ダンボールの外に靴だけあると怖い
りば:次は底を組み立てて入りたいです
りばすとさん「底、組み立てていいですか?」わかりました。
組み立てたダンボールにせっせと入るりばすとさん。
りば:あーこれちょっと.....
りばすと「さっきの方がしっくり来ましたね」
まい:見る側としても「この人なにがしたいんだろう」感が出ましたね
りば:ふた閉めてみようかな
閉めるために体をおりたたむりばすとさん。こっち見ないで欲しい。
ふたが閉まり、ダンボールと靴だけが残された。
まい:靴だけ残ってるの怖すぎる
りば:外がどうなってるのかわからない! もしかしてこっそり帰ってませんか?
少し黙るだけでも不安がられるので、外から「ちゃんといます!」「大丈夫です!」と声をかけ続けた。
もそもそと出てきたりばすとさん「…これはですね」
そうなの!?
りば:せまくて暗いと、怖いです
まい:急に本当の子どもみたいな感想きた
りば:でかい箱に入る方が楽しかったな
ここで選手交代、まいしろのターン。
もぞもぞと入って...
閉めてもらった。
ふたたび靴だけに。
まい:外が見えないから不安になる!
りば:それなんですよね
まい:怖い、これけっこう怖い!
あと断熱力がすごすぎて暑かった。ので速攻で出た。
まい:すごい! 空気がおいしい!
ダンボール、入るときより出るときの方が楽しい説。
それぞれ体験したところで感想戦に。「世界から切り離された気持ちになる」「声だけが聞こえてくる」のほか、「窓は偉大」という話で盛り上がった。
ダンボールごしでも「地面の上かどうか」はわかる
りば:最後に、台車にちょっとだけ載ってみましょう
まい:だから台車持ってきてたんだ!
次はどうするんだろうと思っていたら、すでに考えてあったらしい。りばすと「台車のサイズもはかってきたんですよ」用意周到を通り越して怖くなってきた。
まい:りばすとさん、本当に計画的だな
りば:だってサイズが違ってて失敗するとか絶対イヤじゃないですか
準備について褒めるたびに「ここまで来て失敗したらイヤだから」と言われた。失敗に備えて周到に準備をするりばすとさん(左)、常にちょっとぐらい失敗してもいいやと思っているまいしろ(右)の写真。
りば:じゃあ入りますね
段ボールを置いた台車に座ります。
まい:どうですか?
りば:すごい!ダンボールごしなのに「地面じゃない」ってわかります!
りばすと「人間ってそういう違いわかるんですね!」想像以上に深い学びを得ている。
ほんのちょっとだけ押してみた。
りば:怖い!怖いです!
まい:全然大丈夫ですよ
りば:怖い! やめよう! 怖い!
押したとき、2センチぐらいダンボールが前に出ていたのが、「体半分くらい落ちてる気持ちになった」らしい。ダンボールは人の感覚を狂わせる。
りば:怖かった。台車持ってこなけりゃよかった
まい:自分の準備へのダメ出しが厳しすぎる
りば:ダンボールに入るまでは楽しかったのに
「怖いですよ」と忠告されながらダンボールに入るまいしろ。
まい「あーいいですねーこれ!目線が高い!」
同じくほんのちょっとだけ押してもらった。
まい「......。」
まい:全然怖くないです
りば:そうなんですか!?
まい「『ん?動いた?』って感じで、怖いとかはないです」
りば:そうなんだ......
まい:ジェットコースターの揺れに近いですね。ものすごく遅いし短いけど
りば:なるほど! それでわかりました!
「僕、ジェットコースターだめなんですよ」なんで台車に乗ろうと思ったんだろう。
りばすとさんは台車を持ってきたことを後悔していたが、こちらとしては、ようやく失敗らしい失敗があって安心した。
もっとこういうのお願いします!
※完全に安全な状況・方法で実験しています。台車に人を載せるのは危険行為なので、マネしないようにしましょう
⏩ ダンボール1個分のトンネルは短すぎる