2025年2月(つぼみから8ヶ月)
それから8ヶ月が経ち、どんなようすかを見に行った。
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実が成っている! 緑色でかわいい。大きさは 1cm くらい。元気に育っているようで満足である。
農園の別の木をみると、すこし赤く色づいているものもあった。
こうやって少しづつ赤くなるのか。木や実のそれぞれで育ち具合も違うんだなと分かった。
2025年4月末(つぼみから10ヶ月後)
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そして4月末、 ふたたびようすを見にいくと、ちゃんと実が赤くなっていた!
その日は、コーヒーの木に興味があるという女性とその息子さんが農園に来ていた。いい機会なので実を見に行きましょうということになり、この場所には彼らと一緒に来た。せっかくなので息子さんに実を取ってもらうことにした。
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プチ、という感じで実が取れた。コーヒーの実をもぐのは、少なくとも日本では珍しい体験だと思う。少しでも面白がってくれたら嬉しいなと思った。
他の枝もくまなく見たが、他には色づいている実はないようだった。自分の木の成果(まさに成果、はじめて本当の意味で使った)は今年はこれぐらいのようだ。
といったことを国王の柳沢さんに話したところ、実の少ない木の場合には一定の保証をしてくれるそうで、農場の保有する木でとれた熟した実を数十粒分ゆずってくれることになった。
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栗みたいな色になっている。収穫した実を冷凍保存していたものを分けてくれた。
家で測ったところ、約100グラム分あった。柳沢さんによると、(欠点豆などを考えると)これでようやくコーヒー1杯分ぐらいになるそうだ。
コーヒーの精製に関する資料もいただいた。「ハニー」と呼ばれる精製方法が、(体験する意味では)おすすめとのことだった。
ハニーとナチュラルを試す
飲める量は少なくなるが、今回はハニーの他にナチュラル精製も試そうと思った(それぞれ後で説明します)。ナチュラル精製のコーヒーの風味が好きだからだ。基本的にそればかり飲んでいるので、どんなふうに作られるのか見てみたい。
大前提として、今回の目的は過程を体験することだ。おいしいコーヒーを飲みたいならお店で飲めばいい。今回はいろいろ体験して実際に見てみたいのだ。

