特集 2019年9月24日

チョークアートでダイイングメッセージ

犯人の似顔絵を描いたダイイングメッセージ。

おしゃれなカフェにはチョークアートがある。あれをマネして、ダイイングメッセージやドッキリ大成功の看板を描いてみた。やっているうちに超初心者が気をつけるべきポイントが分かったので説明します。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

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チョークアート、おしゃれだ

おしゃれなカフェには黒板が立ててあって、メニューなどがおしゃれに書いてある。あれを見ると、ここはおしゃれなカフェなのだな、と分かる。

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黒板ならではの良さがある。
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飲み屋さんにもある。

チョークアートと言うらしい。『チョークアート カフェ』などで画像検索すると、もっともっとグイグイくるおしゃれな看板がたくさん見られる。

そして検索結果を眺めていると、チョークアートのコツを解説するページもたくさん見つかった。読んでいたら僕でもできる気がしてきたのでやってみることにした。

やってみたら、経験値皆無の人間でもここを抑えればなんかそれっぽくなるぞ、というポイントが分かったので順に紹介します。

カフェっぽくなる書き方1. 真ん中に筆記体を書く

努力のいらない最高のテクニックである。なんでもいいので黒板の真ん中に筆記体を書けばいい。おしゃれなカフェみたいになる。

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Dokkiri Daiseiko(ドッキリ大成功)

筆記体の一文字目は思い切って大きく書くといい。しかし筆記体なんて普段書かないので覚えていないと思う。『筆記体』と検索して見本を見ながら書こう。

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Han-nin is Tanaka(犯人 is 田中)

ダイイングメッセージだ。犯人が去った直後、死の間際に黒板とチョークを用意して筆記体を書いた。余裕のある被害者である。その時間で救急車が呼べたかもしれない。

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Taishoku Todoke(退職届)

でかい退職届だ。しかし退職への決意については軽薄に感じる。筆記体だからだろう。

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Jikka ni kaerasete itadakimasu(実家に帰らせていただきます)

夫婦喧嘩をした翌日。仕事から帰ると妻の姿がない。食卓にこの看板が置いてある。「でかいな」と思うだろう。

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カフェっぽくなると思ってハートと効果線を描いてみる。

こうなるともうわけが分からなくて良い。

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Makide(巻きで)

テレビ番組のスタッフが出すカンペも、おしゃれなカフェみたいになる。読みづらいので出演者から怒られそうだ。

そのリスクを背負って、おしゃれなカフェっぽさを得よう。何かを得るためには何かを捨てなければいけない。

カフェっぽくなる描き方2. 文字をがんばって描く

筆記体はそのまま書いてもそれっぽいのだが、他のフォントを描く場合はがんばって丁寧に描く。カフェらしくするために大事だからだ。

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突然ただのカフェの看板ですが『Coffee』とがんばって描いたので。

文字の、細いところと太いところの差をはっきり出すのが大事みたいだ。

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GOJIYU ni DOZO(ご自由にどうぞ)

お茶碗とか木の端材とかがカゴに入っているアレだ。こういうフォントは、高さを揃えて描くのが大事っぽい。あと色んなフォントを混合させるのもカフェらしさに繋がっていそうだ。

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ここで一旦、本物の「ご自由にどうぞ」を見ましょう。
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パソコンに、パスワードをメモしたふせんを貼る人がいるが、それをチョークアートみたいに描くとこう。

これも、文字の太い線と細い線の差をはっきり出すと良い。縦が太いフォントが多いみたいだ。

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本当はこう。

カフェっぽくなる描き方3. 飾りは、枠、葉っぱ、効果線

装飾をたくさん入れて、ぎっしりしたものを描きたい場合は枠、葉っぱ、効果線が便利だった。もちろん他にも色々なモチーフがあるのだが、この3つはスペースを選ばず簡単に描ける。

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さっきのカフェっぽいやつは装飾をたくさん入れた。
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枠、効果線。リボンや鳥もあるとカフェっぽかった。
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HAN-NIN(犯人)

ダイイングメッセージである。死の間際に、犯人の似顔絵を描いた。効果線は、あまり密にしすぎずざっくり描くとカフェっぽかった。

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ドッキリ大成功

効果線や葉っぱがある。これを出されたらドッキリのターゲットもほっこりするかもしれない。

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これは買い物のメモだ。

イラストを入れてもいい。慣れないと細かく描くのが難しいので、思い切ってシンプルに描いちゃうのも良かった。

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勝訴
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テレビ番組のスタッフのカンペ

「そろそろ番宣いきましょう」と書いてある。大丈夫だろうか。描き込んである間に収録終わらないだろうか。

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筆記体っぽく「そろそろ」と描けたところが気に入っています。

カフェっぽくなる書き方4. 下絵を描く

最後に、そりゃそうだ、というテクニックなのだが、下絵を描いておくと計画が立てられて描きやすかった。

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下絵。

「手にサラダ油を塗ると何を描いてもうまくいく」みたいな情報を期待してしまうが、実際やった時本当に効果的なのは、こういう堅実な方法である。

悲しいことだけど、これはこれで楽しいのでやるべきだ。

何しろ筆記体が良かった

以上、素人が突然チョークアートをやろうとして感じた、カフェっぽさを出す4つのテクニックでした。

  1. 真ん中に筆記体を書く
  2. 文字をがんばって描く
  3. 飾りは、枠、葉っぱ、効果線
  4. 下絵を描く

一番良かったのは、やはり一つ目のテクニックだろう。簡単で良い。

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Han-nin is Tanaka

何を書いても良いのだ。「結婚しよう」でも「戸棚におやつがあります」でも「◯月◯日 14時 新宿駅西口で待ち合わせ」でもなんでもおしゃれなカフェっぽくなる。

楽しいので良いフレーズを思いつき次第書いていきます。


日本語は難しい

今回、アルファベットをローマ字で書いたが、日本語をカフェっぽく描くのが難しかったからである。

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こういうシャッシャッーとなっているフォントのチョークアートがあったので、それをマネして「勝訴」と描いてみたがなんか違う。
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こんな感じのクルクルした筆記体もあるよなーと思ったが、これもなんか違う。「令和」と描いてある。

もし上手な方がいたらやってみてくれませんでしょうか。「勝訴」と描いてあるチョークアートが見たいです。

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