止まらないインタビュー
思い出す快感、嘘を演じる非日常感、わかってもらう嬉しさ、いろんな楽しみが押し寄せるいい会だった。
自分はライターなのでインタビューする機会がたまにあるが、まったく違うことも聞いてみようと思いました。
先日、インタビューを受けた。「よざさんは根明ですよね」と言われたので、必死に「自分の中の根明っぽいエピソード」を探した。
すると、ずっと忘れていた出来事を急に思い出した。脳の引き出しが開いたのだ。これが大変快感で、謎のアドレナリンが出た。
もっと脳の引き出しをバカバカ開けたい!
自分とは関係ない職業のインタビューにむりやり答えてみれば、より未知の引き出しが開くのではないか?実験してみました。
簡単にやり方を説明すると
ということです。
まずは鳴海さんに「カメラマンへの質問」をぶつけてみることにした。
「どうしてカメラマンになろうと思ったんですか?」
やっぱりむずかしいか、と諦めかけていると
その後も「お父さんめっちゃかわいい」「鳴海さんって家族いたんだ」「普段もっとそういう話してくださいよ」と盛り上がる。
鳴海さん自身も、この出来事をかなり久々に思い出したらしい。脳内を「カメラマン」というワードで必死に検索した結果、急にひらめいたそうだ。
これもう1人だけではなく、同じ質問にみんなで答えた方がおもしろいのでは? みんなでやってみよう。
次の質問は「猟師になったきっかけは?」になった。
全員、猟師になった気持ちで、でも嘘はつかずに答えてみる。
そんな中、私は「猟師」というワードを起点に小さい頃の記憶を思い出していた。
嘘の質問に答えようとしただけで、父親との思い出をわんさか思い出した。これだけでも脳が楽しいのに、話すと友達が笑ってくれる。なんだこれは、楽しすぎるぞ!
この後も私たちはこの嘘インタビューにのめりこみ、1時間半ずっと職業を変えて答えて笑ってを繰り返した。
いっぱいやってみてわかったことは
インタビューに答えるように話すと、嘘でも本格的な雰囲気が出てしまう。少し関連した経験があるだけでそれっぽく見えて面白かった。
また、服も職業に似ているとさらに雰囲気がでて笑ってしまった。
私たちは社会人になって出会ったので、飲み会でもよく仕事の話や、インターネットでのあれこれをよく話す。
が、この遊びだとひたすら原体験っぽいことを喋ることになるので、「過去の話」や「家族の話」などが出てくる。
まだ知らない友達の一面を知れて楽しく、自分もよりわかってもらえてハッピーだった。
やっぱり一番はこれだ。懐かしい曲を数年ぶりに聴くと「あぁー!」と脳が喜ぶように、懐かしいことを思い出すのはかなり気分が良くなる。
しかもいつも思い出すお決まりのものではなく、本人も予想できないことが思い出されるので本当に楽しかった。
「相撲取りになったきっかけは?」 をみんなで考えたが、全員テレビで見たことがあるだけだった。これがたとえば、地元で相撲が盛んで…とかならまだそれっぽかっただろう。
全員相撲に触れる環境がほぼなかったのだ。私たちが相撲取りを目指す確率ってかなり低かったんだな…と話した。
自分はいま子育て中なので、そうしたいろんな経験ができる場所が身近にあるっていいことなんだな……と教育のことなどを考えてしまった。嘘インタビューなのに…。
思い出す快感、嘘を演じる非日常感、わかってもらう嬉しさ、いろんな楽しみが押し寄せるいい会だった。
自分はライターなのでインタビューする機会がたまにあるが、まったく違うことも聞いてみようと思いました。
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