べこもちもトマトジュースも寒ひじきも
まだまだ自慢したい品物が続くのでスピードアップしていきたい。次は編集部橋田さんのもとに青森県東通村から届いたお礼品、べこもちである。

こういう見たことも聞いたこともない食べ物が縁もゆかりもない土地から届くのもふるさと納税の面白さである。これを機にみんなで東通村のこと調べたから(すごい遠かったです)。

べこもちは寄付されてから手作りされているのだという。寄付を終えたら「これから作るからちょっと待ってて!」というメールが届いたと言っていた。
藤原くんのもとには岐阜からプレミアムなトマトジュースが届いた。なんと立派な箱に入っている。

このトマトジュースは通常1本2000円くらいで売られているのだという。2000円あったら腹いっぱいトマトが食べられるなと思ったけどそういうことではないのだろう。
古賀さんのもとに大分県国東半島から届いた「まぼろしの寒ひじき」もすごい。なんでも一年に一度、月夜の晩にのみ収穫が許されるひじきなのだとか。ふるえる貴重さである。

他にも気になるお礼品がいっぱい
ここで他にも編集部が気になったお礼品の一例を紹介したい。
まずは北海道から。マダニ入りネックレス。

寄付のお礼として地元で恐れられているマダニを送ってくる北海道よ。ちょっと欲しいから悔しい。
そして古賀さんが次に寄付したいと言っていたのがこのメタル鏡餅。

文鎮(ペーパーウエイト) 鏡もち
未来のお正月準備である。毎年使えるのもいい。
オホーツク海からは流氷が5キロ届くぞ。

ホーツク海の流氷
送り先は自分の家以外にも指定できるので、離れて暮らす両親に流氷を送り付けることだってできるのだ。驚くと思うから事前に送っていいか確認をとっておこう。
それにしてもどれも自分ではなかなか思いつかない品々である。こういう出会いこそが人生を豊かにするのだ。
自慢のお礼品を食べてみよう
編集部員のもとに届いた自慢の品を少しずつ試食させてもらった。
まずは青森県東通村のべこもちから。


説明書どおり、かるくレンジでチンしていただく。

べこもちはお米の甘さをほんのちょっとだけ砂糖で手助けした優しい味わい。レンジでチンすると人肌でうす甘くてふわふわしていて、優しさのかけらみたいな儚い食べ物になる。
油で揚げるとまたうまいと聞いて編集部橋田さんが揚げたものを持ってきてくれたのだけれど、これがまた素朴で最高だった。なぜかちょっと泣きそうにすらなったもの。
つぎは岐阜県のプレミアムトマトジュース。




と言っていた石川だが

濃いものがいいものとしてもてはやされる世の中において、このトマトジュースはギリギリのところで薄い。そのためサラッとしていて飲みやすいのだ。ただ、サラッと飲もうとすると鮮烈なトマトの香りに驚いて思わずちびちび飲んでしまう。

古賀さんのところに届いたまぼろしのひじきも衝撃といえる逸品だった。


このひじきが海藻みたいなのだ。
もちろんひじきは海藻である。だから海藻で間違いないのだけれど、ほら、ひじきの煮物ってだいたい柔らかくて歯ごたえがないじゃないですか。これはシャキシャキと歯ごたえが抜群なのだ。寒ひじきっていうのはこういうものらしいんだけど、思ってたひじきと全然違う!という点で驚いた。驚きながらも、美味しいのでみんなで黙々とシャキシャキと食べた。

近年は無洗米を機械的に申し込むだけだったという古賀さんだが、今回まぼろしのひじきを選んだことで改めて知らんものに手を出す面白さに目覚めたと言っていた。流氷が届く日も近い。
ふるさと納税、楽しかったです
いただいたお礼品をみんなで食べ比べをするのは楽しかった。知らない土地の知らないものならなおさらである。
ふるさと納税はそんな知らない名品に出会うチャンスでもあるなと思いました。来年のためにいまのうちから寄付先を選んでおきたいと思います。
