多肉植物がうまく育たない問題
JUNERAY:
「多肉植物が枯れる」のは、もしかして日当たりが悪いのかなと思いました。
JUNERAY:
「徒長(とちょう)」って分かりますか? 葉っぱが密集せずに茎だけビヨビヨ伸びちゃうことなんですけど、日照不足だと徒長しちゃうんですよ。
最初の姿と比べて、葉っぱに対して茎の長さが長くなりつつあるの、分かりますかね? 倒れてきちゃってるのも、頑張って日の当たるほうに行きたかったのかもなと思って。
さくらい:
なるほど。かわいそう……。ということは、これは日の光が足りないんですね。
JUNERAY:
そうですね。それに水はけが悪いところにもすごく弱いので、即、根腐れして枯れたり。
さくらい:
水はけが悪いっていうのは、なにが悪いんですか?
JUNERAY:
植物が枯れる理由として一番ありがちなのが水のあげすぎなんですよ。水が根っこに対して多すぎると、「こんなに吸えないんだけど……」と、どんどんストレスになっちゃう。さらに日当たりが悪いと「エネルギーも少ないっす」みたいな感じになるそれでどんどん水に根負けして腐ってきちゃうんですよ。それが多肉植物だと起こりやすいので、雨が降るに任せて放置する人とか全然いますね。
さくらい:
じゃあこの部屋に置こうっていう考えがまず間違えだったってことですね……。
JUNERAY:
よく売られてるタイプの多肉植物は、そもそも室内向きではない気はしますね。うちのベランダに放置しっぱなしの多肉がいるんですけど、見るのが恐ろしいぐらい増えてて。
さくらい:
えー、いいなー。
JUNERAY:
日向で放置ぐらいがいいですよ。
JUNERAY:
水については、鉢に第2関節ぐらいまで指突っ込んでみて、指先に触れる土まで乾いてたら、鉢自体が乾燥してるってことだから水をやるんですね。植物ってメリハリが大事で、毎日お水あげちゃうと「なんかずっと食べ物が来るんですけど」「寝る暇がないんですけど」みたいな感じで弱ってきちゃうことがあって。
さくらい:
疲れるんだ……!!
JUNERAY:
ですね。なので、一回ちゃんと乾かして寝かせてあげて、指突っ込んで乾いたなと思ったら、水をめっちゃたっぷりあげて「よし、お食べ」みたいに……
さくらい:
なんかちょっともったいつけてるみたい。
石川:
一回、飢餓感を煽らなきゃいけないんですね。
JUNERAY:
そうですね。「なんかすごいお腹空いたんですけど」の状態にしないと食べてくれない。葉っぱも毎日観察して、たまに触ってみるといいですよ。「あ、乾いてんな」とか分かるから。
さくらい:
ペットのようにかわいがってる感じですごい。
JUNERAY:
もうでかくなりすぎてやばいんですよ。
さくらい:
えー、天井まである!!
JUNERAY:
ほんとどうしようって思ってます。
さくらい:
これはなんていう葉っぱなんですか?
JUNERAY:
これは「極楽鳥花」です。花が咲く品種もあるんですけど、これは葉っぱを鑑賞する品種なので、葉っぱがとにかくでかくなります。
さくらい:
傘になりそうですね。もしいま雨漏りしても雨避けになる。
JUNERAY:
うっかり巨大にしてしまって……。
さくらい:
いいなぁ……私もそんな葉っぱだらけのところで仕事したい……。
JUNERAY:
植物に囲まれて仕事してると監視されてる感あっていいですよ。
滅多に枯れないと言われるガジュマルを枯らした件
JUNERAY:
ガジュマルもさっき言ったような性質があって、水を貯えるんですよね。なので水あげなくてもすぐ枯れないので、ズボラな人もあんまり枯らさないんですけど……。
さくらい:
そうですか……。全然水をあげなかったら枯れたんですよ。しばらく存在を忘れてて……。
JUNERAY:
植物は絶対目につくところに置いた方がいいですよ。ベランダの隅に置いた鉢とか忘れるんで。
さくらい:
泣いてくれたりしたら分かりやすいんですけどね。もう生き返らないですよね……?
JUNERAY:
時期にもよります。何月ぐらいに枯らしましたか?
さくらい:
夏です。それから半年ぐらいずっと枯れた状態が続いてて。
JUNERAY:
土がカラカラな状態ですか?
さくらい:
土も木もカラッカラです……。
JUNERAY:
そしたら冬の間はちょっとずつ……鉢の底から水が染み出てきたらやめるぐらいの水やりを2週間に一度ぐらいしていただけたら。
さくらい:
それならできるかも!
JUNERAY:
カレンダーアプリにリマインダー入れていただいて
さくらい:
リマインダーいいですね!
JUNERAY:
もし「今は成長とか無理なんで、一回休眠します」って時期に入ってるだけだと、春に目を覚ましたりします。
さくらい:
そうなんですね。じゃあこれ、捨てなくていいんですね! 捨てる前提で「どうやって捨てたらいいのか」「普通に可燃物の日に出そう」みたいなことを書いてたんですけど。
JUNERAY:
ワンチャンあると思います。
さくらい:
そうなんだ!
石川:
生き返るっていうのは、具体的にはどうなるんですか?
JUNERAY:
ちっちゃい葉っぱが出てきます。そしたらなるべく窓辺の日当たりがいいところに置いてください。ピヨピヨ出てる枝みたいなのは、見た感じもう枯れてるんで、そこは切り落としちゃっても大丈夫です。
さくらい:
とにかく日当たりなんですね。雨が当たるベランダでも大丈夫ですか?
JUNERAY:
大丈夫です! 観葉植物はよく「直射日光ダメ」っていうんですけど、真夏以外の直射日光だとまずダメになることはないです。日に当てすぎて、葉っぱが焼けて黄色くなっちゃうようなことはありますけど、新しい葉っぱはちゃんと緑色をして生まれてくるので、もう本当に日当たり重視で置いたほうがいいです。
さくらい:
もう完全に枯れたと思って、濡れた布をかぶせて、部屋を加湿するのに使ってましたよ。大丈夫ですかね、これ。
JUNERAY:
あんまりよくないです。土からキノコが生えてくる可能性があります。
さくらい:
へぇーー……!! それはそれで楽しめたりしないんですか? キノコ好きなんですけど。
JUNERAY:
観葉植物に生えるキノコは1~2日で枯れます。キノコが生えたときは、風通しが悪いとか日照が足りないとか、湿度が高すぎる場合ですね。
さくらい:
じゃあキノコは育てようと思わないほうが良いんですね。
JUNERAY:
キノコに適した環境になっちゃってるということなので、観葉植物にとっては居心地がよくないんですよ。
石川:
布をひっかけるのはすぐにやめるということで……。
さくらい:
今日からやめます! 今すぐにやめます!!
チューリップの生え方が汚い件
さくらい:
これって球根を植える方向が悪かったんですかね?
JUNERAY:
チューリップは日の当たるほうにどんどん伸びてくる特性がありまして、さっきの多肉と一緒で「日に当たりたい!」という気持ちでこうなったのかも……。日当たりが悪いがゆえに土の乾燥が遅くて、「水分多いし、日当たり嫌だし、ここもイヤです!」の可能性もあります。
さくらい:
日当たりいいであろう外に置いてたんですけどね。
JUNERAY:
外でも、時間によって陰になっちゃったり、風が吹いてすごく寒くなる場所だとよくないかも。
さくらい:
確かに風よけがない場所だったかも。
JUNERAY:
チューリップって茎はそこまで硬くなくて弾力があるので、風が同じ方向に吹き続るとどんどん寄せられていっちゃったりはしますね。
さくらい:
なるほど……。今年は気を付けて育ててみます。