特集 2022年7月3日

スポーツ選手が目の下に貼っている「アイブラック」の効果を試す

意味あるのかな。

野球選手が目の下に貼っている黒いシール「アイブラック」は、まぶしさを和らげてエラーを減らす効果があるのだという。

サングラスならわかるけど、シールでまぶしさが和らぐものなのだろうか。

使ってみました。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

まぶしい夏が来た

今年は梅雨がすぐに明けて突然真夏になった。

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夏だ。
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まぶしい。

僕が大人になったからか太陽が元気すぎるのか、今年は特にサングラスをしないと外に出られないくらいまぶしい。このままでは看板に頭をぶつけてへこませたり道を間違えて家に帰れなくなったりしそうだ。

そんな折り、テレビで野球中継を見ていたら選手が目の下に黒いシールを貼っていた。「アイブラック」というらしいのだけれど、あれを貼るとまぶしさが和らいでエラーが減るのだとか。本当だろうか。本当に効き目があるのならば、スポーツ選手じゃない僕らだって使いたい。

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というわけで買ってきました。

「アイブラック」はもともとはアメフト選手が使いはじめたようだ。それが今は、日本でもプロ野球選手はじめいろいろなスポーツ選手が付けているのを見るようになった。

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貼ってみる。こういうときに口を開かない人になりたかった。
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……。

もちろんこれを貼ったからといって、サングラスみたいに直接的にまぶしさが減るわけではなかった。野球やアメフトの選手が捕球するときに、頬に反射した光がカットされるのでエラーが減るらしいのだ。

というわけで飛んでくるまぶしい物体をキャッチしてその効果を確かめた。

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アルミホイルに包まれたおにぎりである。
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これが飛んでくる!

アルミホイルに包まれたおにぎりが夏の光を反射させながら飛んでくる。

飛んでくる、というか自身で投げ上げているだけなので、返ってくると言った方がいいのだろうか。とにかくまぶしくてキャッチに集中力を要した。

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キャッチ!

アイブラックの効果なのかおにぎりに対する敬意なのか、何度投げても確実にキャッチすることができた。

どうなのだろう。まぶしさが和らいだかと言われると、そうかもしれないし、うーむ、たいして変わらないのかもしれない。効果があるようなないような、である。微妙。しかし生き馬の目を抜くプロの世界では、この微妙な違いが勝敗を分けるのかもしれない。

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違いを体感するため、まぶしい状況でアイブラックをはがしてみた。
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……。

近くで釣りをしていたおじさんがおにぎりを投げ上げてキャッチする僕を怪訝に思い近づいてきた。

「なんや、ユーチューブか」

はいともいいえとも取れない空笑顔であいまいに答えたが、ユーチューバーという職業がかなり広く浸透していることを実感した。

あらためてアイブラックを外した状態でおにぎりをキャッチしてみる。

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それでも落とすことはありませんでした。

結果として、どちらのおにぎりも落とすことはなかったが、アイブラックを貼っている間は顔に緊張感があって、それがなんとなくスポーツ選手としての自覚を確かにしていたように思う。

これ貼っていて平凡なフライを落としたらファンにしめしがつかないだろう。若い服を着ると気持ちまで若くなる、みたいなもんである。

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インドアではどうか

まぶしい状況はなにもアウトドアだけではない。西日が差し込むオフィスでのデスクワークはまぶしさとの戦いである。

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まぶしい。

このまぶしさが簡単に軽減できるとしたら、アイブラックはビジネスという勝負の世界を生きる企業戦士にこそ必要なものなのではないだろうか。

試した。

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付けました。

ちょうど会社にユニホームがあったので着てみたのだけれど、おかげでビジネスとは無縁の人に見えてしまいすでに失敗である。その場のノリで写真を撮ると書く段階で後悔する。10年以上ライターをやってきてある程度学んできたはずだが、楽しくてやめることはできない。

それでアイブラックの効果はどうか。

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うーむ。
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まぶしい。

やはりまぶしいものはまぶしい。オフィスなのでアイブラックを付けていること自体、というかユニフォームを着ていること自体がうしろめたく、正確なジャッジができているのか不安ではあった。

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この状態から
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はがしてみるも違いがわからず。

これもなんとなくではあるが、直射日光による目のしばしば感がちょっとだけ軽減されたような気がした。気がしただけかもしれない。


効果はあるかもしれない

アイブラックを貼ることで気分が高揚することは確かだった。もし僕がプロ野球選手だったら、アイブラックを貼ることで「ぜったいエラーしないぞ」という決意を自分に課すことになるのだろう。厳しいプロの世界である。こうした微妙なライン、ささやかな心理的効果が、来季の年俸にも影響することもあるのかもしれない。

そういう世界で生きていくのはたいへんだろうなと思いました。

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会社員でよかった~
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