ビールをたくさん持っている店員さんは誇らしげです。たくさん持てるように練習して、誰に提供するわけでもない大量のビール持って居酒屋をうろうろしたいです。
一つの小さい物体に群がっていると「子ども」と思います。みんなで虫かごを覗いたりマンガ雑誌を読んだり。対して密集しているのに各々の過ごし方をしていると「大人」と思います。電車とかオフィスとか。この考え方でいくと将棋は「子ども」です。将棋盤に群がってるから。群がらないようにバグらせておきました。
手皿は良くないらしいですね。あんなに上品な感じがするのに。納得いかない気持ちをマンガにしました。
Wi-fiのマークはシンプルで分かりやすくていいデザインだなと思います。しかしシンプルということは他のものにも見えやすいということです。効果線にしました。
(白昼夢ジャーナル 2023年2月18日号・おわり)
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2023年2月4日号
ウサギはリラックスすると床にペターっと伸びるそうです。そして伸びるとすごく長いんです。多分人間も、精神状態によって伸びます。床をゴロゴロしていて「足、そこにぶつかるのか」と驚くことがあります。
長ネギが飛び出た買い物のカバンって「買い物のコスプレをしてる人」の小道具みたいですよね。恥ずかしい時は下に飛び出させるカバンを作ったらいいと思います。上に飛び出すより目立たないし、買い物っぽさも無くなります。本当に何っぽくもないです。
風船が付いてると軽くなっているように見えますが、実際重さははほとんど変わりません。「軽くなってるっぽさ」が実際に比べて極端に大きいんです。これはパントマイムの逆です。軽くないものを、すごく軽くなったように見せているのです。
「手に人と書いて飲む」ってやつ、「飲む」の部分が恥ずかしくないですか。手に文字を書くのは分かるんです。緊張でもじもじする延長で手を使ってごちゃごちゃやったら落ち着きそうです。でも「飲む」はどこまでリアルにやったらいいか分からないし、変に空気を飲み込んで呼吸が乱れます。手遊びにとどめるのがいいと思うんです。「仄か」にしましょう。
(白昼夢ジャーナル 2023年2月4日号・おわり)
2023年1月21日号
ボブスレーっていうと助走の躍動感を思い出します。
そういう競技じゃないのに。乗り物を押してるだけなのに。なぜかというと滑っている間、何をしているか分からないからです。
だから唯一躍動している助走の部分がすごく格好良く見えてしまうんです。そのまま帰省してもらっても楽しく観戦できます。
人に話しかける職業があります。アパレル店員、電気屋さんのメーカー販売員、居酒屋に来るタバコの試供品配る人など色々ありますが、ナンのお代わりを聞いてくれるインドカレー屋さんは中でもかなりグイグイ来る方ですね。霊にも行けそうです
SASUKEと言えばそり立つ壁ですが、最初の飛び地をジャンプするやつも好きです。絶妙に僕にもできそうで、でもちゃんと難しそうです。あそこで失敗したチャンレンジャーは、悔しくてこういう夢を見ます。
絵を描いている様子に絵描き歌の歌詞を添えたら、絵描き歌を描いていると思うでしょう。でもただ添えただけで、全く違う絵を描いているかもしれません。
- 合唱のステージの上で大勢が口を大きく開けていたら合唱だと思うでしょう。全員がそれぞれ好きな歌を歌っているかもしれません。
- カラオケボックスで歌っている人の隣にモニターがあって、歌の映像と歌詞が流れていたらその歌を歌っていると思うでしょう。全く違うことを叫んでいるかもしれません。
- いや、声すら出していないかもしれません。マイクに自分の息をかけているだけかもしれません。
可能性はゼロじゃないってことです。怖いね。
2023年1月7日号
2022年12月17日の土曜のお便り
以上です。ありがとうございました。また再来週!