特集 2021年7月19日

新御徒町は目玉だらけ

むかし住んでいた新御徒町駅前にある樹々がやばい。
どれもこれも目玉がついているように見えるのだ。

しかもなにかを訴えかけてくるような目をしていて怖い。
ほんの一部を撮ってきたのでとにかく見てほしい。

東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。
好きなものは犬と酸っぱいもの全般。そこらへんの人にすぐに話しかけてしまう癖がある。上野・浅草が庭。(動画インタビュー)

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春日通りの街路樹が目玉だらけ

目のように見える木があったなと思い出し、新御徒町の駅前にやってきた。
住んでいた当時、よく目が合っていた木は相変わらずそこにあった。
A2出口を出てすぐのところだ。

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ひ、ひさしぶり…

当時からすごい眼力だな、と思ってはいた。
そして今回、この木がいったいなんの木だったのかを調べたくてやってきたのだけど、周りの木々を改めてみたら、ほかの木もたくさん目玉があったことを知る。
ひぃっ!

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左、まつ毛ついてるみたい。右はクマがひどい感じ
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葉っぱから覗くクッキリ二重の目と、うらめしそうな目
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一本の木にたくさん目がついてる
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細いけど大きい目と、白目むいてるような目
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クールな印象の流し目

御徒町近辺から蔵前まで、春日通りの両側の街路樹に、ずーっとこのような感じで目玉がついている。
全てではないが、けっこうな確率でついている。
みんな、それを知らずに平然と歩いているが気づいてしまった私はすっかり挙動不審だ。

ところで、いったい何の木なんだろう?
どこにも木の名前が書いていないので、理科の先生でもあり、何でも知ってるライターの加藤まさゆきさんに連絡をとってみることに。

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加藤先生に葉っぱの写真と木の全体の写真を送った。するとすぐに答えがかえってきた。
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楓(フウ)という木の剪定痕だった

葉っぱの周りがギザギザなのと、葉が3つに裂けている(一部の木の葉は5つに裂けているのもあった)ことからフウだろうと同定してくれた。フウ、初めて聞いた。

フウは特に珍しいわけでも無いようで街路樹としてよく植えられているそうだ。

目玉に見える理由だが、加藤先生と、林業に携わる友人に聞いたところ「黒目に見える部分は枝を切った跡。木は枝を切られると、癒合組織(カルス)が切り口を覆うためこんなふうに見えるんだと思う」と意見がまとまった。

そうなのか、それにしたって目玉すぎる。

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ほんと色んなパターンがあるな
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個人的に一番怖いのはこの左のようなうらめしげなパターン。
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ここに立って写真撮るだけで簡単にホラー写真になる。
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くっきりおめめ3つと、右は爬虫類っぽい
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思い切り右を向いてる目と、スンっとした冷ややかな目のパターン
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大混雑している目たちもいた
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飛び出す目玉。私も驚きでこんな目になってただろう。

今後も春日通りを通る時は、樹々の目を気にしながら歩くのだろう。
あなたの住むまちの樹もあなたを見ているかもしれない。

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見てるのに気づいて!

 

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