さとコクに赤ワインの甘さが足されて、干しイチジクぐらい甘い。これをいれたご飯を作りたいと思う。

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もう5時間玉ねぎを炒めている。休日を堪能しすぎているな。

今からようやくお昼ご飯を作ります

ようやくできたあめ色の玉ねぎを使って調理をしていく。今回作るのは以前、旅先で食べておいしかったものです。

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まずは塩コショウした鶏肉を焼く。
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ガーリックバターソースで鶏肉を炒める。
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中火にして蒸し焼きにする。僕は生で行っちゃうタイプですが、皆さんは中まで火をしっかり通して下さい。
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鶏肉を取り出して、鍋にご飯とあめ色の玉ねぎを入れて炒める。
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俺たちのケチャップを入れる。
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最後に薄焼き卵を作ろうとしたが失敗して、スクランブルエッグみたいなのができた。
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できた!かしわバターオムライス。
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最高においしい!5時間かけたかいがあった。

あめ色の玉ねぎは時間がかかるがおいしい

初めて作ったあめ色の玉ねぎ。時間がかかるがその分おいしい。電子レンジを使ったり、冷凍させると早いが、本来のおいしさの80%になってしまうらしい。でも、30分もかからないらしいのでそちらの方がおすすめです。

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あまりに時間がかかるので、途中からは座って作っていた。
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