ちょっと聞いてよ 2022年12月22日

タバスコで一番うまいのは「チポートレイソース」説

「タバスコ チポートレイソース」があまりにうまく、筆者宅ではついに3本目のボトルが開いた。

スモーキーないい香りだし、冬にかかせないあの食材と、最高に相性がいい……!

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの花屋。花を売った金で酒を買っている。

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もはやホットソースの定番と言ってもいい、タバスコ。そのシリーズに、「チポートレイソース」というものがあることをご存知だろうか。

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それがこちら。チポートレイ(チポトレ)とは、燻製した唐辛子を原料とする香辛料である。

辛さ指数であるスコヴィル値が1500-2500と、オリジナルのタバスコ(2500-5000)よりも低い。つまり、あんまり辛くなく、食べ物に塩味とスモーキーな香りを足せる最高のソースだ。

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たとえばタバスコをかける料理の定番、スパゲッティ。これは市販のパスタソースのペペロンチーノだが……
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チポートレイソースをかけると、バーベキューソースのような旨味が広がる。これだけかけても辛さは「辛くないことを売りにしているキムチ」くらい。

もちろん他のパスタソースにかけてもおいしいし、ピザやグラタンにも合う。味変アイテムとして優秀なので、筆者は何にでもかけているが、特におすすめなのがこちら。

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生牡蠣!!!!

スコッチウイスキーをかけて食べるという話があるくらい、生牡蠣にスモーキーな香りは合う。そしてタバスコは牡蠣のために開発されたのではという噂があるほど相性のいい調味料だ。

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食べる前からおいしいことがわかる。わかるならいっそのこと食べなくてもいいんじゃないか?(?)

この組み合わせを知ってから、筆者宅では生牡蠣を買うたびにポン酢やレモンではなく、チポートレイソースを使うようになった。

タバスコは唐辛子の発酵食品で、ワインよろしくオーク樽で熟成されているそうだが、そのおかげかコクのある旨味が引き立つ。牡蠣の生臭さを消して、代わりに食欲をそそる香りを与えてくれる、絶妙な連携プレーである。

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箱には「MAKE Everything BETTER!(すべてをより良く!)」の文字。実力に見合う自信。

そんなわけで心からおすすめしたいのだが、残念なことに売っているお店が少ない。カルディではどの店舗でも見つけられず、Amazonや楽天でかろうじて買えるな……?というレベル。

筆者は隣駅のスーパーで売られているのをようやく見つけて、「お客さまの声」シートに「チポートレイソースを売ってくれて本当にありがとう、これからも売ってほしい」という旨のお手紙を書いたほどだ。

ただ知名度が低いだけで、お店にリクエストすれば取り寄せてくれるのかもしれない。そこまでしてでも入手する価値がある。

チポートレイソース、ぜひ一度はご賞味あれ。

 

ハラペーニョソースも辛さ控えめで、爽やかな香りがしておいしいよ!)

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