セミさえも赤いマフラーでヒーローに!
この「赤いマフラーでかっこよくする」実験を思いついたのは、実は直接はテングマンからではない。この、友人から借りた古い学習図鑑「なぜなに学習図鑑」(小学館・昭和48年)を開いていたときのこと。心底驚く図像を見つけたのだ。
セミ人間。こんな昆虫がいるそうです。
実はこの図鑑には、虫からヒントを得て生まれたヒーローや怪獣のことも書かれているのだ。守備範囲、広すぎ。で、その中の「セミ人間」、この方は「ウルトラQ」に出演されていたらしいが、赤いマフラーをしている。
かっこいいじゃあないか。なぜ「マフラーしか」してないのかは置いておくとして。
見るとこのマフラー、赤い上に「風になびいて」いるのがいい。なんともいえないかっこよさとともに、郷愁まで漂わせているではないか。にくいものだ。
そこでさっそく、赤いマフラーの制作にとりかかった。赤くて「最初からなびいてるマフラー」を作るのだ。
イケメンたちの登場です!
ヒーローになるための条件にはいろいろなものがあるだろう。体力・知力・忍耐力・カリスマ性・美貌など、数え出したらきりが無く、一般人には絶望的である。
が、どうだろう。「布を三角に切って、針金を仕込んだものを巻けば、キミも今日からイケてるメンズ☆」なんて書いてあるファッション誌、今まであっただろうか。いや、ない。いや、ヒーローの話だ。
この調子であと2ページ続きます。お楽しみに。
ではこの「特製・なびく赤いマフラー」を携えて、お外に飛び出してみよう。