はじめに
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ライターの地元のうまいものを紹介してもらいます。今回はきだてたくさんから、地元のイチ推しの食べ物の紹介です。
きだてたく
極太麺がむっちむちな川越
「まことやの太麺焼きそば」
今でこそ「川越といえば、焼きそば」というのも通じるようになったんだけど……と書き出してから不安になったんだけど、大丈夫だろうか。いちおう名物らしいんだ、埼玉県川越市の焼きそば。
僕は10年ほど前だったか、仕事の打ち合わせで川越に行き、そこで得意先の人に「お寺の境内で売ってる屋台の焼きそばがすごい美味しくてね」と教えてもらったのだ。
いや、そんなもん美味いわけあるかい!と思いつつも話に聞いた蓮馨寺というお寺さんに行ってみたんだけど、「まことや」とのれんのかかった屋台の焼きそばが、まぁ流れからご想像の通りビックリするぐらい美味かったというわけ。
焼きそばの麺は“関西の太麺、関東の細麺”というのが定番らしいんだけど、ここの焼きそばは関西人の僕でも「マジかー」と声が出るぐらいの極太麺で、ズビッとすすると口の中がむっちむっちの歯応えでいっぱいになる。
この極太麺を、おじさんが巨大なヤカンからなにか液体を注いでジャーと炒めてる。「それ、なんです?」と聞くと、鶏ひき肉で取ったスープとのこと。しかもひき肉がゴロゴロ入ったままなので、これが具材にもなるという仕組みだ。
ソースはやや甘め&ちょい酸味とスパイス感ありタイプで、食べているとなかなかクセになる感じ。もしかしたら好みは分かれるかも知れないけど、個人的にはほんと好きな味なのである。
これでがっつりハマってしまい、以降は仕事とか関係なく、「焼きそば食べたいなー」と思う度に電車で1時間ぐらいかけて川越に出向いていた。
しかし、つい先日に僕はJR川越線の沿線に引っ越してきた。川越まで電車で15分。もう地元メシ扱いでいいでしょ。こんな手軽にあの焼きそば食べに行けていいの?最高じゃん。
ちなみに現在は店主のおじさんが体調崩したとかで、屋台は土日のみの営業。なんだけど、お寺の門前通りに店舗(本店)ができているので、いつでも食べることはできる。
屋台の吹きっさらしで食べるあの侘び感が無いのは寂しいけど、本店の方では「小江戸ぉむ」(オムソバ)や「ごちゃき」(オムソバ+カレー)なんてバリエーションも増えてるんで、それはそれでありがたい。特にオムソバは、あの極太麺のむちむち感とふわふわ卵の組み合わせが魅惑的過ぎなのだ。
終わって解説です
お寺の境内で売ってる屋台の焼きそばがすごい美味しい。と教えてもらい蓮馨寺の「まことや」へ行き実際食べたきだてさんのレポートです。極太麺の焼きそば+オムレツの「小江戸ぉむ」の写真撮るの、うますぎませんか?
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