ちょっと聞いてよ 2023年1月11日

「エレクトリカル鳥居」と「ゲーミング鳥居」

クリスマスや年越し、新年のカウントダウンなど年末からお正月にかけては様々なイベントがある。そしてその頃は、イルミネーションのシーズンでもある。

神社は神域だし、イルミネーションは避けられる傾向にあると思っていたが、最近はそうでもないらしい。

生まれも育ちも横浜。大人げない大人を目指し、日夜くだらないことを考えています。ちぷたそ名義でも活動しています。(動画インタビュー

前の記事:羽田航空神社と「もうひとつの航空神社」


牛嶋神社のエレクトリカル鳥居(通称)

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キラッキラの鳥居!

早速だが、まずはこれを見て頂こう。このお姿、さながらエレクトリカル鳥居……! 

頭の中で某テーマパークのパレードの音楽が流れる。だがここは神聖な聖域、神社である。

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牛嶋神社(明るい時の姿)

ここは押上にある牛嶋神社。本殿前の三輪鳥居が特徴的な神社だ。

このライトアップは、東武鉄道が牛嶋神社と墨田区と連携し、浅草から東京スカイツリータウン(押上)までの「あさおしエリア(浅草~押上)」にイルミネーションを設置したもの。

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東京スカイツリータウン内の東京ソラマチ付近もイルミネーションがきれいだった​​​​

牛嶋神社へのライトアップは今年からはじまった。

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鳥居だけじゃなく本殿や境内にも、やさしい明かりが灯っている

境内では竹を使った「竹あかり」装飾や、フルカラー投光器による本社殿への光の演出なども見られる。

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人気を集めていたスカイツリーを見上げるスポット

このイルミネーションイベント、「伝統と革新が交差するイーストTOKYO光の祭典」は2023年02月15日まで見られるのでスカイツリー近辺にお越しの方はぜひ見てほしい。

実際に光っている状態もむちゃくちゃかわいいので是非見てほしい。

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まだ明るさが残る時間帯の鳥居もたまらん​​​​​​

こちらは期間限定だけど、定番化してほしいと願わずにはいられない。

そして今回の鳥居のライトアップは「エレクトリカル鳥居」という感じだが、過去に私は別タイプのライトアップ、言うならば「ゲーミング鳥居」も見ているので併せて紹介する。

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武蔵野坐令和神社の「ゲーミング鳥居」(通称)

通称「ゲーミング鳥居」として親しまれている鳥居は、ところざわさくらタウンに鎮座する武蔵野坐令和神社のものだ。

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モダンすぎる。これはまさにゲーミング……

鳥居をくぐるとラッキーカラーに変わる鳥居は、参拝客が占い感覚で楽しめる。

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どの色もかっこいい

イルミネーション稼働中はフレームが光った後、最後にランダムのキメ色で終わる。これが赤で終わると良いことがあるなんて都市伝説もささやかれているそうだが、これが100年くらいすると、本物の「神社に伝わる言い伝え」となるんだろうな。

武蔵野坐令和神社は令和2年に建立された新しい神社だ。

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武蔵野坐令和神社

神社のデザイン監修を行ったのは建築家の隈研吾氏だ。

武蔵野坐令和神社は宗教法人格を持たない邸内社であり、ところざわサクラタウンで行われる事業の安全・繁栄を願い、各事業を有機的に結合させるという役割を持ちながら、施設内においては①<祈りの場>②<憩いの場>③<賑わいの場>としての機能を果たすことを目的に建立された。授与品も「締切守」などここ独自の物も多くて楽しい。

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後ろに見える建物が角川武蔵野ミュージアム

鳥居ライトアップはもともとは複合施設全体で行われている季節イベントの一貫ではじまったもので、神社独自のものではないそうだが現在も点灯は行われているようだ。

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光り方が異なるエレクトリカル鳥居とゲーミング鳥居。両方違って、どちらも良い。

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