デジタルリマスター 2023年5月14日

赤いマフラーをなびかせるとかっこよくなるか(デジタルリマスター)

「ヒーロー」のスタイルといえば「赤いマフラー」と相場は決まっている。古くは「仮面ライダー」の赤いマフラー。最近では「IT戦士テングマン」の石川五郎が、赤いマフラー姿でお茶の間の人気をさらっていると聞く。

赤いマフラーはかっこいい。そして、それが風になびいているとなおかっこよく見える。このかっこよき小道具、ほっとくわけにはいかぬ。

そこで、いろんなものを特製の「なびく赤いマフラー」でヒーローばりにかっこよくしてみたい。私もついでにかっこよくなって、人気者になろう。

2008年5月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー)

前の記事:ダイオウグソクムシをかわいくしてみた(デジタルリマスター)

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セミさえも赤いマフラーでヒーローに!

この「赤いマフラーでかっこよくする」実験を思いついたのは、実は直接はテングマンからではない。この、友人から借りた古い学習図鑑「なぜなに学習図鑑」(小学館・昭和48年)を開いていたときのこと。心底驚く図像を見つけたのだ。

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普通の図鑑の顔をしていますが、表紙はトンボ型ジェット機なのだ。
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おおっと!これは素通りできませんな!

セミ人間。こんな昆虫がいるそうです。

実はこの図鑑には、虫からヒントを得て生まれたヒーローや怪獣のことも書かれているのだ。守備範囲、広すぎ。で、その中の「セミ人間」、この方は「ウルトラQ」に出演されていたらしいが、赤いマフラーをしている。

かっこいいじゃあないか。なぜ「マフラーしか」してないのかは置いておくとして。

見るとこのマフラー、赤い上に「風になびいて」いるのがいい。なんともいえないかっこよさとともに、郷愁まで漂わせているではないか。にくいものだ。

そこでさっそく、赤いマフラーの制作にとりかかった。赤くて「最初からなびいてるマフラー」を作るのだ。

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軽くてつやつやしたサテン地を買って、三角に切る。
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長辺に、自由に曲がるアルミ針金を入れる。ヒーローに近づくために、地味な作業を。
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いろいろな大きさで作ってみました。大きさ比較基準が「私の足」で恐縮です。
いったん広告です

イケメンたちの登場です!

ヒーローになるための条件にはいろいろなものがあるだろう。体力・知力・忍耐力・カリスマ性・美貌など、数え出したらきりが無く、一般人には絶望的である。

が、どうだろう。「布を三角に切って、針金を仕込んだものを巻けば、キミも今日からイケてるメンズ☆」なんて書いてあるファッション誌、今まであっただろうか。いや、ない。いや、ヒーローの話だ。

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バナナも今日から
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イケてるバナナ☆
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エリンギも今日から
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COOLなヒーロー☆
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昨日まで大根氏(うじ)だったキミも
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Mr.Dicon、もしくはDaikon☆ Stardustに。

この調子であと2ページ続きます。お楽しみに。

ではこの「特製・なびく赤いマフラー」を携えて、お外に飛び出してみよう。

⏩ 外に出てためしてみよう

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